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伊集院光「youtubeは無くなる」は正しい ラジオでユーチューバーに言及

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伊集院光さんが、ラジオ番組「深夜の馬鹿力」内にて、youtubeは急に無くなってもおかしくないと発言し物議を醸しています。

ネットでは「公務員以外はどの職もいつ無くなるかもしれないのは同じ」「youtubeは無くならない」といった意見もありましたが、個人的にはこの伊集院光さんの意見は正しいと思いますので、その理由など紹介します。

3分20秒ごろからyoutubeについてのお話。以下発言抜粋。

「今や子どもの夢の職業のすげぇ上の方にさ、YouTuberいるじゃん」

「でもさ、YouTubeなんてものはさ、一会社が提供してるサービスだからさ、急になくなったっておかしくないじゃん。現に、その辺、細かく公開してないけど、YouTuberの人がYouTubeの大もとからもらえてる広告料みたいな、一人見たらいくらみたいな額ってどんどん下がってるわけじゃんか」

「突然YouTubeってなくなるかもしれないじゃん。明日、YouTubeなくなりましたみたいな」

「そう考えると、YouTube塾に行ったとて。少年が大人になった時、YouTubeなんてものがあるのかどうかは分からない」

「すげぇ世の中だなって。子供の夢みたいなものが、一瞬で閉じられることもあるし」

というような内容です。

『一人見たらいくらみたいな額』は所謂広告単価ですが、これに関しては下がっていると断言はできないです。そもそも単価は公開されていませんし、優良チャンネルは単価はむしろ上がっているという話すらあります。

あとは登録者が多くなれば企業案件もあるでしょう。とはいえ職業ユーチューバーは突然成立しなくなってもおかしくない、という話についてはかなり同意するところがあります。

 

ネットの反応

職業ユーチューバーと会社員の違い

確かに一般企業にも倒産のリスクはありますし、芸能人だっていつ人気を失うか分かりません。それこそ公務員以外の職は突然職を失う危険性を抱えて生きています。(その公務員も戦争やAIによって駆逐される可能性が0ではないですが、まあここでは置いておきます)

youtubeが決定的に違うのはgoogle一社が運営している点です。また、広告の認可だけでなく、検索のアルゴリズムも全てgoogleの一存なので、社のちょっとした方向転換で突然収益が地の底に落ちてしまいます。

(ですので大手ユーチューバーの一部はリスク分散も兼ねて、複数のチャンネルを運営することも)

一般企業とサラリーマンとの間には、労働基準法という法律の約束事や他社とのパワーバランスもありますが、youtubeとユーチューバーの間にその力学は働いていないので、余程の大手でもない限りユーチューバーを本職にするのはリスキーな選択です。

 

youtubeで大手でも他配信サイトでは弱小

但しそういった前提は皆承知の上で参入するわけですし、他にもトレーダーなど何の保証もない職はいくつもあるので、それはそれで全く問題ないと思います。問題は子供が目指す人気の職業になりつつあるのに受け皿が少ない点でしょうか。(e-スポーツもそうです。)

仮にyoutubeがサービス廃止となったとしても、twitchなど他配信サイトも全て無くなることはまずあり得ません。しかしyoutubeで大手だったから他配信サイトでも大手になれるかというと全くそんなことはありません。

(実際に大手ユーチューバーがyoutube内でチャンネルを作り直しても、登録者が全く伸びない事例もあります。)

ツイッターなどと紐づけてうまく連携できれば、多少スムーズに他サイトへ移行できるかもしれませんが、何れにせよ時間はかかるでしょう。チャンネルはファンクラブではないので、結びつきはとても脆弱です。

 

トークスキルや編集技術はクソの役にも立たない

youtubeで磨いたトークスキルや編集スキルは他の配信サイトでも役に立つという意見もありますが、それはあまり期待できないです。

youtubeの個人チャンネルで、他の追従を許さないような独創的なセンスや専門的なスキルを持っているチャンネルはほぼ皆無と言っていいです。

素人がそれなりのスキルで人気者になれるのが配信業の特徴の一つですし、そもそもそこまでのスキルが求められないので、仮に素晴らしい編集技術やトークスキルがあったとしても、役に立つ場面は少ないでしょう。悲劇の若者を生み出さないためにも、youtubeがなくならないことを祈るばかりです。










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