ハリルホジッチ監督が解任されてしまいました。ハリル監督は、会見などいくつかやるべきことをやるために、急遽来日されました。
「解任されちまったぜチキショウ」
突然クビにされたハリルホジッチは日本に来ていた。
何故かツタヤに来たようだ
ハリルは何かを書いていた
会員証を作る時に書いた職業欄を修正する律儀なハリルであった。
実際にいろいろ思うところがあるようで、思いの丈をぶつけるために来日されたようですね。通訳の方と簡単な応答はありましたが、本格的な記者会見は27日にあるようです。全く納得いっていない様子なので、一波乱あるんでしょうね。
監督解任には賛成だが
解任には賛成ですが、この時期の解任はおかしいと思います。解任するべきならもっと前にやるべきで、こんな直前に解任するのであれば、ハリル監督でワールドカップ本番やるべきでした。
というわけで今回の解任劇に関しては反対です。日本サッカー協会のやり方は間違っているし、要領が悪すぎると感じました。
まず監督解任するに当たっての大義名分がなさすぎます。
この先も外国人監督には来てもらうんでしょうし(個人的にはずっと日本人監督でいくべきだと思いますけど、現実的に難しい。)こんな理不尽で目立つ解任劇をやってちゃ今後の人事にも悪影響が出てきます。
別にドライにやるのはかまわないんですけど、それをやるなら外堀を埋めてうまくやらないと、今回のように恨みを買ったり、反撃を食らったりしてしまうので、これは政治力の無さでもあるでしょうね。
やはり日本人は政治がヘタなんだなと感じてしまいました。田嶋幸三会長でしたっけ、今回の件で初めて知った日本人も多いと思いますが、もう少しスマートなやり方はなかったのかなあと不満を感じている人も多いのではないでしょうか。
親善試合の意味
日本サッカー協会の言い分としては、結果が残せなかったからって事なんでしょうけど、親善試合はあくまで調整の場ですし、ハリル監督も明らかにテスト感覚でいろんな選手を試していました。
ここ最近のテストマッチが、監督解任に繋がるような重要な意味を持つとハリル監督が予め知っていたら、間違いなく人選と戦い方は違うものになっていましたでしょうし、ハリル監督の解任ありきの後付けのようにしか見えません。
ワールドカップの最終予選は突破したわけですし、最低限の仕事は果たしたはずです。
どうも日本のサッカー協会にとって都合の悪い要因がハリル監督にあったとしか思えません。
香川と本田
特に香川は好きな選手ですし、悪くは言いたくないです。もしかしたら選手本人に責任はないのかもしれません。
ただ消去法で考えると突然のハリル監督解任は、香川と本田など一部の大物選手の起用法を巡って、ハリル監督と、日本のメディアサイドで対立があったとしか考えられません。
彼ら二人の知名度はとても大きいので、視聴率に大きな影響がありますし、スポンサーとの兼ね合いもあります。彼らの器用に徐々に消極的になっていったハリルに対して、それでは困る日本人の大人たちが、親善試合での不甲斐なさを理由にハリルホジッチを引きずり下ろしたのではないでしょうか。
勿論我々が知らない事実だってあるでしょうし、まだハリル監督の会見が控えているので、これから見えてくる事だってあるかもしれません。
今の日本サッカー代表は、本当に心の底から応援できる代表なのか、国民の心は揺れ動いています。恐らくこの問題はクリアになることなくワールドカップ本戦に突入するんでしょうが、どうなってしまうのでしょうか。あまり明るい未来は見えてきませんが、とりあえずハリル監督の反論会見を待ちたいと思います。