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井上尚弥がツイッターで怒り 週刊新潮『名前が地味』父親や弟を侮辱するな

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週刊新潮がやっちまったということで、ボクシング世界王者井上尚弥さんのネタ記事を書いたところ、本人から苦言を呈されていました。更には彼を支持する日本中のボクシングファンも週刊新潮の記事はモラルに反しているとして批判されています。

↑ 井上尚弥選手が自身のツイッターにて「名前が地味は失礼」と発言。非常に温厚な方なので記事を書いたライターの方もちょっと認識が甘かったのかもしれません。

 

週刊新潮の記事

該当の記事は「井上選手は強すぎて人気が出ない」「キャラも弱い」といった内容。

「まず、強すぎて試合がすぐに終わってしまい面白くない。王者になっても弱い相手ばかり選んで防衛を重ねる輩がいますが、ボクシングを知らない人には尚弥もそう見えてしまう」

「あと、話がつまらない。会見やインタビューも全然印象に残らない。名言もない。亀田家とは言わないまでも、本人も家族ももう少しキャラが立ってほしいですよね。母親が闘病中だった長谷川穂積だとか、誤審に苦しんだ村田諒太のようなドラマもないですし」

付言すると、名前も地味。具志堅や丈一郎なら、名前だけでも記憶には残る。

「結局、先に海外で有名になって逆輸入されるパターンかもしれませんね。既に尚弥は日本のファンから離れつつあります。今回も、場所は英国で、地上波の生中継はありませんでした。次戦の開催地はサウジアラビアと言われています」

ちなみに尚弥の弟も世界王者だ。日本で観られる。輪をかけて地味だが。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190601-00562392-shincho-fight

最後の一行は特に酷いです。せめて『井上拓真』の名前は出すべきでした。本当にボクシングライターなのかと疑いたくなるボクシングとは関係のない記事ですが、ただまあ個人的に言ってる事は分からないこともないです。

井上尚弥が大金を稼ぐために

要はこの記者は「井上尚弥の存在はやや面白みに欠ける」と言っているわけですが、これは私も同じ考えです。(ボクサーとしての能力は疑いの余地がないですし、それこそかなり前から当ブログでも最大限に評価しています)

ボクシングファンは井上尚弥がどんなキャラクターでも試合を見ますが、お茶の間のライトなファンは、+αで特徴的なキャラクターやドラマ性がないと振り向いてくれません。

その点上手くやったのが近年では亀田興毅と亀田大毅で、彼らはキャラクターありきで大衆の注目を集めていました。好意的に解釈すると、記事を書いたボクシングライターは井上尚弥が大金を稼げないのはおかしいという思いもあったのかもしれません。

井上尚弥のマインド

トップアスリートは言葉の端々から「俺はこんだけがんばった」「自分はここが凄い」という自己顕示欲が漏れてくるものなんですが、井上尚弥選手は全くそれがないですね。

素晴らしい事ですが、視聴者が人間井上尚弥に興味を持つとっかかりになるフックすら与えてくれない、ソツがなく世話のかからないマインドをしています。(リング上や練習ではその成熟したマインドが大いに役にたっているんでしょう)

敢えて我儘をいうのならば、優等生は全然かまわないので、もう少しウィットにとんだ言い回しや、あとは彼にしか分からないようなボクシングの技術論を聞いてみたい気持ちはあります。

(例えば長谷川穂積が相手の呼吸でパンチを出すタイミングが分かるといっていました。畑山隆則でさえ理解していなかったので、視聴者は当然理解不能でしたが、信者やファンを生むきっかけにはなっていました)

ファンは怒り

今後のプロモートについて

とにかく無敵の強さなので、一度負けてからの復活ストーリーみたいなことにもならないですし、短いラウンドで試合が終わる事は放送局にとっては確かに考え物です。

週刊新潮の記事は褒められたものではないですが、こういうトラブルは人気者の証ですし、世間が井上尚弥を知るきっかけにはなり得ると思いますので、失礼ではあるものの、結果的に井上尚弥の人気に貢献してくれる可能性は高いです。

あとは『海外で評価されたから凄い』という評価の逆輸入パターンが井上尚弥選手を人気者にする手っ取い手段ですかね。WBSSやリング誌のPFPランキング入り等で徐々にそういう評価のされ方をしている感はあります。ロドリゲスとの試合は録画にも拘わらず10%いっていましたし、今後更に人気者になってくれるはずです。










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