ベルギー代表にやぶれてしまった日本代表ですが、本当に皆がんばりました。しかしながら一人だけサッカーではなくボクシングをしている選手がいました。
それがパンチング川島こと、川島永嗣です。ポジションはどうやらゴールキーパーのようです
左が川島でしょうか。いや、やっぱ右が川島ですかね。
一体川島は何故パンチングマシーンと化してしまったのでしょうか。
川島のトラウマ
まず1つ、ファンブルを恐れてキャッチするのが軽いトラウマになってるんじゃないでしょうか。
(ただ所属クラブのメスじゃいいプレーしてるようなので、リーグ戦レベルだとトラウマは発動しないようです。)
そうでなければ、あそこまでキャッチを避ける理由がありません。高所恐怖症ならぬ、キャッチング恐怖症かと思えるほど、ほとんどのシュートをパンチングしてベルギーの波状攻撃に貢献してしまってました。
セネガル戦のミス
セネガル戦ではパンチングに迷いがあったんですが、今日は全く迷いがなく、完全に吹っ切れてパンチングしていたので、迷ってミスに繋がるぐらいなら思考停止させて全てパンチングで処理しようという、彼なりの作戦だったのかもしれませんが、代表クラスの選手が考える事を放棄してはいけません。
ミスを恐れず、もっと勇気をもって今日の試合に挑んで欲しかったです。(まあミスしたらそれはそれで叩かれるわけですけども)
あとはもしかしたら迷うぐらいならキャッチはするなという、監督の指示だったりチームメイトの助言があったのかもしれませんが、全盛期の川島を知っているだけに、少し寂しく感じてしまいました。
というようにセネガル戦の迷いが生んだ失敗が、今日の絶対パンチングするマンに繋がったのかなと考えています。
カーンの川島評
元ドイツ代表のカーンが今日の川島のプレーについて言及
ドイツの伝説カーン氏、川島永嗣のプレーに苦言。「GKならチャレンジすべきだった」【ロシアW杯】(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース https://t.co/PMuBdAFG3X @YahooNewsTopics
— グラ (@gra_tan_) 2018年7月3日
意外にも1失点目以外は「良かった」との評価ですが、あの悪夢のヘディング天井シュートに関しては、まず直前のプレーとなったパンチングの精度が低さに問題が1つ。
そしてシュートに対して諦めが早すぎる。キーパーならゴール阻止するためチャンレンジするべきだと2つのダメ出しをしていました。
パンチングの精度
直前のプレーで敵の攻撃を寸断できませんでした。
このプレーです。この直後あの悪夢のヘディングシュートに。
ルカクと競り合っているので、キャッチは難しいにしても、確かにもっと違う場所に弾いて欲しかったです。
諦める川島
私はこちらがショックでした。
松井秀喜のホームランを見送る飯田哲也宜しく、ただただ宙を眺めているだけでした。これの何が問題かって言うと、確かにあれは運が悪かったので、あのポジショニングでは多分防ぐのは難しかったと思うんです。
ただノーチャンスのシュートだと理解できたのはスローで見たからであって、あの場にいた選手達は、まーた川島のイージーミスだと思ってしまったんじゃないでしょうか。
失点直後の日本代表DF陣
私の勘違いかもしれませんが、半ば誰かに飽きれているようなリアクションにも見えますし、これでゲンナリしてモチベーションにも影響があったかもしれません。
難しいにしてもチャンレンジしていれば、少なくとも「ノーチャンスのシュート」である事は味方に伝わって、運が無かったと割り切る事が出来たような気もしてしまいます。
(ゴールの中で川島選手が横になっていいますが、これはボールが吸い込まれた後に自分も吸い込まれていっただけなのでチャレンジとは言えません。)
川島vsルカク
前半にルカクと対峙して危ないシーンがありました。
私これ川島腰が抜けたのかなと思いました(笑)
腰砕けの状態でボールを追っていたので心配しましたが、ここは何とか無失点で切り抜けました。
そしてパンチングとキャッチングの判断だけでなく、飛び出すタイミングも微妙だった気がします。CBの二人が本来川島がカバーするべきスペースまで守っていたように見えてしまいました。
弱小国のゴールキーパー
日本は言ってみればサッカーがそんなに強い国ではないので、そんな国が格上相手に勝ち進むには、やはり良いゴールキーパーが必須なのかなと思います。
日本にも川口能活、楢崎、川島とそれなりのゴールキーパーはいましたけど、更に上のレベルのキーパーを未来の日本代表には期待したいです。
川島選手は今回が最後のワールドカップです。
「やることはやりきった」
川島選手のこのセリフを聞いた直後は茫然としてしまいましたけど、川島選手に救われた場面も過去には多くありましたし、とりあえず今はお疲れ様でしたと言ってあげたいです。