不祥事、事件

京都死体遺棄事件 犯人橋本貴彦は生活保護、余根田渉がケースワーカー

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京都府向日市のアパート駐車場で腐敗した女性の死体が見つかる事件がありました。

犯人は生活保護を受けていた55歳の橋本貴彦(無職)と、彼の生活保護を担当していた向日市地域福祉課職員の余根田渉で、市の職員は橋本貴彦に前科があったことから怖くて逆らえず、容疑者二人の間に主従関係があったとみられています。

↑ 死体を保管していたとみられる冷蔵庫などが警察に運び出されています。

尚駐車場で死体が見つかったとの報道ですが、二人で部屋から死体を運び出した後に警察に見つかったものと思われます。近隣住民もアパートの一室から異臭がすると通報もあったようです。

市の職員が何故一人で前科を持ったやくざ者の男性と対応することになったのか、生活保護ケースワーカーの業務環境に問題があるのではと市にも批判が集まっていました。

 

【画像】橋本貴彦と余根田渉

こちらが橋本貴彦。元ヤクザで2006年には宮崎県でパート従業員丸山広美を殴って殺してしまうなど、似たような事件も起こしていたそうです。

余根田渉。普段から買い物に行かされるなど主従関係ができていたようです。

被害者女性は橋本貴彦容疑者の交際相手として同居していたとみられており、橋本貴彦は別れ話でもつれ殴ったら死んでしまったと供述しています。市の職員は死体遺棄のみ手伝わされたようです。

 

京都は生活保護率が高い

全国一位の大阪府には及びませんが、京都府も全国で6番目の生活保護受給率でした。やむを得ない事情で受給している方には何の落ち度もないのですが、「労働せずして金が貰える」システムは悪人や堕落した人間に悪用されてしまいます。

底辺労働者よりも生活保護受給者のほうが、収入が高く豊かな暮らしをしているという状況はどう考えても道理がおかしいです。病気で働けない方の生活水準を下げろというわけではないですが、底辺労働者を救済するなり、審査の精度を上げるなど、何らかの変革は必要な課題となっています。

 

生活保護論争

ツイッターで生活保護の審査を厳しくするのは間違いという議論がされていました。

一見正論っぽいですが、言葉遊び的な一面もあるというか確かに受給基準を引き上げる必要はないですが、「審査の精度」を上げる必要はあると思います。そしてそれも広義では「審査を厳しく」で間違っていないと言えます。

 

ネットの反応

日本の生活保護の特徴

世界的にみても受給率自体はかなり低いです。

アメリカやドイツやフランスなど他の先進国は更に生活保護者が多いです(金額に差はありますが)。ただしアメリカイギリスなどは外国籍の方には認めていないので、在日の方が色々あって生活保護を受給できてしまう日本はそこも議論の対象となっています。

 

市の職員は悪くないのか

実際に女性に危害を加える事に加担していたのであれば話は変わってきますが、死体遺棄ならば情状酌量の余地がかなりあるのかなと思ってしまいます。前科があって無職で失うものがない怖い風貌のヤクザに脅されたら恐怖を感じてしまうでしょう。同情的な意見も多かったです。

ただそれが生活保護受給の認可にまで影響していたら世間の反応はかなり変わってきそうです。怖かったから生活保護を認めた、ではケースワーカーとして話になりません。個人的にはやや情けなさも感じてしまいます。

とはいえ役所の生活保護審査体制は今のままでは不十分です。元ヤクザの男性に付け入られるスキができないよう工夫して頂きたい所です。










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