アーセナルに所属するMFメスト・エジルがドイツ代表からの引退を発表しました。
「僕たちが勝てば僕はドイツ人に、負ければ移民に映るんだ。それは、ドイツで納税しても、ドイツの学校に寄付しても、ドイツのチームとともに2014年にW杯を勝ち取っても、僕はいまだに社会に受け入れられていないからだ」
エジルが代表を引退!独サッカー連盟の会長を猛批判 https://t.co/b9SPfFqkur
— TOKYO NO HATE (@tokyonohate) 2018年7月22日
代表引退した理由を、ドイツでの人種差別が原因(エジルはトルコ系の移民3世)として、ドイツサッカー連盟会長への怒りも口にしています。
エジルが絶対に間違っている事
エジルのルーツがトルコにあることなど、複雑な背景は一旦置いておくとして、エジルが絶対に間違っている事が1つありました。
エジルがドイツサッカー連盟のグリンデル会長に対し、「彼が国会議員だった頃に二重国籍法案に反対票を投じた。それは許されない。」
と言っているんですが、政治的なスタンスは自由ですからね。
日本にも保守リベラルといますし、色々な意見がありますが、例外的に極端でなければ、思想は自由であるべきなので、自分と違う考えを許さないといっているエジルは根本的に間違っていますし、あわよくば全ての問題を、差別問題にすり替えようとする、よくある卑怯な考えも透けて見えました。
では次は賛否あるであろうエジルの問題点などについて。
エジルの問題点
まずこの選手は試合前の斉唱でドイツ国歌を歌いません。
そしてSNSでトルコのエルドアン大統領との写真もアップロードしていました。エルドアンといえば
トルコのエルドアン大統領はメルケル首相のキリスト教民主同盟、社会民主党、野党の緑の党を「トルコの敵」だとし、ドイツにいる100万人のトルコ系住民に9月の議会選挙では投票しないように求めた。 https://t.co/wbemkyWk7f
— 福田安志 (@sadashifukuda) 2017年8月19日
ドイツと敵対しているといってもいい政治的なスタンスなので、普段から心はトルコみたいな態度でいるエジルが、ドイツ国民に好意的に見られていないのは仕方ないのかなと私は思ってしまいます。
(だからといって差別していいわけではないですし、エジルが本当に差別を受けていたのかは別問題ですが。)
大会中のパフォーマンスも数字上では悪くなかったというデータもあるみたいですが、試合を見ている限りでは低調なパフォーマンスでしたし、所属するアーセナルでも既に放出リストに入っていると言われています。
トルコ系移民3世のエジルはトルコ国籍ももっているため、エジルからドイツに歩み寄みよることも必要だったのかなと感じてしまいます。
ファンの意見も賛否
エジルに同情的な意見
エジル、優秀な選手、予選敗退だからといって、人種差別の問題で、代表引退は可哀想ですよね。
— 渡邉修明 (@nobuakiwt) 2018年7月23日
ドイツ代表の司令塔でロシア大会に出場したメスト・エジル選手がトルコ系移民ということで差別的な扱いを受けたとして突然、代表を引退する意向。「勝てばドイツ人だが、負ければ移民だ」スポンサー企業とのテレビコマーシャルの撮影などが中止に。ドイツの予選敗退が移民のエジル選手への不満。
— 渡邉修明 (@nobuakiwt) 2018年7月23日
ドイツは教条主義的で頭固いから差別無くすのは無理かもしれませんよね。
— 渡邉修明 (@nobuakiwt) 2018年7月23日
ドイツはゲルマン民族を中心とする国家で中世神聖ローマ帝国の一部をなしたが封建諸侯が割拠。農民戦争・ナポレオン軍侵入などを経て形成された国で宗教改革やドイツ騎士団にみるように差別化が強い国だからトルコイスラム教を差別するのだろう。
— 占い甚伍郎 (@a123578123) 2018年7月23日
ドイツ韓国戦のエジルはパス成功率は約83%で83本通してスルーパスもその試合のドイツ最多で6本、クロスも3本全部成功して1試合中に1人が出したシュートにつながるパスの総数が恐らく今大会最多をマークした上誰よりも走ってる
良くも悪くもエジルはいつも通りプレーするからエジルのせいにされやすい— 九十九@8/26乗鞍ヒルクライム (@affd7444751e49a) 2018年7月23日
エジルに批判的な意見
エジルを好きでも嫌いでもないがイチスポーツ選手が政治的表現をする事へのリスクを考えるべきだったんじゃないかなと。
自分が移民系だと自覚しているなら尚更に。
まあこれは日本人的な考えなんすかねぇ— ブラウン (@vRBkb1vr7e8ys6a) 2018年7月23日
普通でしょ。その国の文化社会を無視すれば差別は起こる。移民したらその国の文化社会に馴染まないといけません。それは移民者の責務ですね。
— カエサル (@yujiiwabuchi) 2018年7月23日
最終戦の無気力試合はそのためだったのか。納得。
— yoshikl (@yoshikl4) 2018年7月23日
別にドイツ人に認めてもらうためにサッカーしなくて良いと思いますけどね。スポーツなんで、負けたら批判はされますよ。前回と落差大きかったにせよ、どっかの勘違いとは全然違いますね
— dreamin' (@copyright1011) 2018年7月23日
今大会パフォーマンス酷かったからな
でもそれを移民に対する差別的な発言や思想に繋げるのはスポーツではない— ZIKU (@ryokutyajoel) 2018年7月23日
「エジルは追い詰められて逃げ場がなくて引退」っていうのは違ってて、むしろ逃げてる(爆)。しかも問題をすり替えるっていう最悪に近いパターンで。ドイツとトルコの関係、移民問題に対して本当は先鋒で尽力できるはずの人材が、今回の本質を直視しないで去るってのはやっぱり納得いかん。 #ドイツ代表
— クボ∃ーコ/YOWKO⇔ヨアヒム・レー部 (@yowko45) 2018年7月23日
まとめ
私は今回のエジル引退について、差別としているのはちょっとエジル都合良すぎるのでは、と思っていますが、移民問題で複雑なドイツに実際に住んでみないと分からない事もあると思いますので、ただの第三国部外者の意見でもあります。
素晴らしい選手であったことは間違いないので、こういった形でドイツ国民と仲違いして終わってしまうのは寂しい事ですね。日本もいつか移民問題に直面すると思いますので、うまく対処しなければいけません。