勝負決したと感じているのは私だけでしょうか。
日本体操協会パワハラ問題の主役となっている塚原千恵子、塚原光男夫妻ですが、9月6日発売の週刊文春に対してさし止め要求をしていたようです。
【塚原氏側 文春に差し止め請求】https://t.co/m7sGUnANYJ
日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長と副会長の光男氏を巡る週刊文春の報道を巡り、塚原氏側が東京地裁に事実上の事前差し止め請求。東京地裁は「要件を充足しない」として却下。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年9月5日
週刊文春で報じられる予定の記事内容が衝撃的だったので紹介します。
週刊文春概要
中吊り広告で大体の内容が分かるのですがそれがこちら
ざっくりまとめると
往復ビンタ、膝蹴りの暴力行為
内村航平にも嫌がらせ
テレ朝のアナウンサー宮嶋泰子との癒着
小室さん消える
このようになっております。
特に自身も暴力してたという件は、もし事実ならかなりヤバい状況です。ただ世間で言われているような即死案件というわけではないので、それらの事について。
自分も暴力してた
往復ビンタ、膝蹴りという速見コーチもびっくりの暴力を振るっていたと証言があるようです。
ただ塚原千恵子による暴力行為は、3年前か7年前だったという話もあります。しかしながら速見コーチの処分も過去の暴力行為を罰した経緯があるので、その基準を元にするならば、塚原千恵子も同じように罰せられるべきではないかと言われています。
概ね同意なんですが、そうとも限らないケースは考えられます。
法の不遡及
まず塚原千恵子の暴力行為が、問題行動として協会で既に処分が下されていた場合(お咎めなしも含めて)、それはもう決着のついた問題なのでこれは再び蒸し返す事ではありません。
ただ法の不遡及という概念があるように、数年前のスポーツ界では体育会系の悪しき慣習がまかり通っていたので、速見コーチを過去の暴力で処分したからといって、それをそのまま塚原千恵子の暴力に流用するのもできないはずです。
ただこの辺の考え方は理屈ではそうなるという話で、人の感情や世間というのはまた別ですし、実際問題塚原千恵子が過去に暴力行為していたのであれば、世論は完全に宮川紗江の味方になるでしょう。
そうなるとやはり体操界からの完全失脚は免れません。
内村航平への嫌がらせ
こちらも事実なら大問題ですね。
嫌がらせというのは具体的に、内村航平がNTC(ナショナルトレーニングセンター)を使用する事を妨害したとのこと。
ただ内村航平は塚原光男氏以上の実績があるので、いくら体操界で権力を持っていてもそう簡単に嫌がらせなんかできないはずなんですが、もしまかり通っているとしたら日本の体操を取り巻く環境を疑ってしまいます。
よくぞそんな環境で個人総合でオリンピック2連覇できたものです。
内村選手は年齢に抗いながら東京五輪での3連覇を目指して人生を懸けて戦っているわけですから、一番の味方であるべき協会が足引っ張ってどするんだって話です。
NTCに関しては、企業同士の細かい運用ルールがあるのかもしれないので塚原夫妻というより体操協会の問題かもしれませんが、何れにせよ内村選手クラスが制限をかけられるのは理解不能です。
ツイッター炎上
塚原夫妻の文春さし止め行動に対してお祭り騒ぎになっていました。
いい働きしますねー!
明日の文春買います。もっと塚原の証言頂戴!
ベッキー以来めちゃくちゃ久々に文春買うっていうw。— つりやま (@skykoro) 2018年9月5日
佐藤大和弁護士のやり口の1部ね、ドンファンの時も出版差し止め請求か何かやってた、これって前々からバイキングで自分の提訴のやり方の1っって言うてた
— キーボー (@vNSdK1RIHNPHm8c) 2018年9月5日
明日の週刊文春はかなり注目だね。
塚原嫁が自ら文春記事を真実だから販売差し止め申請したって認めたようなもんだし下手うったね。
そして佐藤大和弁護士もバイキングで知名度上げてたけど今回の塚原夫妻の弁護で評価下げるだろうね
— TAKA (@taka51745174) 2018年9月5日
内村選手にも練習妨害行為があったとか、本当なら黒でしょう💧
— mie (@anjianji77) 2018年9月5日
塚原光男氏がインタビューで語った通報者、レインボー体操教室関係者(代表北折明子)発の文書(バイキング9/5)は塚原組織が作成指示の可能性がありませんか?。レインボーは宮嶋泰子(塚原千恵子とズブズブ)らに取り込まれている(HPから急遽削除写真参照)。塚原組織による速見コーチ陥れ疑惑濃厚。
— tasaピ− (@tasapy) 2018年9月5日
文春
いい働きするな!!!塚原の証言もっと頂戴!
差止め請求とか必死で笑う。
明日の文春買います!ベッキー以来かなり久々に買いますw。
いい働きしますねー— つりやま (@skykoro) 2018年9月5日
このおばちゃんは、許されないな!
— Beer (@Beer45653328) 2018年9月5日
致命的な証拠ではなく、印象が悪すぎると考えての差し止め要求だったのかもしれないですが、完全に裏目に出てしまいました。
ボクシングでいうなら12R終盤で塚原千恵子は大差判定負けで血だらけ、宮川紗江は元気いっぱいの状況なので、余程の事が無い限りこのまま試合終了となりそうです。
宮川紗江の勝利なのか
そもそもこんな騒動に巻き込まれた時点で勝利というのも不謹慎かもしれませんが、一応今回の訴えを勝負の括りとします。
塚原千恵子と光男氏は失脚という事になるんでしょうけど、宮川紗江の要求としては速見コーチの復帰もしくは処分軽減で、それは現実的に難しいのかもしれません。
そしてこの体操協会のお家騒動ですが、東京五輪を前にして女子レスリングのように弱体化ということにならなければいいのですが大丈夫なんでしょうか。中期的な視野で考えると、どちらの騒動も恐らく日本にとってマイナスにしかなっていないです。
ということで週刊文春の記事について触れてみました。