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石野卓球と電気グルーヴ、原盤権とピエール瀧の行方「ソニー自分から辞めた」

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メンバーのピエール瀧がコカイン使用で逮捕され去就が注目されていた電気グルーヴと石野卓球ですが、ソニーミュージックアーティスツとの契約を終了したことが明らかになりました。

自分から辞めたと言っている石野卓球ですが、ネットでは辞めさせられたくせにといった声や、原盤権がどうなるのかファンから心配の声もあります。原盤権を要としてこの問題を考えてみます。

以下石野卓球氏のツイッターでのコメント。

石野卓球にも薬物疑惑が一部から上がっていましたがそれに関しても全否定しています。また辞めた経緯について嘘をついたらソニーミュージックアーティスツから後々否定されて面倒なことになるかもしれないので、これも本当の事だと思います。

問題となってくるのは電気グルーヴの原盤権でしょうか。

 

原盤権とは

CDには著作権と別に原盤権という更に比重の大きい権利が存在します。

CDに録音するために必要な機材やスタジオミュージシャン、発売にあたって必要になってくる流通の確保、在庫管理など諸々の費用とリスクを受け持つ代わりに原盤権を所有することができます。

大抵の場合は所属するレコード会社が原盤権を管理しており、著作権を持つミュージシャンが契約解除となりレコード会社から離れても、そのレコード会社は原盤権を元にCDを発売することができます。

著作権だけでなく原盤権をも所有しているミュージシャンといえば矢沢永吉やX JAPANのYOSHIKI、虎舞竜の高橋ジョージなどでしょうか。

特にYOSHIKIさんは若い時から権利関係の知識を学んで、自分の10倍もCDを売っていた小室哲哉さんと同じぐらいの収入があったと言われています。(Xジャパンだけでなく自身が立ち上げたエクスタシーレコードではGLAYやLUNA SEAなどの原盤権も所有しています。)

勿論当然良いことばかりではなく、CDの宣伝や流通は本来ミュージシャンの仕事ではないので、うまくいかない事も少なくありません。

 

電気グルーヴの原盤権は‥

レコード会社はそうそうこの権利を手放さないので、電気グルーヴの原盤権もまずソニーミュージックアーティスツに残るはずです。

ですので電気グルーヴがいなくなってからも、売れるかどうかは別としてソニーミュージックアーティスツから、石野卓球の与り知らぬ構成のアルバムが発売される可能性はあります。

原盤権の余談

以前このケースがB'zで発生しました。

B'zは自身が離れたレコード会社から発売されるベストアルバムの発売日に、自分たちが立ち上げたレコード会社からのアルバムの発売を合わせて抗戦したことがあります。

こう聞くとファンは後者のCDを購入しそうですが、音源や声などは、いい時のものをレコード会社が所持していることが多いので、案外ファンとしてもどちらを購入するか迷ってしまうものです。(原盤権がなければ録音し直しということになります)

どうしても原盤権が欲しい場合は、お金で買うしかないのですが、例えばビートルズの原盤権などは数十億円するなど簡単なことではありません。

電気グルーヴの活動

元々CDの売り上げというよりもライブパフォーマンスで集客し収益を生み出すバンドだったようなので、原盤権がSMAに残ってもいくらでも活動の道はあるはずです。

固定客はついているのでうまくやっていけるんじゃないでしょうか。

ちょっと気になるのは以前は原盤権があるからSMAに残るみたいなことを言っていたので、電気グルーヴを存続するにあたって、ピエール瀧を見捨てるか原盤権を諦めるかの2択があったのかもしれません。

 

石野卓球を批判する声も

辞めさせられたのではという声もありました。

ファンの反応

多くは肯定的な反応でした。

石野卓球はかっこいいと思う

電気グルーヴの曲は日常的に聞いているわけじゃないですが、石野卓球の今回の件での立ち振る舞いは一貫していてかっこいいなと感じています。

勿論薬物や犯罪はダメなんですが、多くの芸能人が不祥事を起こした仲間を切り捨てているのに比べると、個人的にはこちらにより好感を持ってしまいます。(もしかするとただの契約切れかもしれませんが)

まあ友人に関する考えは正解がないので受け取り方は多様ですね。あとは石野卓球には家族がいないので、結婚して嫁や子供がいればもしかしたら違う選択になったかもしれません。以上石野卓球と電気グルーヴのSMA離脱についてでした。










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