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いきなりステーキ閉店の理由 株価と倒産説 社長は一瀬邦夫

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いきなりステーキが全国にある488店舗のうち少なくとも44店舗を閉店する予定であることが明らかになりました。

つい先日には社長の「来店してくれないと店が潰れます」という直筆での懇願書が話題になっていましたが、やはり自転車操業に陥っていたのでしょうか。閉店ラッシュの理由や株価推移、ネットの反応など紹介します。

いきなり!ステーキを運営しているのはペッパーフードサービスです。いきなりステーキ以外にもペッパーランチを国内外に500店舗近く展開するなどしていましたが万が一倒産となれば、こちらにも影響が出るかもしれません。

「肉マネーチャージ」の残高が余りまくっている方は使い切れるようどの店舗が閉店となるのか注視しておいた方が良さそうです。

美味しそうですが、閉店ラッシュを悲しんでいる方は少なくともネットではかなり少数派でした。私は行ったことがないので閉店を機に一度ぐらいは行ってみようと思います。

以下一瀬邦夫社長コメント

「思い切った決断をして、自社競合であれば、1店を閉めることによってもう1店が売り上げが上がるだろうと」

「新たな魅力をどう創出していくか、それはお客さまが求めてるとは限らない。でも僕が一生懸命考えて自分が魅力を感じたものは、お客さまの理解が得られると思う」

株価の暴落

ペッパーフードサービスの株価の動きです。

↑ 1週間での推移。

↑ 1年の推移。(ヤフーファイナンスhttps://finance.yahoo.co.jp/)より

順調に株価が下がってきていました。

倒産は?

実はペッパーフードサービスは2007年に起きたペッパーランチ心斎橋店店長による強姦事件で株価がストップ安となるなど倒産の危機に陥ったことがあります。その時は社員ではなく独立した形での業務委託だったこともあり何とか持ち直し、ステーキのヒットで軌道にのったかと思いきや再び躓いてしまいました。

(人身売買も疑われるとんでもない事件でした。)

電子マネー購入者によるチャージ消化が加速すれば、資金繰りが更に厳しくなってしまうため倒産する可能性もありそうです。

 

閉店ラッシュ

「東京チカラめし」の閉店を彷彿とさせます。

 

閉店の理由は

・店舗を急激に増やしすぎた

・日本人はそこまでステーキを食べない

・社長のワンマン経営ぶりが内外で目に余った

・容易に真似できてしまうビジネスモデル

・ステーキは家でやったほうがお得かもという考えに陥る

こんなところですかね。

やはり1番の理由は店舗を増やしすぎたことによる自社競合やサービスの低下を誘発したことだと思います。この社長はかなりイケイケのスタイルのようで今まではそれが功を奏していたようですが、今回は仇となってしまいました。

ロジカルなタイプではなく、野性の感で成り上がったタイプなんでしょうか。

「このままでは閉店になります」の懇願書も客からすると反応に困るアピールでした。あとは一瀬邦夫社長のワンマン経営ぶりも囁かれていました。ワンマン経営はトップダウンで物事を決められるため勢力拡大中はいいですが、規模が大きくなると行き詰まる傾向にあります。

 

ネットの反応まとめ

いきなりステーキ 原価率的にはお得

原価率でいうと実はかなりコスパのいい飲食店ではありました。

ただステーキの場合、基本的にお肉を焼くだけでとりあえず成立してしまうので、顧客の頭では「より良い肉買って家でやった方がいいかも」という考えになりやすい食べ物ではあります。

それに加えて、日本人は腸が長く大量の肉の消化には向いていない体質の方も多いので、日常的にステーキを食べる文化はちょっと難しかったですかね。個人的にそばやうどんなど立ち食いの外食はありなんですが、ステーキは座ってゆっくり食べたい派です。ですのでいきなりステーキには行ったことがありませんでした。恐らく普通においしいとは思いますので一度は行ってみる予定です。










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