メジャーリーグ 野球

ダルビッシュ不調の原因 年俸22億の大型契約もカブスの不良債権

投稿日:

ダルビッシュ有投手がかなり厳しい状況に陥っています。2018年のシーズンから6年契約の1億2600万ドルの大型契約(年俸ベースだと約22億円)となったはいいものの、怪我や不調などで所属するシカゴカブスの不良債権と化しています。

今シーズンは現段階で2試合投げて、防御率8.1、イニング6回2/3と散々な成績で、去年休んだことも考慮すると、契約がなければ本来はローテーションから外されたり一度マイナーに落とされたりしても仕方がないぐらいの酷い結果です。

カットボールなど一部さすがダルビッシュというような球もありましたが、当初からの課題だった制球力は一向に改善せず、今後にかなり不安を残す内容となっています。

 

過去2試合の投球動画

2試合目のアトランタブレーブス戦。

1試合目のテキサス・レンジャーズ戦。これまでは「困った時はスライダーで三振or四球」でやってきたんですが、かつてほどスライダーが機能してくれません。

ストライクゾーンからボール球になるスライダーは三振を取るには良かったんですが、相手打者が振ってくれなくなると厳しくなってしまいます。ちょっとした微調整でどうにかなるような状態に見えないのがかなり心配です。

 

不調の原因は

張本勲さんは、

「まだちょっと後遺症があるんじゃないかというくらい。腕の振りが小さい」

このように言ってました。怪我と手術の影響があると分析しているようです。あまりの不調ぶりに喝すらなく普通に心配されてました。

個人的にも手術の影響はかなりあると思います。投手は通常ではありえないような動きを、繰り返し精密に行うので、ちょっとしたことで歯車が狂ってしまいます。

ダルビッシュが受けたトミージョン手術はMLB経験のある日本人は以下の投手が受けています。

大塚晶則2008年、2009年、2010年
田澤純一 2010年
松坂大輔 2011年
和田毅 2012年
藤川球児 2013年
ダルビッシュ有 2015年

成功率が高いといわれている手術ですが、球速が上がるという迷信はリハビリの間に行った筋トレなどのおかげという説のほうが正しい気がします。

(トミージョーンの成功例はNPBでは村田兆治さんなどがいます。タフな投手でした。)

あとは以下のような理由が挙げられています。

・落ちる球がない

・筋トレしすぎ

・劣化

・SNSでレスバトルしすぎ

・フォートナイトしすぎ

・単に調子が悪いだけ

単に調子が悪いだけだったらこれから収束してくるので気にしなくていいですが可能性としては低いでしょう。偶然では片付けられない必然的な要因が揃いすぎてます。

 

スプリット、フォーク

メジャーリーグではとにかく落ちる球が有効なので、スプリットやフォークを勝負球として投げられないのも痛いです。(MLBでは落ちる球を投げると投手生命が短くなるとかで元々投げる投手が少ないらしく、野茂のフォークや上原浩治、田中将大のスプリットは非常に有効)

ダルビッシュはNPB時代七色の変化球の使い手とも言われてましたが、MLBではツーシーム、フォーシーム、スライダー、あとは時折カットボール、カーブ、スプリットを投げていたぐらいで、かつての印象ほど多彩な球種を投げるわけではないです。

それに加え落ちる球がないのも、打たれまくっている原因の一つだと思います。(フォーク系は腕の筋力を消耗するらしく、先発投手には使いにくい事情もあるかもしれません。)

 

既に劣化してる説

今32歳ですから怪我関係なく単純に衰えている可能性もあるでしょう。

マリナーズのヘルナンデスや、ドジャースのカーショウも30歳そこそこで急激に衰え始めました。高卒からすぐにローテーション入りしていたダルビッシュも既に衰えが始まっても全くおかしくないです。

ただダルビッシュは高校時代、父親の介入などで恐ろしく過保護な環境にいたらしいので、他の日本人投手に比べて特別酷使されていたというわけではないです。劣化していたらどうしようもないので、劣化してないと信じたいです。

 

筋トレしすぎ説

これはめちゃくちゃ言われてます。

特にイチローが「虎やライオンは筋トレしない。皆大きくしすぎ。」みたいな発言をしたことが発端となって、ダルビッシュvsイチローみたいな構図になってしまいました。

ただこれはイチローとダルビッシュではリードオフと先発投手という何もかも役割の違う選手なので、そもそも議論のテーブルが違うような気がします。しかもダルビッシュは筋トレも一時期ほどやってないと自分で言っていたので、これは話が独り歩きしている感はあります。

お二人の仲も普通に良好です。例えに関しては、確かに虎やライオンは確かに筋トレしませんが、イチローがやってるような初動負荷トレーニングもしないので、そこは深く考えないほうが良さそうです。

 

レスバトルしすぎ

大金持ちで天才投手とは思えないほどSNSで口論をすることが多いです。SNSをやる時間なんてたかが知れてるので、直接的な原因ではないでしょうが、マウンドでの神経質っぷりは表れている気がします。

メンタルトレーニングも全否定してましたが、あれも科学的なメカニズムが存在する領域の話らしいので、若い時にもう少し目を向けていてもよかったかもしれません。例えばグレインキーなどは治療とトレーニングによってメンタルの弱さを克服しています。

あとはこのお股ニキという方と懇意にしていることもMLBファンの間では有名です。この辺はファンに色々言われてますが、基本的にダルビッシュはナイスガイです。

フォートナイトしすぎ

フォートナイトというFPSゲームにハマっているようです。

まあこれもSNSと同じで直接的な影響はないでしょう。

カルロスサンタナがフォートナイトをやりすぎていたチームメイトにキレていた話題にも触れていたので、さすがに野球に影響が出るほどはやってないはずです。

ただMLBではベテランのプライスもフォートナイトやりすぎて腱鞘炎になったというウワサもあるので、ダルビッシュに限らずほどほどにしておいてほしいです。

 

引退に言及するダルビッシュ

頭のいい方なので、引退やセカンドキャリアはしっかり考えていると思います。MLBの投手は引退後破産することも多いですが、ダルビッシュはその心配はなさそうです。(親族がちょっと不安ですが)

 

田中将大のライバル

ここ最近はちょっと差がついてきてきました。後輩の田中に通算勝利数でも15勝程度水をあけられています。

2017年度の「プロ野球レジェンド25人が選ぶ、現役最強投手ランキング」でも田中将大と大谷翔平に負けて3位になってしまいました。(2014年ごろはダルビッシュが1位でした)

まだまだ復活の芽はあると思うので、なんとか復調して田中将大と切磋琢磨してほしいですね。個人的には戻せるのならば、スライダーで三振か四球かの投球が彼には合っている気がします。




-メジャーリーグ, 野球

Copyright© 本日の解説クラブ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.