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ドイツ惨敗の原因 韓国代表に敗れワールドカップ終了 レーブ監督のサイクルも終了へ

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ワールドカップってやっぱり最高に面白いですね。

完全に本気モードのドイツを韓国が2-0で破る大波乱で、まさかのドイツグループリーグ最下位という結果に終わりました。

ハイライト動画

途中までは、メキシコ人ぐらいしかこの試合真剣に見ないんじゃと思うほど退屈な展開だったんですが、最後に韓国が先制してからは爆笑と感動の連続でした。

韓国代表は谷間の世代とか言われていて、近年は日本代表の後塵を拝していたんですが、最後の最後にドイツ代表に意地を見せました。

では振り返っていきます。

 

韓国のキーパー、キム・ヒョヌ凄すぎ

初戦の後から凄いとは言っていたんですが、今日も本当に当たっていました。

こんな良いキーパーがいたんですね。日本がこのキーパーだったら既に決勝トーナメント進出決定していたはずです。

キーパーのセーブって一見凄いプレーに見えても、手足を伸ばして届く距離であれば実はそうでもなかったりするんですが

このゴレツカのヘッドを防いだ動き

胴体ごと超反応で動かなければいけないので、問答無用でファインセーブでした。

ただ屋外スポーツやってるのに美白すぎるのが謎でしたね。


白人のスウェーデン人より白い(笑)

日焼け止めクリームを塗っているか、普段は引きこもりなのかどっちかだと思います。

ただこのキーパーは家に引き込もっていただけで、ピッチの上では韓国代表、勇敢に攻めていました。

 

韓国がんばった

全体のスタッツでは(https://russia2018.yahoo.co.jp/game/stats/2018062703/参照)

ドイツ圧倒的に見えるんですが、最後の1点はオマケみたいなもんなので別としても、それでも韓国の方に得点の可能性を感じました。

ドイツはポゼッションしているものの、単調にパスを回しているだけで、ラストパスには精度もアイデアも無く、肝心のフィニッシュも呪われているかと思う程ゴールの枠外への飛んで行ってました。

現在のドイツ代表を顕著に表していたたシーンゴール前ドフリーでヘディングするフンメルス

なんと肩に当ててボールは枠の外へ

力が入りすぎたと解説はいっていましたが、これは頭に当てなければいけません。ここでドイツはもう駄目だと思った方は多いんじゃないでしょうか。

全員が頭を抱えていました(笑)

他にもエジルやヴェルナーはそれぞれ戦犯のような出来の悪さでした。

韓国はメキシコが大量得点していたのは耳に入っていたと思うんですが、そんな中で腐らず試合を進めたのは立派です。

 

いや負けてるよ?

普通の国なら試合に勝ってもグループリーグ敗退ならば、複雑な心境になってしまうと思うんですが、韓国は敗退したはずなのに、ドイツに勝ったことで、選手も監督もファンもドイツに勝ったことで大喜びでした。

この切り替えの早さは見事です。

ちょっとだけ笑ってしまいましたけど、どういう思考回路であれ結果的に強いメンタリティとなっているので、ここは見習ってもいいのかもしれません。

 

ノイアーのプレースタイルの限界

確かにノイアーは世界一のキーパーだと思うんですが、あの飛び出しはハイリスクすびて、やはりキーパーのプレースタイルじゃない気がしてしまいます。

(キーパーがここまで上がるのはラストプレー確定に近いときで良いような・・)

1失点であれば、奇跡を起こせば決勝トーナメントも狙えたんですが、さすがに3得点は不可能なので、ノイアーの飛び出しから失点して事実上ドイツは終了してしまいました。

ベッケンバウアーやクライフが革新的なスタイルを確立したように、すぐ出ちゃうノイアーも、もしかするとこれからのサッカー界の新たなトレンドとなり得るかもとも思ったんですが、今回の出来を見てしまうとやはりノイアーだけで終わりそうです。

ノイアーと川島の違い

ノイアーが今日無回転フリーキックでファンブルしてしまった場面があったんですが、その後の素早い対応が川島選手と違いました。

ノイアーは、失敗してしまった時のことも、ある程度想定しているのかなと感じます。 マイナス思考は必要ないですけど、最悪の事態を想定しておくのは特に守りの選手にとって重要な事じゃないでしょうか。

明日はいよいよ日本代表の試合で先発は川島と言われています。ポーランド戦は楽観的になるような相手でも状況でもないので、気を引き締めて何とか頑張って欲しいです。全力で応援します。

 

レーブのサイクル終了

レーブは2006年から、かれこれ12年もドイツを率いています。

長期政権が今回の敗退の直接的な原因になったとは思いませんが、結果が出なければ誰かが責任をとらなければいけませんので、レーブ監督のドイツは、ロシアワールドカップをもって一応のサイクル終了となると思います。

監督だけでなく、代表引退する選手も出てくるでしょう。

2014年にはワールドカップ優勝も果たしましたし、十分な成果を出すことができたので、総合的に考えるとレーブ監督の抜擢は大成功だったと言えるんじゃないでしょうか。

 

ドイツ惨敗の理由

元々ドイツ代表はバイエルンミュンヘンをそのまま流用したような戦術だったので、リーグ全体のレベル低下がドイツの凋落に繋がった面もありそうです。

2014年ブラジルワールドカップでは、バイエルンミュンヘンの強さがドイツの強さとなり、逆に2018年はブンデスリーガの物足りなさがドイツの物足りなさに直結してしまった感じです。

チャンピオンズリーグでも2012年を最後にバイエルンミュンヘンは決勝から遠ざかっていますし、リーグランキングでも久しぶりにセリエAに抜かれてドイツは4位に落ちてしまいました。

レーブ退任後、どのようなやり方で復活するのか、非常に長い暗黒期に入ってしまう予感もしますが、歴史と伝統ある国は必ず這い上がってきますので、いつかまたドイツが優勝候補となるまで、静かに見守りたいと思います。今日は韓国勝利おめでとうございました。










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