MLBファンにとっては非常に残念なお知らせが。
マリナーズのロビンソンカノーに薬物使用疑惑がもたれ、既に80試合の出場停止処分になっているので、疑惑といってはいるものの、ほぼ真っ黒と考えていいでしょう。
カノーにミソがついてミソーになってしまいました。
骨折の怪我をしたので、それきっかけでいろいろ検査してバレちゃったみたいなかんじでしょうか。ドミニカの選手なので怪しい土壌はありましたが、それでもカノーはクリーンな選手だと思っていたのでショックです。
現在の契約
2013年からマリナーズと総額2億4000万ドルの10年契約中。
240億ですよ。ケタが違うから1円置くんちゃいまっせっていうトミーズのネタも使えない金額です。
↑こんなふざけた画像もアメリカのファンに作られてました
そして現在5年目なので、まだ契約の折り返し地点なんですよね。
ただ契約期間すべてで活躍するのはカノーに限らず元々難しい話で、MLBの長期契約というのは、期間中の半分ちょいでも活躍してくれれば球団は御の字で、残り2.3年は選手にとってボーナスステージみたいな感覚です。
ですので逆に球団にとっては、この薬物使用でケチをつけてカノーを切る事ができれば、むしろかなりお得になるという考え方もできます。
しかし選手の薬物使用を理由に契約をきることは可能なのでしょうか。
薬物使用した場合の年俸
これは普通に支払われます。ここが根本的な問題なんでしょうね。
MLBの殿堂入りは難しくなりますが、成績さえ上げてしまえば給料は上がっていきますし、今回のようにバレてしまっても期間限定の処分で永久追放などには全くならないので、多くの選手が使ってしまうんだと思います。
加えて北中米は、筋肉増強剤などの使用は市民レベルで普及してしまっているので、入手も簡単ですし、手を出すことにあまり抵抗がないのかなと考えてます。
ただ薬物を使ったからといってすべての選手に同じだけの向上効果があるかというとそういうわけでもなく、薬物もある種才能というか適正みたいなものもありますし、全否定するのも違うのかなと思ってます。
例えばバリーボンズも薬物使用で殿堂入りは難しくなりましたが、今でも尊敬する選手は多いですし、薬を使ったからといって同じレベルの成績を残すのはそうおうできる話じゃありません。
ツイッターでもニュースに
悲しいですが
Breaking: Robinson Cano will be suspended 80 games for violating MLB’s joint drug agreement, according to multiple reports (first reported by @ZDeportes). pic.twitter.com/0MDWP3rLf5
— SportsCenter (@SportsCenter) 2018年5月15日
既に大々的に報じられてました
こんな感じでファンもコメント残してました
私も日本語で応援メッセージを送っておきました。
80試合の出場停止
出場停止とは言ってるものの、どっちにしろカノーは怪我して試合に出れないので、怪我してる期間はカウントしないようにしないと筋が通りませんし、実際そうなるケースがほとんどです。
刑法でも同じですよね。裁判中の拘留日数は実刑になるのであれば控除されることが多いです。
あでも恋愛は逆ですね、いくら遠距離恋愛しててもその期間も付き合った期間にカウントされます。
まあとにかく今シーズンは絶望ですし、せっかくマリナーズは4位とギリギリ踏ん張っていたんですが攻撃の要であるカノーの離脱でマリナーズとしても今シーズンはかなり厳しくなってしまいそうです。
もしかすると風邪薬とか、多少同情の余地のある経緯があるかもしれませんが、とりあえず来シーズンにまた頑張ってほしいと思います。