日大―関学大の定期戦で度重なる反則行為をした日大守備選手に対して、対外試合出場を禁止するなど、大学アメフトを管轄するアメフト関東学生連盟にしては、珍しく厳しい処分となりました。
普段は全く話題にならない日本のアメフト。アメフトのルールも知らない人がほとんどですが、さすがにこれを見てこれがアメフトなんだぁとは思わなかったようです。
今回はアメフトの枠を超えて問題が世間に届いてしまったので連盟としても対外的に止む無くといった感じでしょうか。
タックルを受けた選手はそのタックルで負傷し退場。
反則を犯した選手は、その後も反則行為を繰り返していたらしく、総合格闘技の試合か何かと勘違いしていたのかのかもしれません。しかもこの処分された選手は大学アメフトの日本代表だったらしいですね。
どの程度の反則だったのか、振り返ってみましょう。
反則タックルの動画
画面右です。
コースアウトしたミニ四駆のように暴走してます。
別角度から
こちらは画面右上。
かなり悪質ですし危ないです。
相手も虚を突かれており背中や首に一生ついてまわる大怪我してもおかしくないので、余程の事情が無い限り永久追放でもいいのかなと思ってしまうレベルです。
今のところは軽症と聞いてますので、それは不幸中の幸いでした。
タックル選手の顔画像
宮川泰介という選手’らしい’です
宮川泰介 pic.twitter.com/Qsik8d4i45
— マジすか!なるほど!な情報を提供するブログ (@majisuka_net) 2018年5月10日
この方。
思いきりのいいプレーをモットーにしてますが、ちょっと思い切り良すぎました。
一部ではこの選手のルーツまで探るような(平たく言うと在日ではないか等)動きもあるみたいですが、それは違うと思います。
ただやったことは悪質なので、重い処分をされても仕方がないですね。
もしかすると就職にまで影響があるかも分かりませんが、やったことが個人でなく大学ぐるみだったり、監督からの指示も影響しているのであれば、一人で泥を被ってコネで就職という着地になりそうな気もします。
日大監督の内田正人の指示か
問題発覚直後には
「力が足りていないので必死。(退場になったDLの選手に対しても)闘志が足りていなかったので、様々な形でプレッシャーをかけていた。それが私のやり方」
とかなり強気なコメントをされていたので、監督の指示も影響しているのかなという感じがします。
指示がどの程度具体的だったのかは不明ですが、例のタックルを問題視していないようですし、このような潰し行為を日常的に容認、推奨していたんでしょうか。
将来の就職のこともあるのでタックル選手一人が泥を被りそうな気もしますが、問題の本質は別のところにあるのかもしれません。
処分は甘い?
対外試合出場禁止は、律委員会の調査終了後の追加処分が決まるまで、とのことなので現在はまだ保留です。
ただアメフトの関東学生連盟は以前にも
以前から、連盟は処分がぬるい印象。
早稲田大の集団女湯のぞき事件の時は、のぞきなどをした選手50名がリーグ戦の1〜3試合目出場停止となったが、これは大学側の処分。(4試合目より復帰。結果:ブロック2位)
連盟は戒告処分のみ…あんなコメントの日大監督に、厳重注意だけでいいのか…?#アメフト pic.twitter.com/BVtbAeBELD
— 孫悟空@時給950円 (@vNX2SBCqWHhyjjE) 2018年5月10日
このように女子風呂覗き事件のときも、甘い処分だったようなので、今回も世間の判断よりは軽くなるかもしれません。
しかし覗き行為とは。これも監督の指示だったんでしょうか。
悪意がない可能性も
どう見ても悪質ですが、この選手にも言い分があるかもしれませんので考えてみました。
友達だった
タックルをした選手が友達で、ついやりすぎてしまった可能性。
悪ふざけにしては過ぎますが、普段こういう遊びをしていたのであればかばう余地はあるかもしれません。
脳に障害
これは冗談じゃありません。
アメリカでは、アメフトによる脳への後遺症が社会問題になるほどで、とにかくコンタクトの激しいスポーツなので、この選手も何らかの問題を脳に抱えていた可能性はあります。
脳がおかしくなって体が暴走したり、タックルを受けた選手が爆弾を持っているような幻影が見えたりと、悪意と違うところに原因があるかもしれません。
以前サッカーの試合でも突然脳が誤作動を起こして、想定の範囲外の動きを起こして亡くなった選手もいました。
この可能性があるのであれば、しっかりと検査する必要があります。
監督の指示
これは先ほどあげましたが、かなり具体的な指示であれば、選手というより監督が主犯になってしまいます。
と色々あげてみましたが、可能性が0ではないものの、言ってる自分でもかなり庇うには無理のある事件だと思います。
アメフトは危険すぎる
この競技は本当に危ないですよね。
アメリカでは既に頭からでなく、肩から当たるタックルを模索しているみたいですが、いくら大人気といっても怪我が多すぎては釣り合いません。
選手も連盟もファンもそれぐらい危険な競技であるということを、今一度確認して手綱を締めなおしたほうがいいかもしれません。