ボクシングWBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手が、試合前日の公開計量で体重超過してしまい、なんと王座はく奪となってしまいました。
日本人選手としては史上初のやらかしのようです。
前日計量の様子
気迫十分の比嘉大吾が体重計に上る
しかし筋肉もりもりすぎたのか、900gオーバーしてしまったようだ
具志堅「比嘉~パンツ脱げ~」
格闘技の計量でいよいよというときに下着まで脱ぐのは珍しいことではない。
「比嘉~パンツと一緒に体重計に上ってるぞ~グラブも外せ~」
こんなイージーミスだったらどんなに良かったことか…実際には再計量前にギブアップ宣言で体重を落とすのを諦めてしまいました。無念です。
具志堅会長の手腕
熱意があるのは分かるんですが、かなり不安です。
選手としての具志堅さんは日本人では、ファイティング原田に次ぐレベルの偉大な選手でしたし、タレントとしても質の高い天然ボケを繰り出してくれて好きなんですけど、ジム経営者としては微妙な気がしています。
というのも以前も具志堅のジムには名護明彦という天才といわれた有望なボクサーがいたんですけどその選手は大成せず、チャンピオンにもすらもなれず具志堅のジムを後にしました。
世界王者になれないの仕方ありません。
しかしそこで具志堅会長は名護に対し「女の子みたいでアイツはダメだ。」等と、かなり辛辣な言葉を浴びせていました。厳しい言葉も愛のムチならばいいんですが、直後具志堅は名護から離れてしまったので、ただの罵倒です。
その頃から具志堅さんは人を指導するのに向いていないんじゃないかと感じていました。
ボクシング協会の選挙にも出馬
それだけじゃなくボクシング協会の会長選挙に具志堅さんが出馬した際マニフェストをスピーチする機会があったのですが、具志堅さんは「さっきの人と同じです。」と言っていました。
バラエティなら100点の回答ですけど、選挙で対立候補と同じですはいけません。そんな感じの人なので組織や団体のトップとしては本当に不安な人です。
階級を上げたい比嘉とフライ級に拘る具志堅
比嘉選手は以前から口にしていたんですが、かなり減量がつらいようで、明らかに階級を上げたがっていました。対して具志堅会長はフライ級、そして防衛回数やフライ級の王座統一に拘っており、方向性についてはかなりの食い違いがありました。更に今回はかなり短い間隔で試合をすることになりました。
ボクシングに対する熱意は共通しているんでしょうけど、どういうボクシング人生を歩むのか、ここの足並みが揃わなかったんですね。
事情は勿論あるんでしょうけど、現代のボクシング界は誰と戦ったかに重きを置いているので、防衛回数やベルトに拘る具志堅さんの考えはやや古いと感じてしまうんですが、それでも会長で比嘉選手は恩があるので、最終的には具志堅会長にイニシアチブがあるのでしょう、比嘉選手はフライ級に留まり続けることになりました。
何とか減量をがんばっていた比嘉選手でしたが、今回このように最悪の結末を迎えてしまいました。ここまで減量が厳しかったのであれば、違う選択があったのではないかとファンとしては考えてしまいます。
王座はく奪となり残念ですが、興行のため試合は行われます。試合を受けてくれたロサレスに感謝しつつ、比嘉選手はKOで倒してほしいところです。極限まで減量したであろう状態だと思うのでコンディションは最悪かもしれませんが、がんばってください。応援しています。