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アメリカでもあるよ?甲子園投げすぎ問題に喝!高野連と朝日新聞の利権

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今日は甲子園における高校球児の投げすぎ問題について。以前から賛否あるものの殆ど状況が変わらないまま現在に至っており、今年の甲子園でも同じ問題が繰り返されています。

金足農(秋田)の吉田輝星投手164球、済美(山口)のエース山口直哉投手が184球を投げ切るなど、美談にして誤魔化そうとしているもののこの異常な事態に橋下徹元市長も苦言。

私もこれは同感ですが、甲子園至上主義の人もいるので、思いのほか賛否両論の反応がありました。

 

朝日新聞と高野連

甲子園はとにかく根強い人気があって、高いテレビ視聴率も期待できるキラーコンテンツです。

そしてその甲子園を主催しているのは朝日新聞と高野連なわけですが、甲子園の何が凄いかって選手にギャラが発生しない所です。原価が安ければそれだけ利益も増えますから、主催者側は絶対に今のシステムを崩したくないわけです。

ギャラ無しで体を酷使してくれて、おまけに集客力抜群なんてこんあコンテンツ他にはありません。その利権の旨味たるや、大人たちの少々の道徳観など吹き飛ばしてしまうので、悪いと分っていつつも規制を設けるに至らない現状があります。

 

投げすぎ問題の結論は簡単

よくこの問題を難しいという方もいるんですが、こんなもの結論は簡単で明らかに現状がおかしいです。

本来体を酷使した人間が利益を受け取らなければいけないのに、その利益を高野連と朝日新聞が独占してしまっています。未成年だからギャラを渡せないという論法があるならば、未成年として保護しなければいけませんし、そこには何の道理もありません。

文句を言ってくるアメリカのメジャーリーグでも投げすぎでは?という反論もありますが、彼らは高額なサラリーを貰っているので、比較として成立していませんし、日本のプロ野球の酷使とも論点は違います。

例えその時壊れてもいいと選手が考えたとしても後で後悔するかもしれません。未成年は判断能力が完璧でないという前提が法治国家にはあるわけで、その危険性を最大限排除するのが大人の仕事でもあるので、今のシステムは絶対におかしいです。

 

野球強豪校が有利になる

球数制限や、連投を規制すると、より良い選手を沢山集められる強豪校が有利になってしまうという意見もありますが、こんなもの選手が壊れてしまうリスクに比べればどうでもいい問題です。

というか単純に感動や大会の面白さが損なわれてしまうという、視聴者や主催者都合の意見でしかないですし、野球人としての可能性を失ってしまった素質ある若者の損失については誰も何もしてくれません。

ダルビッシュみたいに父親が徹底管理できるなら別ですが、あれはレアケースなので、近い将来球数制限など、厳しい規制がかかる事を私は望んでいます。

 

野球ファンの肯定意見

投げすぎても別にかまわないという意見も

 

投げすぎに反対意見

昔に比べたら増えてきた印象です。全体の中でも今は圧倒的に批判的な意見が多かったです。

 

アメリカでも同類の問題はある

橋下元市長はアメリカじゃありえないとか言ってましたけど、そもそもアメリカ関係なくあまりに低レベルすぎる問題だと思ってます。

それにアメリカでも実は高校生や大学生が将来のためにステロイドを使うというような、本質的には似たような問題があります。ただステロイドは異常な使用量でなければ短期的に体が壊れる類の影響は考えにくいので、この甲子園の酷使問題というのは、改善しない理由がありません。

大人たちの利権のために、高校球児に偽りの夢を見せているような怖さも感じてしまいます。何とか早急に変革をお願いしたいところです。










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