日本代表がイランに3-0で快勝し、アジアカップ決勝へと進出しました。下馬評では不利でしたが、イラン代表は実はサッカーにおいては勝負弱いという過去があり、今回も勝負強い日本代表にしてやられました。
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日本代表は28日、アジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0で勝利した。この結果、日本は優勝した2011年大会以来、2大会ぶりの決勝進出を決めた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年1月28日
先発メンバーは以下。
GK 権田修一
DF 長友佑都、冨安健洋、酒井宏樹、吉田麻也
MF 遠藤航、柴崎岳、原口元気、南野拓実 、 堂安律
FW 大迫勇也
得点は大迫が2点、原口1点です。
日本代表を採点
日本代表にとってはワールドカップの次に大きな舞台がこのアジアカップです。採点もそれを前提と致します。まずはMOMから。もちろん2得点を決めたこの男です。
大迫勇也
8,5点
ポストプレーを期待された前半はイマイチでしたが、後半は見事でした。何か一つ調子が悪くても他のことでチームに貢献できる引き出しの多さと勝負強さを感じました。
得点の場面以外でも後半は要所要所で存在感を発揮し、イランのゴールを脅かし続けました。何とかカタールワールドカップまで力を維持して欲しいです。
冨安健洋
8点
影のMVPです。日本は歴史的に慢性的なCB不足だったはずなんですが、いつの間にか良質なCBが豊作になってきました。吉田麻也に昌子、植田など今後しばらくは安泰なんじゃないでしょうか。
冨安もこの試合とても落ち着いてましたし、順調にいけば8年後には昌子と冨安が日本の最終ラインを守ってくれているはずです。(さすがに4年後はまだ吉田麻也かな)
南野拓実
7,5点
得点という結果こそ残せませんでしたが、内容は素晴らしかったです。特に先制の場面では、イランの審判がなぜかスルーしたファウルの場面で、イラン選手が皆主審にアピールする中、南野一人諦めずボールを追い続け、大迫へのアシストセンタリングに繋げました。
イケメンですし、今後の日本代表を背負う一人になってくれるでしょう。
堂安律
6点
今日はイマイチでした。ただ彼はとにかくまだ若いのでこれからどうにでも転びます。最大限うまくいけばワールドクラスの選手にだってなれるはずなので期待しましょう。
後半に一ついいプレーがありました。南野と息が合ってくれば更にプレーの質も上がってくるはずです。
酒井宏樹、吉田麻也、長友佑都
7点
富安だけでなく、こちらの3人も安定して日本のゴールを守ってくれました。アジアで数年間無敗だったイラン相手に無失点は立派です。
長友は以前のようなピストン運動は影を潜めましたが、その分裏をかかれることは減りました。吉田麻也はGKとの連携で不安な場面がありますが、プレミアのGKではないような稚拙なプレーを権田がしてしまうが故の連係ミスだと思います。
これは一概にGKが悪いわけでもなく、吉田も目線を下げて何とか柔軟に対応して欲しいところです。
権田修一
6,5点
不安な動きはありましたが、堅実にプレーしてくれました。結果的に無失点で致命的なミスもなく、他のハーフのゴールキーパーと今後切磋琢磨して欲しいです。
決勝はとにかく結果が全てなので、多少はネタプレーがあってもいいので運も引き寄せて欲しいですね。
遠藤航
7点
内容は文句なしでしたが、とにかく怪我が心配です。イランの選手は途中から日本の強さにメンタルをやられたのか、非常に荒いプレーが目立ってきたので、審判はもう少し試合をコントロールすべきでした。
鼻か首の怪我か、脳震盪でしょうか。決勝にも期待しています。
原口元気
6,5点
終盤まで微妙なプレーに終始していましたが、最後の追加点で輝いてくれました。ただ終始微妙といってもこの選手はとにかく効果的に守備をしてくれるのでなかなか外せないんでしょうね。
ワールドカップとは反対サイドからの見事なシュートは痺れました。
森保一
7,5点
就任時は批判的な声もありましたが、とにかくこの人は結果を出しているので、エース中島不在の中文句なしの試合でアジアカップ準優勝以上確定は立派です。
遠藤の怪我にもうまく対応したと思います。あとは優勝し岡田監督を超えるような日本人監督の誕生を期待しています。
主審
4点
とにかく酷い捌き具合でした。そう簡単に買収などとは言いたくないですし、私は買収だとは思っていませんが、納得できない判定がいくつかあってそれが全てイラン寄りのものでした。
特に長友へのイエローカードや、柴崎が殴られた場面でレッドカードを出さなかった場面等は日本のサポーターの多くが驚いたんじゃないでしょうか。決勝はちょっと不安です。
決勝はカタールかUAE
中東は複雑な情勢なので、例えばカタールは地理的にはホームでもマインドの部分ではアウェイ状態だったりと、実は単純に日本が完全アウェイとも言えないのですが、今回に限って言えばかなり割を食った裁定をされていました。
そんな中で文句なしに勝利した日本代表あっぱれです。UAEが上がってきたら分かりやすいアウェイ状態となるでしょうが、今日の試合ができれば、今の日本代表に戦えない相手は、少なくともアジア圏にはいないはずです。
スーパーゲーム!
みんな応援ありがとう!
楽しすぎた!
優勝するよ!— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) 2019年1月28日
↑ 試合直後の長友選手のツイート。
イランはアジアで数年無敗でしたが、日本代表と戦っていなかっただけだったのかもしれません。日程的にも1日休みの多い日本が有利ですし、2011年以来の優勝よろしくお願いします。