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小池都知事が札幌開催承認の理由 五輪開催都市契約とIOCバッハ会長

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2020年東京五輪の会場問題で、小池百合子都知事がマラソンの札幌開催を承認する方向であることが明らかになりました。IOCバッハ会長は東京都にこれ以上の経費負担はさせない予定とのことで双方の落としどころとなったようです。

あれだけ頑なだった小池都知事がピヨった理由や日本人の反応など紹介します。

バッハ会長は10月31日までに小池都知事が「マラソンも東京開催」の姿勢を崩さなければ「東京五輪開催をはく奪する」として事態は深刻化していましたが小池都知事が譲歩することになったようです。

既に300億円出している東京都はこれ以上お金を出さないことになっていますが、IOCが負担するとは思えないです。日本という国がケツを拭くことになるんでしょうか。麻生太郎財務相はけん制してましたが、IOCからあとは君たちで話し合ってと問題を押し付けられそうです。いやあいつもの日本の外交という感じで悔しいであります。

ちなみにトライアスロンなど他競技でも開催地変更の案があるらしく、五輪を使ったIOCと東京都の戦いは第二幕があるかもしれません。

 

小池都知事が折れた理由は

一つは「五輪開催都市契約」だと思います。道義的にはIOCにも大きな責任があると思いますが、五輪開催都市契約にはどうもIOCの一存で会場の変更が可能である旨の条項があるようです。

以下五輪開催都市契約の一部引用です。

競技プログラム、大会開催日程

a IOC は、開催都市と NOC に対して、2016 年第 31 回リオデジャネイロオリンピック競技大会のプログラム(競技、種別および種目)が、本大会のプログラムの本質的な基礎となることをすでに伝えている。競技プログラムの最終版は、ブエノスアイレスにおける第 125 回総会の直後に開催都市と NOC に伝えられる予定である。種別、種目、および割当数に関するプログラムの最終版は、IOC が、本大会開始予定日の約 3 年前に開催都市と NOC に伝えるものとする。

b)本大会期間中の競技スケジュールは、OCOG が本大会の 2 年以上前までに IOC に提出し、事前に書面による承認を受けるものとする。

c)競技日数ならびに開会式および閉会式のスケジュールを含む本大会開催に関する最終的な日程は、IOC が、OCOG と協議のうえ、決定するものとする。

d) 現時点で本契約にこれと矛盾する規定があるか否かにかかわらず、IOC は、オリンピック憲章に基づき、また、IOC がその単独の裁量にて本大会にとって最も利益になると考えた場合、いかなる時でも、競技、種別および種目に変更を加える権利を留保する。上記第 6 条の規定に基づき、OCOG は、本大会プログラムに関する競技、種別および種目の追加および/または削除を含め、これらの変更についての全費用を負担するものとする。

競技プログラムと大会開催日程の項目にて定められています。これだと会場場所も該当するのか断定はできませんが、基本的にIOCの管理下にあるということは分かりました。

その他バッハ会長からの圧に根負けしたこもあるでしょう。東京五輪開催拒否という最後のカードもありましたが、それをやるだけの勝算と覚悟はありませんでした。

橋本五輪担当相の発言。

「競技会場は、開催都市契約を締結した当事者のIOC、東京都、大会組織委員会の間で協議するものと考えている」

森喜朗組織委会長は

「大会まであと9か月という中で、納得できる結論を出すことが重要」とし、「ラグビーW杯で『ワンチームの精神』は日本国民に感銘を与えた。この動きを五輪につなげることが大事だ」

組織委員会はハナからIOC寄りだったので小池都知事に釘をさすような発言もありました。小池都知事に同情はしますが要はまあ政治の争いで負けてしまったということですかね。オリンピック本番で日本人アスリートにリベンジしてもらいましょう。

 

バッハ会長寄りの意見

小池都知事を擁護する声も

東京五輪開催は拒否しても良かった

アスリートのキャリアの一部と、日本の国益や東京都民の利益を天秤にかけると、さすがに後者の方が優先順位が高いと思っているので、個人的には最悪何かしらイチャモンをつけて東京オリンピック開催を拒否しても良かったと考えてました。

(アスリートは無条件で尊敬していますし、オリンピックは毎度楽しみにしています。)

一時はその道も可能性が0ではありませんでしたが、現在は小池都知事が折れ東京五輪開催へ一応足並み揃えて進み始めました。しかし言われているように札幌も暑いんですよね。バッハ会長は札幌ドームでのスタートとゴールを提案しましたがそれは無理のようです。一体どうなってしまうのでしょうか。




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