アスレチックスとの試合を終え、引退会見を開き各マスコミからの質問に本音で答えてくれていました。これまで聞けなかった貴重な情報も多く、野球選手イチローの最後の会見は、ファンにとっては引退の寂しさを少し埋めてくれるような有益な時間でした。
その中で夫人である福島弓子さんについて言及する一幕がありました。
妻の作ったおにぎりは2800個
↓該当部分の書き起こし
記者の質問
イチローを支えてきたのは由美子夫人だと思います。イチローさんを支え続けた嫁への言葉を敢えて聞かせて頂きたい。
イチロー
「いやあ頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。」
「僕はアメリカで3089本のヒットを打ちました。僕はホームゲームの時はいつも妻がにぎったおにぎりを食べるんですが、その数がおよそ2800ぐらい。(嫁としては)3000行きたかったみたい。3000個握らせてあげたかったと思います。」
「僕はゆっくりする気ないですけど、妻にはゆっくりしてほしいと思っています。」
と若干涙ぐんで妻の福島弓子さんと、あとは飼っている犬の一弓にも言及。心の底から感謝の意を表していました。アメリカで尊敬されているとはいえ、どちらかというと気難しいタイプでしょうし、気の置けない家族の存在は本当に大きかったでしょうね。
おにぎりの話はユーモアがあって面白かったです。
張本勲とピートローズ
ことあるごとにイチローの安打記録にケチをつけていた、ピートローズや張本勲がしゃしゃり出て、
「ミーの嫁は2900個おにぎり作った」
「弓子さんは試合数の多いアメリカで作ったものだから日本で作ったおにぎりなら僕の嫁の方が多い。喝だ!」
とか言っていつものように難癖つけてくるかもしれません。まあそれは冗談ですが、もはや風物詩になっていたレジェンド達の器の小さな小競り合いももう見られないと思うと寂しいですね。
プロ野球の世界は偏屈者の集まりですが、完全実力主義で生き抜いてきた男達なので、本音では尊敬しあっていると思います。
おにぎり2800個の内訳は・・
イチローはMLBで通算2651試合に出場しています。
福島弓子さんにおにぎりを作ってもらっていたのは、ホームゲームの時と言っていたので、およそ半分の1300試合でおにぎりを作ってもらっていた計算です。
(ビジターの時は好きな物を食べていたそうです。これは滅茶苦茶以外でした。食べ物に神経使いまくってると思っていました。)
一回につき2個か3個のおにぎりを作ってもらっていたと予想されます。
ルーティーン化の好きなイチローのことなので、個数は固定かと思いきやそうでもなかったようです。もしかしたらダブルヘッダーの日はまとめていたり、あとはペドロマルチネスなど一流ピッチャーと対戦するときは1個多めに作ってもらったりとかいった秘密があるのかもしれません。
ただこれって実はイチローだけじゃないんですよね。サラリーマンの方や学生の方も嫁さんや母親に作ってもらったお弁当を計算したらグっとくるものがありそうです。(コンビニの方ごめんなさい。)
安打製造機などと言われましたし、本人も今日言っていたようにクレバーなイメージが先行して感情が見えにくい人物にも思われがちですが、こうやって日々のことにも感謝できる温かい選手だったんですね。
福島弓子さんは有能
有名野球選手の奥さんとしてはとても有能な方というイメージです。
左の女性が弓子夫人。
ファッションセンスが素晴らしく、彼女にコーディネイトされた時のイチローはいつもより更にかっこよかったです。MLB恒例行事のパートナー同伴パレードなどでよくお見掛けする機会がありました。
あとは資産管理でもイチローの200億円近い生涯年俸を法人化して彼女がうまく運用しているらしいです。(ただイチローは年俸を60歳ぐらいまで分割して受け取る契約もあるので、実際にはもっと少ないでしょう)
そして彼女の素晴らしいところはこれだけの才色がありながら、出しゃばらないところですかね。元アナウンサーだけに時折テレビに出て旦那の自慢などしたくなりそうなものですが、全くそういう俗っぽいところがないです。
一流アスリートのお嫁さんとしてはこれ以上ない素晴らしい女性です。イチローが言っていた通りこれからは少しゆっくりして欲しいですね。