まさに死闘と呼ぶに相応しい試合でした。
最後はバテバテで数人の選手が体力ゲージ0になってしまったクロアチアが、応援パワーで最後まで元気いっぱいだったハッスルロシアを倒して、実に20年ぶりにベスト4に進出しました。
🇷🇺ロシア 2-2(3-4) クロアチア🇭🇷
クロアチアが20年ぶりベスト4進出!!
↓ハイライト(転載:@NHK_soccer )
pic.twitter.com/HI91BzkfMx— yugobicci⚽️worldcup🏆 (@SoccerYugobicci) 2018年7月8日
20年前のクロアチア代表メンバーだったシュケルは、現在協会の会長になっているので、これはクロアチア国民は最高に盛り上がっているでしょうね。
では今日の試合を振り返っていきます。
ロシアとクロアチア、走行距離比較
客席にはロシア美人が大勢応援に来ていたので、張り切っていたロシア代表選手は今日も走りまくっていました。
赤がロシア、青がクロアチア。
またも相手チームより9km多く走っていました。どちらのチームも2試合連続の延長試合だったのですが、クロアチアが満身創痍で動けない選手が続出する中、ロシアは最後までハッスルしていて驚愕の体力でした。
ちなみにこれは前回のスペイン対ロシアの走行距離データ。左がスペイン代表で右がロシア。
ロシアが走力で勝ち上がってきたチームだと分かりますし、技術の劣るチームでも走りまくれば対等に戦えると証明したのではないでしょうか。(ただロシアのエース、チェリシェフのゴールは見事でした。)
今日の試合のMOMはモドリッチでしょうね。最後まで一人気を吐いて攻撃に守備にがんばっていました。
宮澤ミシェルも元気すぎ
ロシア代表も驚異的でしたけど、スタジオにいた宮澤ミシェルさんも、徹夜明けの朝6時とは思えないテンションでした。ロシアだけでなくミシェルさんも怪しいと思った人もいるかもしれませんが、解説はドーピング禁止されていないので問題ありません。
まあそれは冗談ですけど、54歳とは思えない体力です。
同じスタジオにいた佐藤美希とNHKのキャスターだかアナウンサーは完全にグロッキーだったので、多分ミシェルさんは本当にサッカーが好きなんでしょうね。
戸田和幸さんも今だにサッカー大好きらしくて、指導者になるために週に何十試合も試合を見ているらしくて、こういう方たちは非常に好感が持てます。
ベスト4は3/4が予想的中
決勝トーナメントの国が出そろった時点での予想では
こんな感じでした。ぼちぼち当たっているのではないでしょうか。
(ウィリアムヒル社で登録して賭けようとしたんですが、VISAカードは海外の賭博NGらしく登録に難航中です。)
まあPK戦も多かったので右ブロックは予想もクソもないですし、基本的に予想なんて半分こじ付けですけどね。
ただ中田浩二さんは、スペインがロシアに敗れた直後に、収録済みだったサッカー番組で「スペイン優勝!」と堂々と言っていてあれはかわいそうでした。ロシアの今回の走力は、日本対コロンビアのハンド退場のような想定外の出来事だったはずです。
ただクロアチアは次の試合厳しくなってしまいました。
イングランド対クロアチアの展望
今更予想は変えませんが、これ以上ないぐらい消耗しきっているクロアチアに対し、グループリーグ3戦目から省エネでスルスルと勝ち上がってきたイングランドは、体力面で相当なアドバンテージを持って戦えます。
↑こちらはスウェーデン対イングランド走行距離で、赤がイングランドです。
1回戦と合わせると60km近くクロアチアの方が多く走っているので、その分消耗しています。
組み合わせ的にはイングランドがかなり優勝を狙えるような条件になってしまっているのが、ちょっと悔しいですね。というのもイングランドはポーランド戦の日本代表の戦い方を批判しておきながら、有利なブロックに入るべく無気力試合やってましたし、試合運びも90分一辺倒なんで私は退屈です。
死闘を制してきた自信と開き直りで、メンタル面はクロアチアの方が優位だと思いますので、中3日で何とかリフレッシュして戦えるだけの状況を作って欲しいです。
ただトーナメントの勝ち上がり方も強さの一つなので、今のイングランドにはそれだけの堅実な強さがあるという事です。
クロアチアの運命力に賭けたい
20年前のクロアチアは、1998年大会の準決勝でフランスに敗れており、巡り合わせ次第では決勝でフランス対クロアチアという因縁の対決が実現するかもしれません。
当時のフランス代表メンバーだったデシャンはフランスの監督になっているので、実現すれば時を超えたリベンジマッチとなります。南米勢が消えてユーロのような状況になりましたが、あと4試合楽しみです。