サッカー日本代表がエクアドル代表とコパアメリカ決勝トーナメント進出をかけて試合しましたので採点します。勝てばグループリーグ突破という分かりやすい条件でしたが結果は1-1の引き分け。コパアメリカ敗退です。
先発メンバーと途中出場選手は以下
GK
川島永嗣
DF
杉岡大暉
植田直通
冨安健洋
岩田智輝
MF
板倉滉 ⇒前田大然
柴崎岳
中島翔哉
三好康児 ⇒安部裕葵
久保建英
FW
岡崎慎司 ⇒上田綺世
日本代表を採点
日本の方が決定機は作れていました。同格のエクアドル相手とはいえ、勝てていた試合内容でしたが、如何せん日本は3軍なので最後の一押しが足りませんでした。
試合直後の敗退直後でテンションがおかしいので、w杯ベルギー戦以来の極端な採点ですお許し下さい。
久保建英
9点
前半は接触プレーで面食らってる感がありましたが、後半素晴らしかったです。これが本当に18歳なんでしょうか。何度も決定的な場面を作っていましたし、終了間際にはオフサイドで取り消されたもののゴールネットを揺らしていました。
中島との違いは視野の広さと判断の良さ、プレーの引き出しの多さでしょうか。守備も意識が高いです。バルセロナは今頃後悔してるかもしれません。
とにかく怪我だけはしないでほしいですね。きっとレアルマドリードでも成功できるはずです。決定的なパスを受けながら外してしまった上田と前田は久保に謝罪するか、帰りの道中で久保の荷物を持って欲しいです。
中島翔哉
7点
見事に得点してくれました。欲を言うならば後半の久保から受けた決定的な場面も決めて欲しかったです。ただまあ得点してるので相殺ですかね。
チリ戦とうってかわってウルグアイ戦とエクアドル戦では守備に走り、ドリブル一辺倒ではなくなりました。もしかしたら誰かから注意されたのかもしれません。違いの作れる貴重な日本人選手ですが、久保が台頭してきたのでスーパーサブという使い方のほうがいい気がしています。
岡崎慎司
6.5点
今大会の日本の得点の影には岡崎慎司のがんばりがあります。中島翔哉の得点の時にも岡崎慎司がきっちり敵のDFを攪乱していました。前線での守備でもいつものごとく効果的でした。
勝つためには上田ではなく岡崎慎司でいってほしかったですが、五輪代表の強化という森保監督の思惑もあったのか、退いてしまいまいた。岡崎慎司がいてこそコパアメリカ2019を最後まで楽しめたと思います。
柴崎岳
6.5点
相変わらず大舞台に強く素晴らしかったですが、若干バテていました。後半流血していたので心配です。一刻も早くヘタフェを脱出して出場機会のあるチームにいって欲しいですが、ただ彼の場合クラブで出番がなくても日本代表で高いパフォーマンスを発揮できるので、日本代表だけのことを考えるなら、クラブは適当でもいい気もしてきます。
杉岡大暉
1.5点
一体何ならできるのかというレベルでした。そりゃ長友佑都が調子に乗るわけです。時折気持ちの伝わるプレーはありましたが、如何せん技術と頭脳が全くついてきていません。
個人的には板倉を最終ラインに下げてでも彼の穴をカバーしても良かったのでは、と思うぐらいで出来が悪かったです。顔は貫禄ありますがまだ若いので成長に期待しましょう。
上田綺世、前田大然
3点
さすがに決めてください。
上田綺世は普段大学生を相手にしているので、いきなりワールドクラスを相手にすることになったチリ戦は多めにみていましたが、さすがに今日の試合は得点できたはずです。飛び出しの動きは素晴らしいですが、得点できなければ意味がないです。
前田大然もひどかったです。確かに途中出場でまだ試合に入り切れてなかったのかもしれませんが、一度決めてほしい場面を外したのと、終了間際ヒーローになろうとしたのか、無理やりドリブルして期待感のないシュートをしていました。
オーバーエイジは長友佑都と大迫勇也でもいいかもしれません。
杉岡大暉、植田直通、冨安健洋
6点
センターバックの二人と右サイドバックの岩田です。前半は敵の決定力不足に助けられるなど、かなり不安定でしたが、後半エクアドルがバテてきたのもあってうまく抑えていました。
植田から久保への縦パスは作戦だったのか前半かなり機能していました。冨安健洋は審判の判断が悪くカードをもらっていてかわいそうでした。岩田は将来期待できるかもしれません。ただ右は室屋もいますので、今後の日本代表は左サイドバックが穴になるかもしれません。
川島永嗣、板倉滉
6点
板倉滉は初戦こそ微妙でしたが、試合を重ねることに良くなってきました。サイズがあるので期待できます。さすがマンCが青田買いする選手です。将来は中井卓大とのダブルボランチでしょうか。ワクワクが止まりません。
川島永嗣は神セーブもありましたが、そのいくつかは自分のミスによる自作自演でした。失点シーンはノーチャンスだと思いますので、最低限の仕事はしてくれました。4年後に川島永嗣に代わるキーパーがいることを願うばかりです。
三好康児、安部裕葵
5点
今日はちょっと微妙でした。ただ三好は堂安よりはいいような気もします。なぜか堂安選手はポジション確約レベルの厚遇なので、森保監督には今一度競らせてほしいです。
森保一監督
4点
板倉にかえて前田を投入したのが後半85分過ぎです。得点を狙っての投入ですがこれは遅すぎると思います。今日は勝ちに徹して欲しかったです。大会は楽しめましたが終わってみれば2分け1敗と結果を残すことができませんでした。久保建英を長時間使ってくれたのは感謝です。
日本エクアドル見に行ったが、周りのブラジル人から『レアルに行く奴は何番だ?』って複数人から聞かれたし、『あの左足の21番だけ少しリズム違うし、何かやってくれそうだよな』って言われた時は嬉しかった pic.twitter.com/LKxMtWNizQ
— Massao Oishi🇧🇷日本人はブラジル人のように生きろ!総合商社マン (@marceloishi2014) 25. juni 2019
久保建英は現地でも高評価だったようです。
総括 南米がガタガタうるさい件
主審と線審がかなりエクアドル贔屓に感じました。気のせいかもしれませんが、招待国に勝たせるぐらいなら南米国に突破して欲しいという思惑を感じます。
日本の人選に文句言ってる国もありますが、日本にとっては拘束力がない大会なのでこれは仕方がないです。それもあって過去日本はなんども招待を辞退しているわけで、それでも招待してきているのは南米です。2軍以下のメンバーになることにあまりにガタガタ言うぐらいなら日本は出場しなくていいと思います。
といってもコパアメリカは面白い大会なので、今後も是非参加してほしいところです。突破すればブラジル戦だったので残念ですが、久保建英というそれ以上の存在が見つかったので、良しとしましょう。日本代表の皆さんお疲れ様でした。