日本代表がついにコパアメリカに出場することが濃厚に。実現すれば1999年以来です。
(↑プロモーションビデオ びっくりするぐらい金かかってない(笑))
その後も何度か招待されてはいたものの、お互いの事情によりなかなか実現しませんでしたが、日本代表がワールドカップで評価を上げたことも後押しになったのか、ここにきて再び機運が高まってきました。(コパアメリカはダゾーンに加入すれば無料で全試合観戦することができます。⇒DAZN公式サイト)
ではコパアメリカに出場する意義や問題点について考えていきます。
南米はなぜ日本代表を招待するのか
最初は一期一会の招待かと思ったんですが、継続的にお誘いしてくれてます。
目的はズバリお金です。
コパアメリカは賞金の捻出が困難なほど、資金繰りに四苦八苦しているので、お金持ちで金払いのいい日本の出場は願ったり叶ったりでしょう。(オイルマネーで潤沢な資金を誇るカタールの出場も決定しているようです。)
日本はワールドカップの放映権にも600億円だかの大金を支払っていたらしいので、そのお財布の紐の緩さは折り紙つきです。南米サッカー連盟も相当アテにしているはずです。
何たってまだ決定しているわけじゃないのに、プロモーションビデオに日本登場させたりと、かなり前のめりでです。若干引いてしまいますが、ありがたいことです。
金だけじゃない
勿論お金だけではないとも思います。
お金だけなら中国でも良いはずですが、招待されたのは日本。カタールは次回ワールドカップの開催国という付加価値がありますし、日本のサッカーに対する評価もあるはずです。
過去6大会のうち3大会でグループリーグを突破していますし、ラフプレーも少なく、マナーも良好、サポーターも選手もとにかくクリーンである程度強いという、いい意味で手頃なスペックが、南米のお気に召したんじゃないでしょうか。
南米選手権出場の問題点
アジアカップは強制招集の権限があるので、欧州にいる海外組も召集できるんですが、南米選手権にそれはありません。(FIFAの一存ですが、これは大陸選手権の意義を考えると仕方がないかなと思います。)
となるとJAFはJリーグの各クラブに召集をお願いすることになるんですが、ワールドカップ予選やアジアカップには使わないけど、大人の事情で南米選手権にだけ選手を派遣してください。
果たしてこれでJリーグのクラブは選手を送り出すのかなという疑問はあります。私がオーナーなら出さないです。
まずそこでうまく立ち回る必要が出てきます。
そしてそこから更に、2軍でやって意味があるのか?、南米勢はそれで納得するのか?と色々と問題が派生します。
日本が実質2軍であるということは、サッカーの質もそうですが、何よりそうなると日本国内での注目度の低下にもなり、しいては生み出されるお金も縮小してしまうわけで、お金の部分でも折り合いをつける必要が出てきます。
個人的には南米選手権への参加は大賛成なので、何とかこれらの問題を解決して、いい落としどころを見つけてほしいです。ハリルをWC直前で解任した連盟ならうまくやってくれるはずです。
南米選手権出場のメリット
今度はコパアメリカ出場の意義について。
FIFAランク
アジア圏内で弱小国同士しこしこ戦ってるだけじゃ、ランキングはじり貧です。ワールドカップの組み合わせに直結するので、FIFAランクは是非とも上げておきたいところで、世界ランク上位国もいる南米選手権への参加は、一つの有効な手段です。
ただし他大陸への参加は親善試合扱いになるらしいので、劇的に上がる事はありません。
FIFAランク計算式
対戦国の強さに重要度などの係数を掛けて算出します。
例えばワールドカップは重要度が4、アジアカップやコンフェデは3、ワールドカップやアジアカップの予選が2.5、親善試合は1です。(南米選手権でコロンビアに勝っても先日のWCでの勝利の1/4の上積みにしかなりません。)
せめてここだけでも変革してくれるといいんですが、なかなか難しいでしょうね
日本代表の経験に
まあこれが1番ですよね。
ガチンコの南米勢と戦える機会はそうそうありません。私はメキシコがあれほど強くなったのはコパアメリカのおかげとも考えているので、日本にとってもいい経験になるはずです。
我々ファンにとっても非常にありがたい機会なので、是非ともがんばって出場する方向で話をまとめて頂きたいです。田嶋会長、よろしくお願いします。DAZN公式サイト