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速見佑斗コーチ暴力動画流出 宮川紗江の会見は嘘だったのか

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体操協会に吹き荒れるパワハラ騒動で大きな進展がありました。

速見佑斗コーチの選手に対する暴力行為を撮った動画が流出(3年前の動画です)

 

思いっきりビンタしてます。動画冒頭で1度、最後の方でもう一度。初手右手、次は左手と伝統的な往復ビンタです。世間が味方していた宮川紗江ですが、この動画の流出で風向きが変わってくるかもしれません。

ちなみに暴力の後は抱きしめて、アメと鞭を使い分けるDVカップルのような関係性になっていたというウワサも。

具志堅幸司(体操協会副会長)曰く「ウソをつくハズがない18歳の女性」は果たして嘘をついていたんでしょうか。

 

宮川紗江の会見

速見コーチの練習に関して、

「速見コーチの練習には今日も早く練習に行きたいと思わせてくれる要素がたくさん含まれていた」

として、肝心の暴力行為に関しては

一部で報道されているような、「馬乗りになって殴打したという部分は一度もありません。髪の毛をもって引きずりまわされたことも一度もありません。」

と完全否定。

更に、「叩かれた事で怪我を受けたり、体を痛めたことはありません」「事実としてたたかれたり、髪の毛を引っ張られたことはあります」として、暴力行為は1年以上前だった事を話していました。

しかしながら、速見コーチから、叩かれたり髪の毛を引っ張られた経験があることは認めて、「速見コーチが私に暴力を振るったことは許されることではないと理解しています。今後も暴力行為を許すつもりはありません」

と会見で話していました。

嘘ではないが・・・

暴力はあったと認めているので、嘘はついていないんですよね。

ただこの会見を見ていたら、体を痛めた事はないと言っているので、まさか動画レベルの暴力行為を受けていると想像する人は少ない思います。

以前から指摘していたんですが、暴力行為に関しては宮川紗江にとって都合のいい言葉が並べられていました。

明確な嘘はついていませんが、ミスリードに近い対応だったかなと思います。

これらの経緯を踏まえてもう一度考えると、これを見て塚原光男が「全て嘘だ」と言った気持ちは分かります。(相当な悪手ですけど。)

 

中年はメディア対応がヘタ

しかしながらこれを嘘じゃないというのであれば、同じく塚原千恵子の言葉にも明確なウソはないような気もします。

以前のアメフトの対応もそうだったんですが、ことマスコミ対応に関しては若い世代の方が長けていますね。団塊世代以降の方のほうが感情的になって割を食ってしまっている感があります。

掲示板やSNS時代に身を置いている若者の強みでしょうか。

 

高須医院長もトーンダウン

威勢よく塚原夫妻に牙を向いていた高須委員長ですがややトーンダウン

塚原叩きは一旦小休止した模様。

 

速見コーチ契約解除の理由

以下私の勝手な憶測です

宮川紗江を朝日生命に勧誘したがっていた塚原千恵子が、速見コーチの暴力行為に目を付ける

タイミングを見計らって速見コーチを排除

計画通りでニンマリ。朝日生命勧誘へ

宮川紗江まさかの大技「記者会見」

暴力行為vsパワハラ行為の争い

速見コーチ謝罪会見

暴力動画の暴露

という時系列かなと分析しています。

(当初大阪体育大学と専属契約を結んでいた宮川紗江に対し、レインボーが接近した事も将来的な勧誘の一貫のだったのかもしれませんが、これはあくまで陰謀論です。)

 

宮川紗江の大義

ここで問題となってくるのは、速見コーチには問答無用の暴力行為があり、その証拠動画が出てきてしまったことですね。

こうなってくると宮川紗江の大義の一つだった「速見コーチの処分軽減」は難しくなりますし、塚原千恵子が言っていた「こんなコーチを信頼するなんて宗教」もごく自然な感覚では、と思えてきます。

ツイッターに衝撃

暴力動画はやはりかなりのインパクトがあったようです。

さすがに女子の顔面ビンタは擁護することができなかったようです。当然ですが許される行為ではないです。

 

塚原夫妻のパワハラ疑惑はどうなる

宮川紗江の訴えている件に関して言うと、塚原千恵子の速見コーチ排除に正当な理由がある事が確定したので、第三者機関がパワハラ認定するのは難しいのかもしれません。

あとは朝日生命への強引な勧誘や、体操協会における独占権力ぶりがパワハラに該当するのか、塚原千恵子にもかかる暴力行為の疑惑が争点になってくるでしょうね。

30年ほど前におきた朝日生命の採点ズル事件(朝日生命の選手にだけ採点基準の変更が伝えられていたとか)は一旦体操協会で預かってケリをつけた問題なので二度裁く事はできません。

あと物凄く大事なことなんですけど、北海道の地震で文春砲の破壊力が無に等しくなりました。(本来であれば差し止めを要求した追い打ちと重なって致命的な一打になるはずでした。)

本人が容認していたとはいえ、暴力は次の世代へと連鎖してしまいますし、単純に周りにいる選手にも迷惑です。これを機に体操界から暴力指導が無くなってくれる事を望みます。










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