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バスケ日本代表売春で逮捕!?JOCの行動模範とアジア大会から帰国の真相

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インドネシアジャカルタで開催されているアジア大会で、日本選手団の不祥事第一号が誕生しました。

やらかしたのはバスケットに参加していたBリーグ所属の4名。橋本拓哉、今村佳太、佐藤卓磨、永吉佑也らがジャカルタの歓楽街に繰り出し、買春をした疑いで強制帰国です。

↑ジャカルタの売春宿。こんなお店にいったのでしょうか。勇気ある行動ですが、この攻めの姿勢は試合で見せて欲しかったです。

山下泰裕団長も謝罪

現役時代の柔道の試合の時以来のお辞儀じゃないでしょうか。

仕事の一環とはいえ、日本の英雄山下泰裕にこんな下らない事で頭を下げさせるとは…バスケの4名にはしっかり反省して欲しいです。

 

緊急強制帰国の真相

山下泰裕団長の言葉を紐解いてみます。

「深夜に買春することは許されない。お金を払ったかは確認していないが、たぶんそうであろう」とのお言葉。

引っかかる点は2つ。’深夜に’と’多分’という言葉です。

 

深夜だから駄目?

深夜の買春が許されないと言っていますが、売春に時刻は別に関係ありません。恐らくこれは「公式ウエアを着ての深夜外出」も懲罰の根拠となっているJOC行動模範に反するため、その意識が至らない表現になっただけだと思います。

ツイッターなんかでは言葉尻を取り上げて叩かれていましたが、誰だって言い間違いはあるのでネチネチ言っても生産的ではありません。

 

買春と確定はしていない

そして多分買春というのが凄く気になりました。

つまりまだ確定はしてないわけで、疑惑の段階で帰国させる手筈となったわけです。性行為もしているため褒められた行為ではないですが、買春じゃなければ強制帰国させるほどでもないはずです。

 

帰国させた理由

私が思うに、買春により逮捕されてしまう可能性があったので、むしろ選手を守るために帰国させた可能性もあるんじゃないでしょうか。

東南アジア諸国で刑事裁判とかなった日には、もはや日本選手団では介入できなくなってしまい、最悪何年も帰国できなくなってしまいます。ですので選手達は「無事帰国出来て良かった」と反省と同時に感謝もすべきです。

※インドネシアで買春は条件付きで合法ですが、その辺の適当な店では違法。ただし警察や検察も黙認状態で、敢えての放置ですが、日本選手団というオフィシャルな存在を捌く事になれば黙認は通用しないはずです。

仮に相手が16歳未満だった場合

Pasal 88
Setiap Orang yang melanggar ketentuan sebagaimana dimaksud dalam Pasal 76I, dipidana dengan pidana penjara paling lama 10 (sepuluh) tahun dan/atau denda paling banyak Rp200.000.000,00 (dua ratus juta rupiah).

第76条I項に規定する条項に違反する者は、10年以下の懲役及び/又は最大2億ルピアの罰金を科される

10年以下の懲役と罰金2億ルビア。1億ルビアが75万円だから約150万円ぐらいの罰金ですね。罰金はともかく懲役刑はかなり重めに設定されています。

今回の即強制帰国は英断でしたね。

バスケットアジア大会不参加の話も

バスケット日本代表は、1次リーグ1勝1敗で、カタールに勝利したばかりでした。次戦は香港相手ですが、12人中4人が帰国したことで、出場停止の処分も話には上がったようですが、とりあえず8人で戦うようです。

出場停止にする必要はないと思いますが、ただバスケットはサッカーと違って交代枠に制限がなく、8人でリーグ戦を戦うというのは相当不利になってしまいました。

バスケットは国内でもプロ化され、Bリーグとしてうまく軌道に乗っていただけに、今回の件は暗い影を落としてしまいました。

 

JOCの行動模範とは

公式ウエアを着たうえでの深夜の外出」「買春」この2つがJOCの行動模範に違反しています。

ただ税金で国外に遠征して、そこで歓楽街に繰り出したりってことまで叩かれていましたが、そこは別にいいと思います。税金で遊ぶならまだしも、彼らが勝ち取った権利で海外にいっているわけですから、自分のお金で遊びに行くぐらい許容してあげて、と思ってしまいます。

性行為自体も問題ないですね。サッカーのロマーリオだって遊びまくっていましたし、性行為していたからやる気がないと判断する術はこちらにはありません。

あくまで買春が問題だっただけです。勿論現地での路上ナンパとか極端なのはいけませんけど、法と常識の範囲内であれば性行為する権利ぐらいあるはずです。

 

行動模範が曖昧

行動模範の文言を具体的な表現に変えた方がいいかもしれません。選手によって品格や倫理観の解釈にかなり差があるので、もう少し具体的なルールで縛らないと今後も同様の問題が起きてしまいます。

まあ曖昧な表現のほうが捌く側にも都合が良かったりはするのですが、日本代表なんて脳筋が多いわけですから、どうとでも解釈できてしまう表現だとピンと来ない選手もいるはずです。

 

ツイッターも炎上

当然ですが、批判的な意見がかなり多かったです。

 

まとめ

ほんの10年ほど前までは、東南アジアで買春なんて割と気軽に手を出す人もいたんですが、もう駄目ですね。日本国内での飲酒運転のようにここ10~20年でかなり厳しくなりました。

(私は飲酒運転も買春もしたことありません。というか風俗が嫌いです。)

今回のバスケット夜のカルテットもそんな悪い意識はなくて、海外に遊びに来たノリでやってしまったのかもしれませんが、許される行為ではないので、しっかり反省してそのエネルギーを今度はバスケットで発揮して欲しいところです。










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