RIZIN26が2020年大晦日に開催されました。
メインカードでは今日本で用意できる最高の試合であろう朝倉海vs堀口恭司のリマッチが行われ、堀口恭司がリベンジに成功。試合前のオッズでは堀口恭司がやや不利と目されていましたが、終わってみれば圧勝、UFCでタイトルマッチまで行った堀口恭司が底力を見せつけました。
※堀口恭司が試合後にイージーファイトと言っている動画があるようですが、セコンドに対し答えただけで朝倉海を侮辱したものではないはずです。
堀口恭司の勝因と朝倉海の敗因をマクロ視点で考えてみたいと思います。
ちなみに私は1年前のRIZINでも次に戦えば堀口恭司が有利、試合前にもツイッターにて堀口恭司の勝利を予想していました。
朝倉海vs堀口
日本国内で今用意できる最高峰の試合かとい思います。
堀口は寝技もできるので万全ならば堀口勝利と予想していますがどうなるでしょうか。オッズはやや海選手有利みたいです。— 本日の解説クラブ (@honjitukaisetu) December 31, 2020
グラウンドで堀口恭司が長けているため、そこに活路を見出すとばかり思っていましたが、堀口恭司と彼が練習するアメリカントップチームはカーフキックをプランに組み込んでいたようです。
カーフキックとはローキックの一種で、その名の通りふくらはぎあたりを蹴る今UFCでも猛威を振るっている蹴り技です。RIZIN26ではミノワマンもこのカーフキックを食らって悶絶、猪木アリ状態から自らの頭を相手に差し出していました。余程効かされたのでしょう。
通常ローキックはジワジワ効かされていくイメージですが、カーフキックはその2試合を見てもお分かりの通り一瞬で効かされてしまいます。
朝倉海の敗因
元々の強さが違うということは一旦置いておくとして、改善できそうな要因としてあげられるのは、やはり練習環境だと思います。
堀口恭司はアメリカントップチームで世界最高峰の選手やスタッフらと日々凌ぎを削っているわけです。今日のカーフキックプランもそこで伝授されたものではないでしょうか(まあスダリオ剛は日本国内にあるPUREBREDというジムで練習しているようですが)。
朝倉海は兄の朝倉未来と違って本気でUFC挑戦を考えているようなので、より高見を目指すのであれば海外に練習拠点を移すのも手かもしれません。
ただここで問題になってくるのが、朝倉海はすでにユーチューバーとしてそれなりに成功しているということです。海外に移住すればyoutubeでの活動は今までのようにはいかないでしょう。youtubeという人生の敗者復活戦の舞台で成功したが故に、それが足枷になってしまうというちょっとした逆転現象が起きています。
朝倉海さんは格闘技に対して情熱があり個人的にすごく応援していますが、現実はシビアです。今のUFCはとにかくレベルが高いですし、一部のトップ選手以外はファイトマネーも大したことないので、勝負に出るのは得策ではないと思います。
※追記。予想的中!とドヤったタイトルつけてますが、記事閲覧のための呼び水にちょっとキャッチーなワードを選択しただけです。不快になった方申し訳ございません。プロが外しまくっている以上、この手の予想はあまり意味を持たないと考えてます。