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【動画】伊調馨川井梨紗子に敗北⇒東京五輪出場の裏技 妹友香子の階級へ

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女子レスリング女子57kg級の世界選手権出場をかけ、伊調馨と川井梨紗子がプレーオフで無観客試合を行い川井梨紗子が勝利しました。世界選手権出場だけでなく、そこでメダル獲得以上だと東京オリンピック出場当確となるため、伊調馨は自力での東京五輪出場が消滅、5連覇の偉業もかなり厳しくなってしまいました。

しかしながら裏技に出場する手段も残されています。今回の試合や女子レスリングの状況や、あとは審判団の判定に不満の声等まとめて紹介します。

まずはどちらの選手もお疲れ様でした。

伊調馨は栄和人監督のパワハラを告発した側、川井梨紗子は栄監督の至学館派ということで代理戦争的な見方もできたので、ある意味ではよりエキサイトして試合を観戦できました。

以下伊調馨のコメント

「やれることはやったので悔いはない。梨紗子が強かった」

「今は待つ身なので、どうなるかは分からないですけど、レスリングに携わっていきたい」

ちなみに栄監督がいた至学館系の選手では

53kg 向田真優
57kg 川井梨紗子
62kg 川井友香子
68kg 土性沙羅

が代表に内定しています。

 

【動画】伊調馨vs川井梨紗子プレーオフ

↑ まずこちらが今回行われたプレーオフの試合。川井梨紗子もリオ五輪で別の階級ながら金メダルを獲得している世界でもトップクラスの選手です。伊調馨も35歳ながらよく渡り合いました。

↑ こちらが全日本選手権の最初の戦い。1次リーグで伊調馨が17年ぶりに日本国内で敗北し話題になっていました。

↑ しかし全日本選手権の決勝で伊調馨がリベンジ。東京オリンピック出場へこの段階では一歩リードしていました。

↑ 2019年6月の全日本選抜選手権で今度は川井梨紗子が勝利。これにより決着は今回行われたプレーオフでともつれ込んだ、というのがこの二人の一連の争いでした。最終的には川井梨紗子が勝利し決着。

余程の事が2つほど重ならなければ世界選手権でメダル以上は獲得する実力が川井梨紗子にはあるので、実質的に伊調馨のこの階級での東京五輪出場は難しくなってしまいました。

 

伊調馨が東京五輪出場するため残された道

川井梨紗子はまず世界選手権メダルを取るのでこの階級は相当難しいです。しかし妹の川井友香子は姉ほどの強さや実績がありません。ですので62kg級の代表に内定している彼女が世界選手権でメダルを逃した場合、伊調馨が階級を上げて5連覇を目指す手段は一応残されています。

但し世間は後押しするでしょうが、伊調馨のプライドとレスリング協会の判断で現実的にそのちょっとずっこいやり方が実現するのかどうかは分かりません。同じく怪我で代表枠から漏れてしまった登坂絵莉もこの手段が使えるはずです。

とはいえ川井友香子に負けろと願うのはおかしな話なので、まずは62kg級に出場する川井友香子を応援し、その結果次第でどうなるか見守るのがファンの在るべき姿勢なのかなと思います。

ネットの反応

判定に不満の声、伊調馨寄りの意見が多かったです。後述しますが個人的にこれには全く同意できないです。

吉田沙保里sage伊調馨ageの風潮

女子レスリング界のパワハラ騒動ですが、当初から言い続けているように構図としては栄監督(至学館)vs田名部コーチ(伊調馨はこちらサイド)の派閥争いであって、栄監督が一方的に悪いとかいう世間が思っているような背景ではありません。これは公開されている資料を見ても明らかです。

少なくとも今我々が知ることができる情報で選手の誰が悪いというようなことは絶対に断定できないです。スマップの独立騒動と似ていますね。体制側についた人間は叩きやすいですし、勝ち馬にのる方が心理的に楽なので、今回でいえば吉田沙保里が確定的な根拠もなく叩かれる事態になっていました。

それでいて女子レスリング自体には興味がない世間というのは恐ろしいです。

5連覇は私も見たかったですがちょっと厳しくなってしまいました。とはいえまだ0%になったわけではないので、4連覇した伊調馨の強運がどう働くのか見守りたいと思います。










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