作曲家の平尾昌晃さんが去年亡くなったことで発生した遺産相続で、平尾昌晃さんの息子勇気さんと平尾昌晃の死亡時の妻が裁判で争う事に。
こちらが平尾勇気さん。
売れない歌手ですが、父平尾昌晃の遺産によりハッピーな生活を送っています。平尾昌晃さんは3回結婚歴があり、今回訴えた相手は実の母親というわけではありません。
複雑な血縁関係
平尾昌晃は3回の結婚で3人の子供がいます。
まず最初の妻との間に長男、2番目の妻との間に次男と三男(今回訴えを起こした平尾勇気は三男。)
そして3番目の妻となったのは平尾昌晃の元マネージャーを20年近く務めたあと、私生活でもパートナーとなりました。
相続の分配
相続の権利を持つのは上記3人の子供と、最後の妻の計4人。
分配は3番目の妻が1/2、残りの1/2を子供3人で1/3づつ分けることになります。最初と2番目の妻に相続の権利はありません。
専門の弁護士の見解
遺産分割を成立させるには相続人全員の合意が必要です。一人でも反対したら不成立です。多数決では決められません。相続人間で協議を成立することができない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てて解決を目指すことになります。
一般的に、前婚で子どもを儲けて再婚した方の遺産分割協議は難航する傾向にあります。前婚で子どもを儲けて再婚した方は、遺言を残せば相続人同士が協議をせず自分の思う通りに遺産を引き継がせることができます
とのこと。
遺言が無かったことで難航しているようですね。平尾昌晃さんは多くの名曲を作曲しているので資産数億円、著作権も相続対象らしいので、ヘタすると数十億に上ります。多少世間から金に汚いと思われようが納得できなければ訴えるでしょうね。
この件で彼を金目当てだと叩いている方も同じ境遇になれば裁判所に向かう人は多いと思います。
納得できない気持ちはわかる
この妻となった女性は、平尾さんが亡くなった後、平尾昌晃音楽事務所の代表取締役社長に就任したのですが、勇気さんの主張では彼女が行った事務所の株操作に違法性があったとして訴えを起こしました。
最後の妻が結婚したのが2013年ですから、生前ほんの僅かしか婚姻関係を結んでいませんし、そんな女性に莫大な父の資産の半分を持っていかれるのは人によっては許せない話になるでしょう。
ただ彼女はマネージャーとして長い期間平尾昌晃を支えてきましたし、平尾昌晃も結婚したら自分の財産分与がどういう事になるかぐらいは理解していたはずなので、彼女に対する恩返しでもあったような気もしてしまいます。
ネットの反応
三男は父の名誉とかよりもお金に興味あるんだと思う。
残せる財産があるから問題が起きる。
遺言にて配分を明記していないのは、残した本人が悪い。
遺言を残す助言をしてくれるだけの人間関係が構築出来なかったか、助言を無視した。だから、もめる。
権利が有れば主張するのは当たり前で、当事者を責めてはいけない。
平尾さんの不徳
キチンと遺言を残し相続を決めとくべきだったのに。こうなることは目に見えてた。
客観的に裁いてもらえるから裁判起こすのが正解かもね。
持ち株数操作は、税務申告で添付する同族企業評価資料で多分、毎年提出しているからすぐバレる。
更に株式譲渡は株主の資産変動を伴うので、勝手にやれば詐欺や横領などの相応の刑事罰に係る。
そんな事もわからずにやるようなアホは、調べれば背任や脱税などボロボロ出てくる。— あるとよだ (@unagi_neco) 2018年9月22日
ここはバツ2の3人目の嫁なんだし
モメルのはわかりきってること遺言書書いてないのならば
平尾氏にも責任あると思う🙄マスコミのおもちゃ認定案件😐#平尾昌晃 #遺産相続 #マスコミのおもちゃ
— ぴょんた (@Gw4MkeV62QKNW2g) 2018年9月22日
後妻と、前妻の子との争いとか定番なところがあるな。
— 0405 (@ifahoh20348123) 2018年9月22日
なるへそ。古
遺言状は大切やなぁ。— キノコ型ロボット (@Pilze_Roboter) 2018年9月22日
まとめ
私みたいな貧乏人には関係ないことですが、資産家はある年齢に達したら自分の財産分与について法的に有効な意思表示をしたほうが賢明ですね。金持ちの宿命です。
あちらを立てればこちらが立たずの遺産相続ですが、泥沼の争いよりはマシです。今回の争いも誰が悪いか強いて言うならば亡くなった平尾昌晃かもしれません。