不祥事、事件

飯森裕次郎は精神障害者2級で無罪?犯罪者における比率でも議論

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大阪府吹田市の警官が刃物で刺され拳銃を奪われた事件で、逮捕された犯人飯森裕次郎が精神障害者2級の手帳を持っている事が明らかになりました。

これにより彼が不起訴⇒無罪となる可能性もかなり高くなってしまいました。また犯罪者における精神障害者の比率についてネットで議論されていたので紹介します。

被害者となった千里山交番に勤務する警察官、古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査は一命はとりとめましたが、片肺を摘出する後遺症の残る可能性が高い酷い怪我を負ってしまいました。警察署のデスクワークで警察官を続ける事はできても、交番勤務は難しくなってしまうかもしれません。

犯してしまった罪の重さを考えると、個人的には健常者と同様に罪を償って欲しいですが法律はそのようにはできていません。

また飯森裕次郎は逮捕後に

「私のやったことではありません。病気がひどくなったせい、周りの人がひどくなったせいです」

として容疑を否認しています。

 

精神障害者の犯罪率は高くないの盲点

検挙された刑事事件に占める精神障害者の比率は1.8%程度だそうで、精神障害者がおよそ3.1%(平成30年度内閣府調べより)であることを考えると、精神障害者の犯罪率は高いどころかむしろ低いため、それを指摘した意見が一定の支持を得ていました。

これらの意見に対し、精神障害者の方も同調しています。

但し殺人など重犯罪は10%を超える

(https://www.news-postseven.com/archives/20120620_120545.html)などによると、犯罪率は低いものの殺人など重犯罪における比率は10%と跳ね上がり、それを問題視する方もいます。

これはかなり意見が割れていました。

あとは精神障害者が起こす犯罪は、責任能力なしで無罪になる可能性が高いなど別の問題もあります。被害者や遺族が浮かばれませんし、ここを改善するべきという声も少なくありません。

(10%とかなり比率が多いのは、元々健常者のくせに罪逃れのために精神障害者のフリをするパターンもあるため、実際のところ精神障害者の方に数字ほどの危険性がないとは思います)

精神障害者2級とは

日常生活に支障があるレベルの重い疾患者が2級となります。例えば身体障碍者2級だと以下のような障害となります。

一  一眼が失明し、他眼の視力が〇・〇二以下になつたもの
二  両眼の視力が〇・〇二以下になつたもの
二 の二 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
二 の三 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
三  両上肢を手関節以上で失つたもの
四  両下肢を足関節以上で失つたもの

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/rousaihoken03/index.html 厚生労働省HPより

精神障害者だと以下のようになります。https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta4615&dataType=1&pageNo=1より引用です。

1 統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があるため、人格変化、思考障害、その他の妄想幻覚等の異常体験があるもの

2 気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲・行動及び思考の障害の病相期があり、かつ、これらが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするもの

3 非定型精神病によるものにあっては、残遺状態又は病状が前記1、2に準ずるもの

4 てんかんによるものにあっては、ひんぱんに繰り返す発作又は知能障害その他の精神神経症状があるもの

5 中毒精神病によるものにあっては、認知症その他の精神神経症状があるもの

6 器質性精神障害によるものにあっては、記憶障害、遂行機能障害、注意障害、社会的行動障害のいずれかがあり、そのうちひとつ以上が中等度のもの

7 発達障害によるものにあっては、その主症状が高度であり、その他の精神神経症状があるもの

8 その他の精神疾患によるものにあっては、上記の1~7に準ずるもの

 

ネットの反応

飯森裕次郎に責任能力はあったのではないか、厳しく裁いて欲しいという声が圧倒的多数でした。

警官を呼び出して一人にするなど、極めて計画的だったので責任能力はあったと私も感じています。裁判での精神鑑定でどうなるでしょうか。

犯罪犯しても無罪にできそうなザルシステム

精神障害者や身体障碍者の方に手当などがありそこに納得できない方もいますが、彼らの中にだって優秀な方は大勢いますし、人間が助け合い生きていくのは当然です。

ただこと犯罪における精神障害者の救済ぶりはちょっと納得がいかないです。

絶対にそんなことしませんが、例えば私が何か重大な犯罪をしたくなった場合、事前に精神科医の前で精神疾患者のフリをしてうまく精神障害者と判断されれば、仮に逮捕された場合も無罪で逃げ切れる可能性を高めることができます。

(虚偽性障害は既に悪人には割と知られていますが、精神科医はここ16年で1.3倍に増加しているため、当然虚偽性障害数も増えていると考えるのが自然です。)

手帳の申請までに6か月、貰うまでに2ヶ月かかるようですが、殺人が無罪になる可能性を作り出せるのであれば、やる人はやるような気もしてしまいます。今回の飯森裕次郎はどのように裁かれるのでしょうか。被害者が少しでも納得できる判決をお願いしたいところです。










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