不祥事、事件

伊藤仁士の生い立ちと家族構成 大阪女児誘拐監禁 被害者は複数

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大阪市住吉区の女児赤坂彩葉さんが行方不明になっていた事件で、栃木県小山市の伊藤仁士(いとうひとし)容疑者が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。彼の自宅からは15歳の別の女性も保護されており、監禁の疑いも持たれています。

※15歳の女性は2019年6月から行方不明となっていた女子中学生。テレビ視聴を許されるなど割と自由な環境を提供されてはいたようです。また15歳女性が失踪した際、部屋に会ったメモから一旦は伊藤仁士の家を特定し警察が任意で捜索していましたが、この時は発見できず事件の解決に失敗しています。

成績優秀で剣道もやっていたという文武両道だった彼は受験に失敗し徐々に道を踏み外していったようです。※今回の事件では「SNSで助けを求めていた子を助けてあげた。正しいことをした」と犯罪者らしい供述。彼の学生時代の生活ぶりなど生い立ちや自宅と家族構成について。

 

【画像】伊藤仁士の生い立ち

中学校時代までは成績優秀できちんとしていたそうです。但し幽霊とあだ名をつけられるなどイジメとまでは言わないですが、はぶりの対象となっていた報道があります。

成績優秀だったものの口数は少なかったそうです。

以下同級生の伊藤仁士容疑者に対する発言。

「伊藤は生まれ育ちはこのへんですよ。中学時代は剣道一筋の3年間。女子生徒と交流するタイプではなく、大人しい性格で、勉強は成績優秀で表彰されるくらいだった。でも、高校受験で第一志望に落ちてから、人が変わってしまった」

高校受験に失敗し変わったと言っていますが、女子を誘拐、監禁するまでは変わりすぎです。高校受験ごときの挫折は乗り越えるべきでした。更に母親が近所の住民と立ち話していると、「おまえいつまで話しているんだ」と怒鳴りつける大人に仕上がってしまいました。

仕事は職業不詳と報道されていましたが、ラーメン屋のバイトや自動車学校の事務など、卒業してずっとニートというわけではありません。

彼が抱える悩みなどもあったのでしょうが、自宅も一戸建て、顔立ちは割とイケメンの部類で表向きのスペックは恵まれていたように映ってしまいます。

 

自宅と家族構成

栃木県小山市の自宅。外観は普通ですが家族構成はやや複雑で、父親は既に他界、母は近くの母屋で伊藤仁士からみた祖母を介護。伊藤仁士は3人兄弟の一番上の長男で、弟と妹も一緒に住んでいた時期もあったそうですが、現在は家を出ています。

つまり伊藤仁士はこの家に一人暮らしです。但し母親に関しては自宅に知らない女性が監禁されていると知っていたと疑う方も少なくありませんでした。

以下近隣住民の証言。

「仁士は二階建ての白い一軒家の二階に住んでいました。最近はずいぶん遅くまで灯りが点いていましたね。洗濯は母屋に住んでいたお母さんの方でしていたみたい。仕事もしないで、夕方くらいに起きてくるような生活だったと聞いています。」

「3人兄弟の一番上でね。父親は運転手をしていたが交通事故で亡くなって、それから家族は遺族年金で暮らしていた。仁士の2人のきょうだいはもう家を出て、立派に働いている。妹さんは医療関係だったはずです。お母さんは最近、母屋でおばあちゃんの介護に付き切り。仁士は20代の頃から引きこもりがちで、母親が近所の人と立ち話をしていると、『おい、いつまで話しているんだ!』と怒鳴ったりしていた。最後に仁士を見たのは先週でしたが、変わった様子はありませんでした」

「ニュースで行方不明になっている女児のことは知っていたが、まさか家のすぐそこにいたなんて」

「つきあいはほとんどなかった。何年も男を見ていない。家の前には青い自動車が止まっていることが多かった」

近所付き合いはほとんどなかったようです。

なお自宅から出てきた伊藤仁士の家族はインタビューを拒絶しています。殺人や長期監禁など最悪の事態は避けられたから幸いだったものの、敷地内に同居していた家族に対しては同情と批判と両方の声がありました。

 

誘拐のつもりはなかった

伊藤仁士の言い分としては15歳女性の話し相手目的に合意の上で連れてきただけで、誘拐のつもりはなかったとのことです。

成績優秀とのことだったので、どこかで法律違反とは知りつつも、女性を無理やり連れてきたわけじゃないことで安心しょうとしていたのかもしれません。何れにせよ彼の考えは無関係に今回の行為は立派な誘拐です。これは刑法224条で定められています。

未成年は本人だけでなく親の合意もないと誘拐罪となり、未成年者誘拐は3か月以上7年以下の懲役となります。今回のケースは悪質かつ社会的にも影響の大きい事件なので、検察も法的に精一杯の処分を課すよう努力するはずです。とはいえネットで望まれているような終身刑レベルの刑期は不可能だと思います。

 

ネットの反応まとめ

SNSで知り合った男についていったということで女児に対する批判も目につきました。母と女児は再会時号泣していたようなので、SNSやスマホとの付き合い方を考え直すきっかけになるかもしれません。

母親はかわいそうなのか

伊藤仁士の母親は加害者側でもあり、視点をかえれば被害者とも言えます。近くの母屋に住んでいながら事件を防げなかったことや、彼が人生の道を踏み外してしまったことへの責任を問う声もありました。

一方子供の人生にいつまでも干渉できるわけもないので、伊藤仁士の罪は道義的にも彼だけの責任であるという考えもあります。個人的にはこちらの考えで、彼の母親に同情してしまいました。兄弟も真面目に働いていたのに恐らく多少の影響は受けることでしょう。ほぼ確実に数年の刑期の後にシャバに戻ってくるので、その時には更生していることを願います。










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