交通安全教室中にスタントマンの方が亡くなってしまう事故がありました。
道路横断中の歩行者が車に跳ねられる事故を再現するため、低速で走行するトラックのバンパーにしがみつく、といったスタントの予定でしたが、トラックに轢かれてしまい本当の交通事故に。
【交通安全教室で事故 男性死亡】https://t.co/RBqHtZNbYT
京都市の中学グラウンドで12日、交通安全教室に出演していたスタントマンの男性が交通事故の再現中、トラックにひかれた。男性は胸や腹を強く打ち、7時間後に死亡。同教室には全校生徒約470人が参加していた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月12日
「京都市山科区の市立勧修中」のグラウンドでこの交通教室は行われていたそうです。主催は京都市。当然途中でこの交通教室は中断されました。
亡くなられたスタントマンの方は勿論ですが、トラックの運転手にとっても悪夢となってしまいました。さすがに法的な責任追及はないと思いますがトラウマになってしまうでしょう。
株式会社ワーストの責任は
亡くなった男性が所属していたのは、株式会社「ワースト」というスタント業務を扱う会社です。
映画での危険なシーンや、今回の交通安全教室でのパフォーマンス、アクション指導や人材派遣などを行っているスタント事業では代表的な会社で、あとはスタントマンだけでなく、アクション俳優も所属しています。
『もしも自分が85歳になって襲われたら』#もしもシリーズ pic.twitter.com/jm54ns6DQN
— TAK∴ (坂口拓) (@tak_ninnin) 2019年4月12日
坂口拓さんも所属。そこそこ有名な俳優さんで、映画では「あずみ」シリーズや、今度公開される「キングダム」にも出演されています。一時芸能界引退されてましたが、復帰してこのスタント事務所ワーストに所属していました。
今後問題になりそうなのは労災が下りるのかどうかですかね。
亡くなったのは中村佳弘さんという34歳の方なんですが、人材派遣のアルバイトという立場とのことで、誰がどこまで責任をとるのか結構揉めてしまいそうな状況に見えます。
個人的には雇用関係があったのであれば労災は払われるべきだと思います。
交通安全教室の動画
たぶんこんなスタントだったはず(動画は成功時)→事故再現中のスタントマンはねられ重傷 交通安全教室、中学生470人の前でトラックに(京都新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/AGpd0LOeVG @YahooNewsTopics pic.twitter.com/7X4dv0cyx7
— なまず (@namazu1203) 2019年4月12日
最後のはワーストのyoutubeチャンネルです。
ネットの反応
これ知り合いが働いてる学校なんだけど、最初は轢かれたのも演技だと教師も生徒も思ってたらしい。けど大量に出血してたから、え…?本当なの…?ってなったそう。職員室は保護者対応の嵐。スタントマンさんの体も生徒の心も回復しますように……。
— ぽたま (@724tama) 2019年4月12日
亡くなったスタントマンの方にはご冥福をお祈りします。
トラウマが~という人もいるだろうけど、参加した人達が横断歩道を渡る時に事故を思い出せば、これから先何人かの命を救ったのと同じだから。— DummyPlg (@DummyPlg) 2019年4月12日
これってただトラウマを生徒に叩きつけてるだけじゃん
— ゆーずーめ (@pororoca_xp) 2019年4月12日
思い出しても自然に「気をつけよう」だとか、「ああなりたくない」という感情が出てきてくれればいいんですけどね…
性格によるとしか言えませんけど、人によっては極端に言うと横断歩道見るだけで吐く人出てきそうですし
— アイリス - ИРС - IRS@ミリコン審査員 (@gamesukiman_sub) 2019年4月12日
こういう事故起きた時だけ「スタント要らんやろ」とか言うのきっも
スタントの貴重な仕事奪ったんなやあと生徒がPTSDに~とか言うけど事故起きたらどこでもそうやろ
遠足で崖から落ちてもプールで溺れても死人出たらPTSDやし学校のトイレ入って大量のうんこが流されずに放置されてたらそれもPTSDや— 釣り師Ⅲ~北の鰹はよい鰹〜(1978年公開) (@yoboyobono_zizy) 2019年4月12日
トラックに踏まれれば死ぬと、470人は理解できただろう。
死んだ人の命が報われることを願う。— YAMA (@YAMA94254417) 2019年4月12日
亡くなったスタントマン→被害者
参加した生徒→被害者
トラックドライバー→被害者
スタントマン派遣会社→被害者責任の所在は一目瞭然だが、今後このような事がないよう交通安全教室の安全対策に努めるべき。
交通安全教室はパフォーマンスを楽しむ場ではない。— Mystque? (@Mystque_) 2019年4月13日
これはまずいでしょ...
— 絢瀬 シャロ@浦の星航空研究部 部長 Familiar (No.10)5thDay2参戦 (@syaroayase10) 2019年4月12日
様々な意見がありました。
交通安全教室は必要なのか
自転車での事故や、車に撥ねられたりはまだいいとして、トラックの車体の下に潜り込むのはどうなんでしょう。
危険なパフォーマンスに関しては、個人的には必要ないと思うんですが少数派の意見なんですかね。どう見ても危険すぎます。
あんなものなくても事故の危険性を学ぶ方法はあるでしょうし、そもそもそれ見せて効果は本当にあるんでしょうか。交通安全教室で危険なパフォーマンスをやった地域とやってない地域で事故件数などが本当に減るのかどうか検証するなどして、有効性を示して欲しいです。
目の前でトラックに轢かれたりは見てて刺激的でしょうけど、それがどう交通安全の啓発に繋っているのか謎です。
スタントマンの仕事がなくなるという意見も多いですが、必要性の薄い危険な業務を無くすことで成立しなくなってしまう職種は、そもそも淘汰されるべき職業のようにも思えます。以上交通安全教室の死亡事故についてでした。