決勝トーナメント開始まで1日空くということもあって、先日のポーランド戦以降、日本代表に対して、一般人だけでなく、サッカー好きの有名人や元選手などから様々な意見がありましたので、まとめて紹介します。
まずは日本代表選手達の意見、そして好意的な意見、否定的な意見の順に紹介します。
日本代表選手の声
原口元気
「批判している人は、本当にぎりぎりの戦いをしたことがない人なのではないか」
全否定している人に関しては確かにそうなのかなと思います。ちなみに私は代表擁護派ですが本気で戦ったことがありません。
その他には・・・
香川真司
「戸惑いはあったがすぐに切り替えた。監督を信じていた。」
長谷部誠
「自分たちが勝ち取った結果として受け止めたい。これが勝負の世界」
本田圭佑
「僕が監督でもなきなかったが。素晴らしい采配だった。結果が全て」
大迫勇也
「全然普通のこと」
どの選手も結果に拘っている心情が伝わってきました。
擁護派
では日本代表のプレーに対して肯定的な方々を紹介します。
安倍晋三
「ルールの中でさまざまなことを考えた上での戦略だったと思う。陣頭指揮を執る監督の決断」
ネット上では真逆のニュアンスのコメントがあったの書かれていたけど、ガセネタでした。昨日のプレイは政治の世界でも通じる所があるのかもしれません。
加藤浩次
「理解できる」
この人は確か北海道選抜だったような。ただ自称らしい(笑)
竹内涼真
「これが勝負の世界。あの選択が正しかった」
これで女子の何人かは肯定派に回るのではないでしょうか。
長嶋一茂
「攻撃している時に弱点ってできるわけです。完璧に守りに入ったら、そのリスクヘッジはできるわけ。そういう戦略」
代表に一定の理解を示していました。
三浦知良
「勝ちに本当にこだわったやり方」「大きな日本の財産になる」
カズが言うと重みがあります。岡田監督の事は素晴らしい監督ですが、カズをフランスに連れて行くべきだったと思ってます。
武田修宏
「ドーハのときはパス回しという文化がなく最後まで全力で戦ってしまい同点に追いつかれた。今回のようなパス回しを当時していたら、WCに出場できてた。日本は失敗から学んで進化した。今回は正しい判断をした」
カズもそうですが、この人たちはドーハの悲劇で叩かれましたからね。勝負の世界は甘くないという事を肌で知っているので、こういう方たちはほとんどが肯定的な意見でした。
木村太郎
「日本がこれだけねうまくサッカーのルールを利用したのがシャクなんですよ」
これはあると思います。以前触れましたが、いつもルールをうまく活用している外国人が、愚直なはずの日本人が要領よくやっている姿に生理的にイラっとしたんでしょう。
イングランドなんて日本の直後に無気力試合しときながら批判していて理解不能でした。
否定派
高橋みなみ
「点を取りに行って欲しかった。でも凄く勉強になった」
さすがに芸能界を程よく生き延びているだけあって、バランスのとり方が上手です。
野村周平
「なにこの試合」
とポーランド戦の後に呟いて炎上したので、その後謝罪したんですが
日本を背負って戦ってくれた選手の皆様、スタッフの皆様には軽はずみな発言をして本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした。
まだ叩きたい、炎上したいならどうぞ。— 野村周平 (@n_o_m_u_r_a) 2018年6月28日
完全に最後の一行余計。これじゃ謝罪になってないです。西野監督がプライドを捨てて守りに徹したように、謝罪するのであれば、プライドを捨てて謝罪に徹するべきでした。
もう一人炎上タレントが
足立梨花
「いやいやそんな試合は見たくない」その後煽りに応戦して大炎上
私もこういう意見を持ってるから反対意見が出るのも当たり前だしその人たちの意見まで変えようとは思わない。
そうじゃなくてそれに乗っかってる人たちが嫌なだけ。
反対意見が出たから怒ってるんじゃない。
これでまた幼稚だと言われても仕方ない。— 足立梨花 (@adacchee) 2018年6月29日
煽り耐性が無い人はツイッターの類は使わないほうがいいです。
ただ炎上は普通損しかしないんですが、彼女の場合この本音でぶつかってくる感じがもしかしたら大穴で好感度上昇につながるかも。
発言を遡ったら、試合内容についてちょっと不満を述べているだけだったのでちょっとかわいそうでした。
ちなみに私は外見的に物凄く好きなタイプなのでとりあえず応援したいです。
セルジオ越後
「世界に対して恥をかいた。こちらが負けている状況で、別の試合に委ねるのはいかがなものか」
昔は代表に対する愛のムチだと思ってたんですが、最近はちょっとブレ始めている気がしないでもありません。でもきっとセルジオさんなりの美学があるのでしょう。
小柳ルミ子
「サッカーの魅力は、感動は、そこじゃないだろう?。そんな事よりメッシー、メッシー」
この人は何を言っても許される人なので、自由に発言して良いと思います。そういう地位を手に入れました。
坂上忍
「イライラした勝負しろ、松井の5連続敬遠と一緒。」
こういう考えがある事も理解はできます。
金田喜稔
「ラスト10分の戦い方はなんだったのか。恥ずかしくて怒りがこみ上げてきた」
日本人の元選手で否定派はかなりレアでした。
安貞桓
「韓国は美しく敗退したが、日本は醜く16強に進出した」
ノーコメントで
玉川徹(朝日報道局コメンテーター)
「結果はいいんだけど、それって今回の結果だけの話なんじゃないのかなって思う。どんな時でも消極的なことはしないで、常に勝ちにいってどんどん日本は強くなって、最終的に優勝しましたっていうストーリーを見たい」
内容への批判は分かりますが、最終的に優勝云々は綺麗ごと過ぎます。理想論はスポーツの世界と相性が悪いです。
イギリスメディア
「茶番」
確かに茶番でした。ただイギリス対ベルギーも同じく茶番でした。
サネッティ
「スポーツマンシップに則っていない。フェアプレーどころではない。」
サネッティはまずはマラドーナの神の手ゴールについて批判するべきです。
まとめ
まあ概ねこんな感じでしょうか。
あたりまえですがいろんな意見がありましたし、それでいいと思います。正解もありません。
印象としては、長くサッカーを見ている人ほど理解を示して、ワールドカップだけを見るような方ほど、否定的な考えであるのかなと感じました。
(あくまで傾向です)
私みたいなしょぼくれたオッサンは何度も日本人選手が出し抜かれるのを見てきたので、どうしても肩入れしてしまいます。
そして観戦歴が長いから偉いということでは全然なくて、サッカーは競技と同時に興行でもあるわけですから、より多くの人に認められてナンボでもあります。
ニワカファンとも呼ばれたりしますが、そういう人を取り込むことはとても大事なことなので、支持はしますが、やはり手放しで褒められる内容ではなかったのかなと思います。
ただ一番心配したのは選手達の精神状態だったんですが、日本人も変わりましたね。彼らは全く意に介していませんでした。パス回しの是非についてはとりあえずひと段落とする予定です。