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【動画】堀口恭司ベラトールでコールドウェルに微妙な判定勝利 RIZINと2冠

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堀口恭司選手がBellator222で、ダリオン・コールドウェルとのバンタム級タイトルマッチを行い判定勝利、RIZINとの2冠を達成しました。

堀口恭司が修斗を出て以降、唯一負けた試合がUFCでのデメトリアス・ジョンソン戦ですが、UFCは軽量級の待遇が悪く彼は他団体「ONE」に行っているため、メジャー団体で目立つ実績をあげている堀口恭司は現時点でこの階級の最強を名乗る資格があると思います。

 

試合動画と煽り

はっきりいってクソ試合でした。この試合を見て面白かったと言っている方は多分試合を見ていないです。(ただし最高の舞台でしたのでそれなりの緊張感はありました。)

といってもこれは堀口恭司を乏しているわけではなく、この膠着試合ぶりは完全にコールドウェルが悪いです。タックルだけは手に負えないレベルで技術が高いのは分かりますが、そこから先が何もなく、堀口恭司の一発を恐れたコールドウェルが展開を作り出せないのに抱き着き試合を膠着させていました。

判定は妥当?

コールドウェルの地元ですし、判定は正直いって負けると思っていましたが、堀口はテイクダウンされつつも、グラウンドでは背中をつけずお尻をついて対処していたので、ジャッジがそこをきちんと評価してくれました。(解説の水垣偉弥さんもそこが勝負の分かれ目と言っていました。)

ベラトールだけでなくRIZINやUFCもそうですが、判定を第三者に委ねているのは素晴らしい事です。

膠着していたグラウンドでの攻防以外では堀口恭司が優勢だったと思います。特にコールドウェルは3Rから急にスタミナが切れて失速していました。スタミナさえあれば分からなかったですが、この体格でバンタム級を戦うとなると、スタミナがパワーとトレードオフになるのは必然かもしれません。

判定は正直言うとどっちに転んでもおかしくない微妙な内容でした。

ただしこの試合でコールドウェルの勝ちにしてしまうと、総合格闘技やベラトールの未来に影を落としてしまうぐらいの酷い戦術でしたので、諸々考慮すると極めて妥当な判定結果なのかなと思います。

 

堀口恭司は金網が得意

惜しくも負けてしまったRENAさんと試合前に対談っぽいことをされていて、そこでは「ケージ(金網)のほうがリングより戦いやすい」と言っていました。実際に今日の試合もうまく金網を利用して相手をコントロールしていました。

長らく主戦場がリングのRIZINだったので、そこでかなり押された試合をしたコールドウェルと金網で戦うと、もしかしたら不利かもと思っていましたが、余計な心配でした。

ネットの反応

朝倉未来選手との対戦を望む声もありました。

個人的にも見たいですが階級が違うのでキャッチウェイトになってしまうのが残念ですね。それに朝倉未来は堀口ではなく矢地祐介と戦うために体重を増やしているっぽいので、今のところ可能性は低そうです。

 

UFC参戦やデメトリアス・ジョンソンとの試合は

ベラトールの王者になりましたので、RIZINと掛け持ちして防衛戦を行っていくことになります。出場機会が減ってしまうためRIZINとしては痛手ですが、ビッグネーム堀口恭司を活用して興行を盛り上げて欲しいです。

(RENAはちょっと評価が著しく落ちてしまいました。山本美憂が相当頑張っていますが年齢的にそれほど長くは活躍できないでしょうからRIZINの女子格路線は停滞しそうです)

デメトリアス・ジョンソンとの再戦ですが、現状は難しいでしょうね。堀口恭司がベラトールに参戦したのも、コールドウェルをRIZINに借り受けての2戦契約として実現した経緯があるんでしょうし、今のところ交流のないONEに所属するデメトリアス・ジョンソンとは戦う事はないような気がします。

UFCは無視でいい

今現在UFCのフライ級、バンタム級王者はヘンリー・セフードという選手ですが、彼は2016年にデメトリアス・ジョンソンに完敗しています。よって堀口恭司が無理してUFCに挑戦するメリットは現状ではほとんどありません。

UFCは軽量級冷遇で人材が流出しているので、堀口恭司はRIZINとベラトールで試合を消化していくのがベストなんじゃないですかね。デメトリアス・ジョンソンと戦って勝てば栄誉が得られますが、その偉業がお茶の間に伝わるとは思えないので、リスクには見合っていないと思います。

RIZINとベラトールが用意した相手と戦っていけばお金と名誉はついてくるはずです。そういえばJUAN ARCHULETAというフェザー級の選手も今日の試合勝利後に堀口恭司の名前を連呼して対戦を表明していました。既に狙われる立場になってきたので勝ち続けて更に高みに上って欲しいですね。










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