消費税増税に続いてとうとう医療費にも無慈悲な国の政策が実施されることになりました。風邪薬、花粉症薬、湿布薬、皮膚保湿剤、漢方薬など国が市販品で代替可能と判断した薬に関しては、保険適用の対象から外す方針であるとのことです。
実現すれば庶民の負担が増え、富裕層は相対的に楽になるでしょう。ネットではかなり反発がありましたが既に規定事項のようです。(2020年から随時施行されます)
【市販類似薬 保険対象外で調整】https://t.co/NTS1HMy1FG
政府は全世代型社会保障改革の一環として、市販の医薬品と同じような効果があり代替が可能な薬について、公的医療保険の対象から除外する方向で調整に入った。想定しているのは風邪薬や花粉症治療薬などの軽症薬。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年11月30日
政府としては、患者が薬局などの市販薬よりも安く薬を入手するため病院で受診することを問題と考えていたようです。また、がん治療で処方される超高額薬(オプジーボキムリア等)についても適用外となりそうです。
以下日本医師会のコメント。
「軽微な症状での受診を控えることにより、重症化する恐れがある」
「重篤な疾患だけを保険給付の対象とすれば社会保険の恩恵が薄れる」
我々の健康への影響、そして一部の製薬会社以外は損してしまう新たな仕組みになることもあって反発していましたが、政府としては更に医療費の負担を上げていく方針なので、我々庶民としては踏ん張り時です。
医療費の負担増で損する人、得する人
保険適用で安くなった処方箋を貰うために、病院に行き医者に診てもらう、例えば花粉症などの持病を持った方は困ったことになりました。最悪成分が違っても症状が同じであれば保険適用外となる可能性もあるでしょう。
花粉症に対してこれまでと同様の薬を用意する場合、毎月の負担額が数万円になることも十分考えられます。病気がちな方、医者は今回の政府の発表で割りを食ってしまいそうです。
逆に健康で病院や薬には縁がない方、どちらにせよ保険適用外の高額医療を受けるような富裕層は相対的に得をすることになります。
🔴患者には出すけど医者が飲まないクスリ
①風邪薬
②花粉症の薬
③インフルエンザの薬
④糖尿病の薬
⑤胃酸過多の薬
⑥通風の薬
⑦認知症の薬「薬を飲まない方がいい場合でも、出さないと患者に文句を言われる。患者も『薬をもらわなきゃ損』と。悪い評判が立つのも嫌なので、仕方なく出している」 pic.twitter.com/7pOnM151dI
— 明日の世界 😊Q-Anon応援😂<非左非右> (@shiroi_suna_) 2019年10月24日
風邪薬などは医者は自分では飲まないケースも多いです。あとはステロイド薬など副作用のリスクが大きい薬もそのようです。
ただし風邪は風邪そのものが問題というよりも、風邪か重篤な病かを見分けるための受診でもあるので、今回の変更により「風邪と自己診断し大病の発見が遅れる」リスクも医師会に指摘されています。
医療費で破産
続き
春の第二段階交渉では医療、保険、金融に踏み込む。
気付いてる人達は反対してる。
農業や畜産だけの問題ではないと知っているから。米国のような医療費、払えますか?
米国はそれで自己破産するとか。#水道民営化 で料金が何倍にも。 pic.twitter.com/CZlwDqIb6M— chiaki @ジャニヲタ葉担🍀 (@knocking0070041) 2019年12月1日
アメリカでは盲腸で数百万の医療費がかかるそうです。日本で数万円というのは当然相場の違いなどではなく、税金での負担があるからです。
【公的医療保障制度(アメリカ)】
・メディケア(医療保険制度)
→65歳以上の高齢者や障害者等が対象
→社会保険制度・メディケイド(医療扶助制度)
→低所得者が対象— ちーちゃん (@ama2_ama4) 2019年11月20日
但しアメリカにはメディケイドという低所得者を対象とした救済制度があります。日本は同様の受け皿を用意できるのでしょうか。
未だに中国から『タダ乗り医療ツアー』が来てます😆
日本の保険証が狙われる ~外国人急増の陰で~ | NHK クローズアップ現代 https://t.co/fXoh4BI9Au
— 旅人motoちゃん (@Fnnvb44gIoXIAsl) 2019年11月26日
昨今は日本の医療制度を利用するために、中国から「タダ乗り医療ツアー」なる来日客もいるそうです。色々考えていると本当に体調が悪くなってしまいそうです。
花粉症は国のせいでは…
【花粉症は若い世代の割合が高い!?】
ウェザーニュースが行った調査によると、花粉症と自覚している人の割合は、若い世代ほど高く、年配の世代は低めの傾向があると判明。その理由とは?https://t.co/GBfPyrzYM8 pic.twitter.com/zdvnQjwHJk— ウェザーニュース (@wni_jp) 2019年5月6日
日本には現在これだけ花粉症の患者がいます。それもこれも日本がかつて行った林業政策に起因していることは間違いないはずですが、残念ながら国民が自己負担することになりそうです。
スギの木を植えたのは、日本政府の方針ではなかったですかね??
— tomo1031 (@tomo103110) 2019年12月1日
先ほどから花粉症の話ばかりしている私も当然花粉症です。年を取ると症状が軽くなる類の病気なので、政治家の方にとっては他人事の問題なのかもしれません。
点鼻薬はどうなる
病院で処方されるフルナーゼも薬局で売っているナザールもステロイド入りです。
先日花粉症の薬と同時に処方して貰ったステロイド系のこの点鼻薬。使い始めてすぐに炎症が抑えられているのを実感しました。ナザール等の血管収縮で一時的に鼻を通すのとは違い根本的な治療になってると思います。鼻詰まりで睡眠や食事に影響が出ている方にお勧めしたい一品です。#フルナーゼ#点鼻薬 pic.twitter.com/3uVPrn2iD9
— Shinji_jef (@shinji_jef) 2019年3月30日
変わるよ!でもナザール強いから、使い過ぎると効かなくなるから気をつけて使ってね!わたしはこれの紫のラベンダーがおすすめ!笑 pic.twitter.com/hVzDgzZudD
— suzu (@suzuu1219) 2019年11月23日
例えばフルナーゼが自己負担となれば、ナザールの売り上げは上がるでしょう。但しフルナーゼの価格も見直しされるかもしれません。こういった価格競争のような現象が各薬の間で起きるかもしれません。といっても恐らく庶民が得することはありません。
ネットの反応まとめ
ほとんどが批判的でした。無論私も反対です。(といっても決まったらからには従うしかないですが)
この判断は大きな製薬会社との癒着かも。
医療現場では、新薬がより使われるインセンティブになり、一般市場では、同効の古い薬は開発元の市販薬が使われる構図。
そして、ジェネリック薬を作る弱小製薬会社は逼迫する。
なんか違和感。— ササキクン (@21YOa3AOs1aaESh) 2019年11月30日
そんなら、健康保険を安くしてほしいわ。
— セッキー (@reason_man) 2019年11月30日
花粉症は国が原因なんやから、国が責任持てよ。
— たかやん🌈 (@taaaakk4444) 2019年12月1日
これますます病院行きたくても行けなくなる人も増えそう…病院で処方されてるときは本当に必要なときなんだからやめてほしい…
— 🔥ロドリゲスつくね:死因ハマradio (@tukunetoritori) 2019年12月1日
風邪など身近な体の不調に対することに政府がちゃちゃ入れてくるの、もうホントに国の財政も役人の頭も末期なんだなぁと思う。
国民がきちんと納税するためには健康が第一なのにそれを下支えするための制度を拡充する気がないのって控えめに言ってクレバーじゃないよね。
— Kirin_orange (@kirin_orange) 2019年12月1日
市販薬は成分量が少なくて効きにくいのにわかってないですよね 病院で出してもらえるのと全く同じのならわかるけど
— 松本 (@pipivivitona) 2019年12月1日
いやいや、風邪薬とかアレルギー薬とかでも、処方薬以外、薬アレルギー出る体質の人どうなるの?
類似品って、PL顆粒とパイロンPL顆粒とかって事?若干違うだけでも薬アレルギー出る人は出るよ。— Sakura (@sakuraarashi_5) 2019年12月1日
満額で従来の薬買えってことでしょ😭
— トモノスケ 2018モデル (@tomotandey) 2019年12月1日
軽いうちに早期に治すことが重要だというのに?保険適用の薬が出される症状まで放置する人が出てくるぞ。重症・長期化したら余計に医療費かかるんですが?
— あかね⭐️松ステ追加公演 (@akane_matsuonly) 2019年12月1日
そんなことするのなら、何で消費税増税やったんや!自民党政権は、昔からじわりじわりと国民を苦しめる政策ばかりやってきたんや!こんかいもや!
— のろまなこうれいしゃ@煽らんといて! (@aottekuruna) 2019年11月30日
ちょっとした風邪がすぐ重症化するから軽い内に病院に行かなきゃーって体質の私には厳しい…。
漢方薬も、重症化しないようにするために有効なのに(´・ω・`)
漢方って長く飲み続けなきゃならないのに…。— 祭 秋【譲る】12/26代々木2日目1枚 (@wildflower_alc) 2019年12月1日
病院の先生や看護師さん、薬剤師さんに症状長引かせる前に軽いうちに異変を感じたら病院来れたら来てください言われた。重くなってからいったら、治るのに時間かかるし
お金もかかるよ。と。風邪ひかないのが一番ですが。— みーちゃん (@mitan020) 2019年12月1日
一部の高額医療の患者を見捨てるかもしくは多くの低額医療の患者を見捨てるかの二択
少子高齢化でこれからますます社会保障には金がかかるようになっていくから仕方ない側面もあるけど焼け石に水だよなぁ— 無味乾燥 (@UnaKiri_Megane) 2019年12月1日
薬、安易に出し過ぎ、飲みすぎと思う。湿布なども大量に出してもらい、老人の集まりで配ったりしてるという話をよく聞く。もちろん、そんな話を聞いたときはアナフィラキシーのことを伝え、やめるように言います。
— NATsUKI (@summertreechan) 2019年11月30日
調整を行う
↓
クレーム殺到
↓
大きく荒れて政府大炎上
↓
過激デモは確定で起こらない
↓
1周回って平和— ぐだロア@セイバー (@Joker_FGO150) 2019年12月1日
こうならざる得ないのはわかるが、世代間の格差、不平等はひどすぎる。1割を2割負担にするにしても。
てか製薬会社にいるわいオワタ。
— ハイボールおじさん (@T0NtZdqwDcApiRC) 2019年12月1日
政府の信用ないです。
— 高 (@tak19721106) 2019年12月1日
かなり大きな改革ですね。とうとうこんなところにもメスが入ったかという切ない気分です。個人的には反対ですが、どこかで非情な切り捨てをしないと国の体力が持たない状況だったということでしょうか。
外交で支持率を上げて多少反発がありそうな内政のメス入れというのが安倍内閣の常套手段です。支持率的にはまだ安泰だと思いますが、今後も庶民に負担を強いる改革が出てきそうです。