村田諒太にとっては残念な結果になってしまいました。
WBA&WBCミドル級タイトルマッチのカネロ対ゴロフキンの試合は前回同様かなり微妙な内容ながら、カネロが2-0で判定勝利。
↑ 試合動画
判定のポイントは、
114-114 ドロー
115-113 カネロ
115-113 カネロ
というはっきりいってどっちが勝ってもおかしくない内容ではありました。ただ試合後ゴロフキンは顔を腫らしていましたし、何より2連敗という結果は大きいです。
ここ数年PFP筆頭として別格扱いされてきたゴロフキンですか、この結果でかなり価値を落としてしまいました。なんだかんだ無敗のメイウェザーは色んな意味で物凄いボクサーという事が分かります。
年齢的にゴロフキンはこのまま引退でしょうか。ラバーマッチに漕ぎつける気力はないと思います。
スコアカード
イニングごとの採点表は以下のようになっていたようです
カネロvs.ゴロフキンのスコアカード。#CaneloGGG2 pic.twitter.com/9EMgSsmRZ4
— jumbo (@pacmay0313) 2018年9月16日
最終回カネロに振られていたのは結構波紋を呼ぶかもしれません。ただ微妙な判定ではあっても、誤審と言い切るほどでもないので、この二人の戦いは一応決着がついたということになるはずです。
(1戦目はゴロフキンの勝ちだったかなと思いますけど、そんな試合はボクシングには多いです。一定数の疑惑判定が生まれるのは現行のルールでは必然)
困惑する村田
プロモーターのボブアラムを船頭にゴロフキン戦を目標としてキャリア設計してきたはずなので、リングサイドにいた村田諒太はかなり微妙な表情をしていました。
個人的にも最強の象徴ゴロフキンと戦う村田を見たかったので残念ですね。カネロも強いですが、時代を象徴する選手ではないので、ゴロフキンと違ってカネロとやるとなると負ける可能性が高い割に旨味の無い試合になってしまいます。
はっきり言って割に合わないです。(カネロがこれから勝ち続けて以前のゴロフキンのように時代を象徴する選手になるかもしれませんが、多分村田のキャリアとはタイミングが合わない)
村田はゴロフキンに勝てる勝てない以前に、そもそも戦えないという可能性には以前言及しましたが、残念ながらそのパターンになってしまいでそうです。
パッキャオの予想
パッキャオ「判定でゴロフキン勝利」と予想。
「ゴロフキン対カネロの再戦は良い試合になる。判定でゴロフキン。KO決着もある」#CaneloGGG2 pic.twitter.com/VSb3ZBOWb7— jumbo (@pacmay0313) 2018年9月16日
マニー・パッキャオはゴロフキン勝利の予想でした。思いのほかゴロフキンが衰えていたということでしょうか。
そういえばパッキャロはまたメイウェザーと戦うようですね。そんなに何度も戦うならパッキャオ全盛期のうちに戦ってほしかったです。
Some pushing and shouting at the #CaneloGGG2 faceoff. pic.twitter.com/Nt9trxydcX
— Dylan Hernandez (@dylanohernandez) 2018年9月14日
↑こちらは試合前の乱闘。メイウェザーパッキャオと違って試合前がピークになる事なく、試合内容も噛み合って面白かったです。
ボクシングファンの反応
2-0の判定ですから当然賛否ありました。
最終回をカネロにつけた二者によってカネロの勝利が決まったということ。最終回は、ゴロフキンだったのでは…
— Yuriko Miyata (@yuriyuri0803) 2018年9月16日
12R、カネロかぁ……
— バスター (@bustar_y) 2018年9月16日
外野から失礼。
8から12はアルバレスがガス欠で全部ゴロフキン取ってる様に見えましたけど…汗— イキ切ってもーてます。 (@Junichi6969) 2018年9月16日
微妙なラウンド多かったですが、今回は個人的には異論なし。全体にほんの少しだけカネロが上回った印象。前回と違い、中盤にガス欠を感じさせたのはゴロフキンの方でした。ゴロフキンの衰えがこれまで以上に指摘されそうですが、カネロの効果的な左ボディは評価されてしかるべき。
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) 2018年9月16日
ゲストの村田諒太がゴロフキン負けに意気消沈してるけど、そういえばロマゴン負けた時のゲストって井上尚弥だったよな笑
WOWOWのキャスティング能力すげえよ— LomachenKopites🏴ロマKOP (@LomachenKOP) 2018年9月16日
3ラウンド延長してたらゴロフキン有利でしょうね。でも裏を返せば12ラウンドというボクシングのルールを活かしたカネロの戦略勝ちだったかなと思いました。あのやり方では後半体力的にきついのは分かっていたでしょうし。
— ぽぽたろう (@kinunsen) 2018年9月16日
村田諒太はどうするのか
ゴロフキンの敗北で当面の目標を失ってしまいました。
井上尚弥はロマゴン敗北の後階級を上げWBSSトーナメントに参戦するなどして新たな目標を見つけましたが、村田諒太はどうするのでしょうか。
村田の年齢を考えると、先ほど割に合わないといったもののカネロをターゲットにするしかないですかね。今のゴロフキンに勝っても意味は薄いですし消去法です。
ただカネロはゴロフキンと違って自分で大きな興行を打てるので、仮に戦える事になっても日本には呼べないですよね。そういう意味では村田諒太と帝拳ジムだけでなくフジテレビと電通の計画も狂ってしまいました。
とりあえず村田諒太の次戦、ロブ・ブラント戦後のインタビューを聞いてみようと思います。(まずは勝ってくれ!!)