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金田正一がMLBに行ってたら「球速160キロで200勝はできた」歴代投手との比較

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金田正一さんがお亡くなりになりました。別記事で様々な不倒の偉業については触れておりますが、MLB好きの私としては、プロ野球界で突出した金田正一さんがもしメジャーリーグにいっていたら通用したであろうかという点についても疑問がわいてきました。

日本で400勝という今後確実に破られないであろう記録を打ちたてたレジェンド投手の能力について考えてみます。

 

【動画】金田正一の投球と球速

球速は自称155キロ以上(180キロ出ていたと言っていたこともありますが、それはさすがにネタだと思います。)

あとは同時期の金田シンパの元選手達も彼は160キロ出ていたと証言しています。

ダイナミックで力強いフォームですが、個人的には140キロ台のような気がします。

一応映像解析では150キロ台という話ですが、フィルムのコマ数の問題などもあるため正確に計測できているかは疑問です。また、打球の速度などは飛躍的に上がっているので、投手の球速がこの当時と大して変わらないレベルなわけがないという、常識的な観点で150キロ未満なのかなと思っています。

また古田敦也さんはじめ近代的な選手たちの中には、金田正一さんら大昔の選手が映像の証拠がないのを良いことに誇大申告しまくることを笑っている方もいます。

 

同年代MLB投手の球速は

同じ時代のMLB投手ターク・ファレルなどはテレビ番組の企画でレーダーガン計測で3球投げ91.2マイル、94.0マイル、93.5マイルだったらしいです。

1マイル1.6キロ程度なので平均すると150キロ弱、最速で151キロ程度。タークファレルは身長が190センチ以上あったので。184センチの金田正一がそれ以上の球速を出すのは難しい気がします。

 

金田正一のMLB評

以下金田正一さんのMLB関連の発言です。

・自分ならストレートだけで年俸30億円以上貰える

・ダルビッシュや田中将大と比べても自分の球のほうがプロフェッショナル

・今プレーしてもメジャーではやらない。日本の野球を守る

・縦の変化球を使うのは日本人投手ぐらい。あれは誤魔化しの投球。

・22歳の時に自分の投球を見たヤンキースのステンゲル監督に「日本のプロ野球選手で金田だけは通用する。」と評価されメジャーに誘われた。もしメジャーに行っていればMLBで200勝、通算で400勝できた。英語ができなかったから行かなかった。

・ドジャースのラソーダ監督も1965年の自分の投球を見て球速に驚いていた

といったところです。

本音でもあるんでしょうが、金田正一さんには日本球界最高投手という自負があるので、片意地を張った結果の回答にも思えます。年俸に関しては黒田博樹などが10億円以上もらっていることに対しての嫉妬も感じました。

落ちる球云々は恐らく自分がフォークなどを投げなかった、投げられなかったことの裏返しでもあるはずです。

他にもメジャーリーグ監督たちの賛美など信憑性の分からないエピソードもありますが、とはいえ金田正一さんはプロ野球でも屈指の実績があるので信じてあげたい気持ちもあります。通算400勝にはそれぐらいの説得力があります。

 

金田正一の凄さ

なんといってもそのタフネスぶりでしょうか。通算投球回5500回以上は日本では歴代最多です。

歴代のメジャーリーグでも金田正一さんより多く投げているのはパッド・ガルヴィンとサイ・ヤングという1980年代の投手と、ウォルター・ジョンソンというこれまた金田正一さんよりも昔の選手の3人だけです。

この頑丈さは世界でもトップクラスじゃないでしょうか。防御率も通算で2.34なので超一流ではありますが、率系の指標に関しては他にももっとすごい日本人投手がいます。

防御率の突出度については

1位 2.05  ダルビッシュ有
2位 2.29   藤本英雄
3位 2.42  田中将大
4位 2.49 稲尾和久
5位 2.60   前田健太
6位 2.60  大友工
7位 2.61  杉下茂
8位 2.65  松坂大輔
9位 2.67  村山実
10位 2.74 鹿取義隆
11位 2.76 斎藤雅樹
12位 2.77 V.スタルヒン
13位 2.83  荒巻淳
14位 2.84   金子千尋
15位 2.84 別所毅彦
16位 2.85 大野豊
17位 2.85  江夏豊
18位 2.86   柚木進
19位 2.88 池永正明
20位 2.89  森弘太郎
21位 2.91  G.バッキー
22位 2.91  上原浩治
23位 2.91  野口二郎
24位 2.93  金田正一
(http://ranzankeikoku.blog.fc2.com/blog-entry-525.html)

というデータもあります。

防御率もパークファクターなどが絡むので完璧な指標ではありませんし何より率系の指標はキャリアが長い方が不利なことが多いです。しかし金田正一さんは防御率で有利に働くリリーフとしても割と投げているので、プロ野球界でも分が悪い投手がいることは間違いないでしょう。

個人的には日本人歴代ナンバー1の投手はダルビッシュか田中将大だと思っていますが、オールタイムチームでローテーションを6人で組むとなったら金田正一さんも入れます。14年連続300イニング以上は頼もしい事この上ないです。

 

同年代MLB投手との映像比較

同時期にMLBで活躍した投手達の映像も残っています。

サンディーコーファックス

凄まじい投手でしたが投げすぎて20代で壊れてしまいました。今の時代のほうが活躍できたタイプの投手かなと思います。逆に金田正一さんなどは投げまくれる当時の方が適正があった気がします。

ウォーレン・スパーン

メジャー通算363勝。この投手は1940年代から1965年にかけて5200イニング程度投げています。

ホワイティーフォード

通算200勝以上。金田正一さんとほぼ同時期の投手です。引退後松脂などを使った反則球を投げていたことを認めているようです。

トップ投手たちの体のサイズは金田正一さんと同じぐらいです。

日米野球での成績

以下金田正一さんの日米野球の通算記録です。

25登板、1勝12敗、93回2/3、49奪三振、防御率7.11
118被安打、20被本塁打、56四死球、82失点、74自責点

少ないサンプルですがかなり打ち込まれているようです。

 

ネットの反応

カーブも日本みたいに落差出せないから厳しい

通用しそうだけど環境にキレて帰国する

 

総評とアンケート

全盛期ならばそこそこやれたと思っています。金田正一さんの時代のMLBの平均防御率は3点台後半なので、それよりちょっと下の防御率で300イニング以上投げることができたような気がしています。壊れないことが確定しているのは大きいです。

日米野球では打ち込まれていますが、通算100イニング以下なのでさすがに確率のブレだと思いたいです。他にもいくつかネガティブな要素はありますが、日本で金田正一さんレベルで突出していた場合多少能力がダウンしても乗り越える地力があるはずです。しかし皆メジャーリーグに行くようになったので、たらればを考えたくなる夢のある選手達がどんどん減っていくんでしょうね。以上金田正一さんとメジャーリーグでした。

金田正一がメジャーリーグに行ってたら



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