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ニコ動とニコ生は閉鎖?youtubeに敗北の原因 ドワンゴ1億円に減資

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ニコニコ動画とニコ生を運営するドワンゴが、資本金を100憶円以上減らし1億円にて再出発することを発表しました。

中小企業特例(法人税が安あがりに)目的の縮小ともいわれていますが、業績の見通しが悪いのは間違いないでしょう。

初代社長の川上量生さんと親会社カドカワの会長角川歴彦さん。カドカワは業績好調のようですが、子会社化した2014年次には考えられないほどドワンゴは落ちぶれてしまいました。

それらの原因など考えてみます。

 

ニコニコ動画が落ちぶれた原因

様々な要因があるのは勿論ですが、端的にいうと『サーバーの強化』『配信者への還元』を怠ったことかなと思います。

リアルタイムでコメントが流れてくるのは画期的なサービスでしたし、youtubeのライブ配信が日本で定着するまでの間にうまく立ち回っていれば、もう少し違う状況になっていたはずです。

(コメントシステムについては他サイトの考案かもしれませんが、普及させたのはニコ動)

 

サーバーとは

ここでいうサーバーは、サービスを提供している側が用意している情報通信(主にインターネット)のためのハードウェアです。

携帯電話でいうなら電波塔のようなイメージでしょうか。ここをケチると通信の速度が落ちるので、資本力がダイレクトにサービスの品質に影響してしまいます。

(例えばyahooのホームページなどはアクセスが多くとんでもない負荷がかかっていますが、それに耐えうるサーバーを使っているため、常に快適に閲覧することができます。)

サーバー料金は安くて数百円。高いと数百万から数千万と言われていますので、絶対的な業績がなければケチってしまうのは分からなくはないです。

 

サーバーの影響

youtubeは圧倒的な資金力があるので、とんでもない規模のサーバーを使っており、ユーザーがストレスなくサービスを使うことがてきます。(アップロード速度にも影響しますので、動画投稿者も同じ。)

ニコ動は読み込みが遅く、ニコ生では接続遮断などのトラブルも頻発していました。

ここの強化は最重要項目だったと思いますが、何故か放置されていました。ウワサでは立ち上げ時のプログラム担当社員がいなくなり、サーバーの移転ができなくなったという話もあります。

 

配信者への還元

健全第一のyoutubeですらスーパーチャットでライブ中に投げ銭することができるようになったので、ニコ生も早く導入した方がよかったですね。

一般的には乞食行為ともいわれておりイメージは良くないですが、そのイメージは多分今後変わっていくと思います。(私も今のところは白い目でみてますが。)

クリエイト奨励プログラム(通称クリ奨)で何とか還元っぽいことは始めましたけど、配分の部分がかなり不透明ですし、イマイチ信用できないです。(公式チャンネルではもっと以前から還元されていましたが、個人ではごく一部の配信者のみです)

ここの部分を疎かにして面白い動画投稿者や配信者が離れてしまった一因となってしまいました。

 

ドワンゴ夏野社長の性格

良い人アピールなのでしょうか。ドコモの商法に怒りの発言をしていました。

必要のないオプションを76歳の母親に付けられたそうです。ちなみにこの方はドコモでiモードの企画に携わっていました。

この怒りはごもっともなんですが、この方の時代のドコモは所謂パケットの定額制を徹底しておらず、携帯にデフォルトで入っているゲームやネット閲覧などを何も知らず行っていると、パケット量が月に数万、数十万円になってしまう事案が多発しました。

ユーザーからするとお前が言うなという感じですかね。いやまあ正論は正論なんですけどね。正論を言う資格があるのか引っ掛かりました。

 

プレミアム会員のメリットは十分ある

プレミアム会員の意味がないという声がかなり多かったんですが、個人的には十分一般会員との差異はあったように思います。(価値があったかどうかは別問題ですが)

タイムシフトの視聴や生配信はプレミアム会員にのみ許されたサービス利用だったので、そこを否定してしまうと、それはプレミアム会員というより、ニコニコそのものを否定する意味合いが強くなってしまいます。

ただ収入をプレミアム会員の会員費500円に依存してしまったのは、方針に悪い意味で影響があったかもしれません。youtubeなどは基本的に全て無料なので、そちらに流れてしまうのは必然でした。

 

ネットの反応

閉鎖の可能性は

私は以前ドラクエ10というオンラインゲームをやっていて、その公式放送がニコ生でやっているため定期的に利用していました。

その頃はまだ人も多く盛り上がっていたイメージがあります。日本国内では完全に独占状態だったはずですが、youtubeという外資に完全に飲み込まれました。格闘技イベントのプライドとUFCの関係に似てますね。世界展開するアメリカ資本の会社が上陸してしまうと、どうしてもこうなります。

ただサイトが閉鎖することはないと思います。放送を健全化して幅広い広告の導入につなげるなど、マネタイズの可能性は色々残されています。一応細々とやっていくんじゃないですかね。まだまだ期待しています。










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