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ハーパーの13年368億円の契約はリスキーではない 年俸はMLB史上最高額?

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FAとなっていたワシントンナショナルズのプライスハーパー選手が、フィリーズと13年総額367憶7000万円というMLB史上最高額の契約を結んだことが明らかになりました。小国の国家予算ぐらいの規模ですね。スリナムの国家予算が大体それぐらいの額でした。

史上最高額になる可能性は高いといわれていましたが、波が激しい選手でかなり偏った成績になるのと、あとはマニーマチャドが思いのほか高額で記録更新となるか微妙なラインでしたがさすが人気選手、史上最高額の栄冠を手にしました。

つい数日前にはマチャドがパドレスと10年332億円の契約。マチャド短い天下でした。(といっても2年後にトラウトが史上最高額となるのはほぼ間違いないでしょうが)

年俸ベースだとマチャドの方が高いですが、普通に考えたら両者ともこの大型契約が終わった時には峠を過ぎた選手になっているので、やはり13年368億の方が実入りが大きいのかなと思います。

 

ハーパーの成績は微妙

ハーパーはとにかく波が激しいです。

2012年のwar・・4.4

2013年・・・4.1

2014年・・・1.6

2015年・・・9.3

2016年・・・3.0

2017年・・・4.8

2018年・・・3.3

ホームラン王とナリーグMVPをとった2015年はセンセーショナルでしたが、直近の3年とそれ以外の年を見ると、史上最高額に相応しい選手かというと現時点では懐疑的になってしまいます。

これを見ると近年不調というよりも2015年が確変シーズンだったと考えるほうがしっくりくるかもしれません。(といってもwar3以上は一流選手には違いないですが)

潜在能力は高いと思いますし、人気が高いので球団の顔にはなってくれるはずです。

 

一方のマチャドは

2015年のwar・・・6.6

2016年・・・6.3

2017年・・・2.6

2018年・・・6.2

かなり安定しています。打撃ではハーパーに軍配が上がりますが、ハーパーが外野で守備もうまくないのに対し、マチャドはショートと三塁の守備についているので総合力では今のところマチャドのほうが上だと思います。

 

ハーパーのホームランは凄い

2018年のホームラン集。パンチ力はありますね。怪我がなければ更に打てる選手だと思います。思えば彼の台頭からフライボール革命が始まった気がします。

まだ若いので2015年のような活躍をもう一度見たいですね。

 

大型契約はリスキーではない

MLBは放映権バブルが続いているので、この程度の金額であれば、経済的には実のところ球団はそれほど痛くありません。

2018年のオフにMLBを放送している放送局FOXとMLBは、新たな放映権として7年5800億円という巨額の契約を新たに結びました。放送局はこれ一つではありませんから、ダゾーンやスカパーなどその他の放送局からも実入りがありますし、あとはグッズや球場での収益もあがります。

野球人気自体はアメリカでも下火ですが、ビジネスとしては以前大人気なんですね。就職先としてもアメリカのエリート達の憧れの的になっているようです。

サラリーキャップの問題はありますが、こちらも潤沢税を払えば簡単に解決できます。問題は金額ではなく、年数とハーパーの成績ですかね。エンゼルスのプホルスのように置物化してしまうと、年俸というよりも能力でチームを圧迫してしまいます。

ここはリスキーですが、まあこれは大物選手のFA全てに言えることです。

 

2019年FA市場

去年はダルビッシュなどが話題になりました。今年はハーパーの他にキンブレルやカイケルがまだFAの目玉として残ってます。カイケルは年俸25~30億程度の金額になると予想しています。

 

ファンの反応

 

まとめ

割とネガティブなことを言ってしまいましたが、ハーパーは大好きな選手です。野球人気の低下に物凄く真面目に取り組んでいる人で、競技の外でも発信力のある意識の高い選手なので、何とか大型契約で活躍して欲しいです。

この殴り合いは面白かったです。(これは以前ホームラン打たれた投手が多分故意にぶつけたのでピッチャーが悪いと思います。)

今年のフィリーズ楽しみですね。










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