世界陸上ドーハでの100メートル予選に、史上最強の呼び声高い日本代表選手達が出場しました。9秒台の3人は予選でどのような走りを見せてくれたのでしょうか。ちなみに予選では3位までが無条件で準決勝進出、4位以下はタイムにより選出されます。
【動画】世界陸上ドーハ100m予選
13分20秒から桐生祥秀、小池祐貴は17分5秒~、サニブラウンは20分45秒付近からです。
以下準決勝進出者タイム順です。
9.98 コールマン
10.01 シンビネ
10.06 ガトリン
10.07 ブレイク
10.07 ジェイコブス
10.08 ヴィコ
10.08 ヒューズ
10.09 サニブラウン
10.11 オリベイラ
10.13 ドグラス
10.14 エケクヴォ
10.14 ロジャース
10.14 シセ
10.16 ブラウン
10.18 桐生
10.19 マタディ
10.19 謝
10.19 ジェミリ
10.20 トルトゥ
10.21 小池
10.21 バーネット
10.21 蘇
10.21 トレーシー
10.23 エドブルン
サニブラウン…全体8位。組3位で準決勝進出!
桐生…全体15位。タイム枠1番手で準決勝進出!
小池…全体20位タイ。タイム枠2番手タイで準決勝進出! pic.twitter.com/SAke3sIh7X— ぶっっ@9/29印西関東大学女子 (@tururinnko) 2019年9月27日
サニブラウンは3位だったので着順で準決勝に。桐生祥秀と小池祐貴はタイムで辛くも準決勝進出を決めました。結果的に3人とも予選突破となり一安心です。
準決勝、決勝予想
予選全体を見て思ったのはやはりアメリカ代表コールマン選手の盤石ぶりでしょうか。一人だけ予選で9秒台をたたき出していました。
しかも最後はかなり流していたので、ジャマイカのパウエルのように決勝になるにつれて走りが硬くなる致命的な欠点でもなければ、このまま金メダルを取ってしまいそうです。
Tight-lipped Christian Coleman sets pace at worlds
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— TOI Sports (@toisports) 2019年9月27日
コールマンは身長175センチとかなり小柄ですが物凄い力強い走りでした。
あとは37歳のガトリンがかなり力を維持していたのも驚きです。最後は流して10秒06と自身の組をトップ通過です。過去に薬物使用があったのでクリーンなのか疑問はありますが、年齢を考えると凄い事は間違いありません。銀メダルか銅メダルの候補になりそうです。
サニブラウンは3位通過でしたがスタートがかなり遅れていました。準決勝はスタートでミスしないこと、決勝でスタートが成功すれば銅メダルはあり得ると思います。
小池祐貴はかなり試合前緊張しているように見えました。レースも力を出し切ったとは言い難いです。桐生祥秀も相変わらず大舞台では体が硬くなってしまいます。リレーだとリラックスしているんですが、個人種目ではどうしても100の力を出し切れないです。
技術的なことなのかメンタルの問題なのか分かりませんが、解説の朝原宣治さんと末續慎吾さんも走りが硬いと分析していました。
応援はしていますが、ここはもう改善されない気がします。アサファパウエルも結局大舞台で真価を発揮することなく引退してしまいました。とネガティブな事を言ってしまいましたが、桐生祥秀には準決勝以降でこの考えを裏切って欲しいです。
リレーは期待できる
サニブラウン ドーハ入り! 男子100mで9秒97の日本記録を持つサニブラウン・アブデルハキーム選手がドーハ入り。前回の世界陸上ロンドン大会では男子200mで史上最年少で決勝進出。今大会は100mと4×100mリレーに出場するサニブラウンに期待がかかります! #TBS #世界陸上 pic.twitter.com/B7iezrjiis
— 今夜開幕 世界陸上ドーハ TBSテレビ陸上 (@athleteboo) 2019年9月24日
【世界陸上】
100m予選終了時点で3名の選手が準決勝に進んだ国は3カ国
アメリカとイギリスと日本だけ。
4×100mRは三つ巴の戦いになりそう。
[アメリカ]
コールマン、ガトリン、ロジャース
[日本]
サニブラウン、桐生、小池
[イギリス]
ヒューズ、ゲミリ、エドブラン— 井原 直樹 (@KING_nao) 2019年9月27日
ライバルはアメリカとイギリスです。ジャマイカもベテランのヨハンブレークなどが頑張っています。
かつてほどバトンパスにアドバンテージはありませんが、それを補って余りあるほど個々の走りはレベルが上がっています。3人が9秒台で問題なくバトンパスできるので銀メダル、あわよくば金メダルを期待したいです。