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テコンドーの方が人気?空手が東京五輪のみで廃止の理由 パクったのはどっちなのか

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空手、野球、ソフトボールががパリオリンピックから不採用決定となりました。3競技とも東京五輪で正式競技となっており、日本としてはメダルが期待できる有力競技だっただけにダメージを受けている競技者、関係者は多いようです。

野球やソフトボールはともかく、空手は東京オリンピックで初めて実施されるわけで、まだ一度も正式に行われる前から廃止決定というのはかなり疑問ではあります。

ネットでは1回限りで終了することから、空手バカ一代になぞらえて皮肉を言われていました。なぜこれらの競技がオリンピックの競技から外れてしまったのか考えたいと思います。

 

空手廃止の理由

若者へのアピール不足というのが大きな理由のようです。あとはテコンドーと被っているのも関係はしているでしょうね。似たような競技は2つ必要ないので、既に定着して普及率も高いテコンドーを残すのは仕方のない選択にも思えます。

しばしばパクり論争のある空手とテコンドーですが、ここでテコンドーの起源について考えたいと思います。

 

テコンドーは空手のパクり?

一部の韓国人が空手はテコンドーからパクったという主張をしていますが、これは大きな間違いで、テコンドーのルーツは空手にあります。創始者のチェ・ホンヒが日本留学中に松濤館空手をアレンジしてテコンドーとなりました。

ただこれをパクりというのは違うと思っていて、あくまで派生しただけで、テコンドーはテコンドーとして確立されたオリジナル競技と考えています。

ルーツの話をするならば、空手も唐手という中国武術からのれん分けした技術体系みたいなものですし、テコンドーも空手もパクりとは一線を画すのかなと思います。

(空手がテコンドーに影響を受けたとする一部の主張に関しては明確な間違いですが。)

 

なぜテコンドーが五輪競技化したのか

当初は空手の方がメジャーであったはずです。

一つ大きな違いは、空手は武術の色合いが強いのに対し、テコンドーは早くから競技化を視野に入れ更に積極的にロビー活動を行った点でしょうか。空手はどんと構えて静観していましたが、地元東京でのオリンピック開催ということもあって、ここにきて五輪競技化に対し色気を出すようになりました。

しかしロビー活動は韓国の得意分野ですから、空手はその戦いには敗れてしまった格好ですかね。ジャーナリストの岩上安身によると、アメリカでは空手の看板を掲げていても道場ではテコンドーを教えるといった力業の普及活動も行われていたそうです。

そして普及への姿勢以外にもう1つ空手の競技化に障害があったとすれば、やはり乱立した流派でしょうね。テコンドーはテコンドーですが、空手はまずフルコンタクト空手と伝統派空手で大きく2つ存在してますし、その中にも正道会館、極真空手、松濤館流など流派があまりに多すぎます。

ラーメン屋の大勝軒もそうですが、日本人はのれん分けが好きなんですかね。

 

テコンドーの競技人口と普及率

テコンドーは技術体系においても日本空手と違いますが、後から誕生しただけあって現代社会にも適応して、フィットネスとしても親しまれるスポーツとなりました。空手は良くも悪くも武骨な武術の側面が大きいので、裾野の広さはテコンドーの強みでしょう。

テコンドーの競技人口は7000万人に上ると言われています。

スウェーデンのイブラヒモビッチもテコンドーの有段者。

UFCファイターのアンソニー・ペティスもテコンドーを5歳の頃から初めて総合格闘技にうまく取り入れています。

アメリカでもかなり手軽に親しまれているようなので、日本人が思っている以上に世界では普及しているのかなと考えています。空手は競技人口でいえばテコンドーに負けていませんが、やはり流派が枝分かれしすぎているのは国際大会を行う上で大きなネックです。

 

空手のこれから

武術としてやっていくのは限界がありますし、オリンピック競技化に色気はあるようなので、これから広く普及させるために何かしら変革する必要はあるでしょう。韓国のように分かりやすいロビー活動は今のところ日本人は苦手としているので、やはり「女の子」を使っての普及がベタなやり方ですかね。

美人すぎる空手家

こちらは演舞空手。

宇佐美里香さんや高木綾乃さんなど美人選手も多いので、日本の得意な美人過ぎるシリーズで広めるのは悪くないやり方だと思います。

空手には演舞という女子にも取っつきやすいジャンルもあるので、戦うのが嫌な方は型をやってみてはどうでしょうか。ちなみに東京五輪では演舞も組手もどちらも行われます。

 

東京オリンピックの空手

2つのルールが採用されました。(まあ一回限りで終わりますが・・)

こちらが型。

ルールは以下。

形は、仮想の敵に対する攻撃技と防御技を一連の流れとして組み合わせた演武。組手とは異なり審判による採点で勝敗が決まる。

試合は1対1の勝負となるが、演武は1人ずつ行う。世界選手権などでは5人の審判が赤か青の旗を上げ、数の多い方を勝ちとするフラッグ方式で行われているが、オリンピックでは体操競技のように審判員の判定による点数を合計する採点方式が検討されている。

演武は世界空手連盟(WKF)が認定している98種類から選択して行う。

組手

こっちが組手。人を殴ったり蹴ったり我々が良く知る一般的な空手です。

ルールは以下。

組手は、8メートル四方の競技場で2人の選手が1対1で戦う。白い無地の空手着を着用し、一方の選手は赤帯、もう一方は青帯を締める。攻撃の際に使える技は「突き」「蹴り」「打ち」の3種類。攻撃は相手の決められた部位に対して、良い姿勢で威力のある攻撃を行い、適切にコントロールされた技がポイントとなる。ポイントは、「有効」が中段への突き、上段への突きなどによるもので1ポイント、「技あり」は中段への蹴り、「1本」は上段への蹴り、倒した相手への突きなどが決まったときで3ポイントとなっている。攻撃部位の「上段」は頭部、顔面、頸部を指し、「中段」は腹部、胸部、脇腹などを示している。

空手・組手の「1本」は柔道とは異なり、その場で試合が終了するわけではない。競技時間内に8ポイント差がついたとき、または男子3分、女子2分の競技時間が終了した際にポイントの多い選手が勝者になる。この他には、棄権、反則、失格があった場合その相手選手を勝者とする、同点の場合は先にポイントを獲得(先取)していた選手が勝者となる、というルールがあり、勝敗の決め方はこの4種類になる。

顔面への攻撃有りなので、盛り上がる可能性は高いと思っています。

 

中国は余裕

中国はスタンス的にはアメリカに近い気がします。大国ならではの余裕というか、国内で完結してもかまわない姿勢で、空手やテコンドーの源流ともいっていい中国武術や少林寺拳法を国外に普及させる意欲みたいなものはほとんどありません。

アメリカもオリンピック競技ではないアメフトが圧倒的一番人気のようですし、必ずしも競技化させて世界中に普及させることがゴールではありません。

日本の空手は素晴らしい武術ですが、あまりスポーツ化に固執してしまうのも良くないのかもしれません。

 

パリオリンピック

空手だけじゃなくて野球やソフトボールもパリでは廃止されます。代わりにといっては何ですがブレイクダンスなどが五輪種目となるようです。

e-スポーツもそうですが、金を生むジャンルは強いですね。個人的にはかなり疑問ですが、ずっとやっていけば、そのうちに定着して違和感はなくなるんだと思います。(もしくはオリンピックの権威が落ちてしまう未来もあるでしょう)

東京オリンピックが2020年、パリは2024年とかなり先ですが、空手はこれからどう身を振っていくのか見守っていきたいと思います。














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