社会

給食持ち帰り教諭処分は妥当 懲戒⇒依願退職の真相 31万円弁済

投稿日:

大阪府堺市の60代の公立高校教師が、平成27年から4年間に渡って牛乳やパンなど給食で余った食品を持ち帰っていた問題で、減給3か月の懲戒処分を受けたのちに依願退職し教師を辞めてしまいました。

その教師の行動は間違っていたのか、そして教育委員会の処分は妥当だったのか議論を呼んでいます。

4年間でパン約1000個、牛乳約4200本を自宅に持ち帰っていたそうです。(尚その食品を売ってお金にしていたわけではなく、全て自身で食していたとのこと)

この教師は持ち帰った給食費に相当する31万円を堺市に既に弁済後、依願退職、顔や名前、学校名などは明かされていません。

 

教師の給食持ち帰りは悪

社会問題になっている食品ロスなどを考えると、この教師の給食持ち帰りはむしろ善行ともいえるのですが、実はこの給食は定時制の生徒のためのもので、それを教師の判断で持ち帰っていたとのことです。(更に自前で用意した発泡スチロールの箱に詰めるよう用務員に手伝わせていたようです)

公費負担でもあったため仮に学校内で食べていたとしても問題視されていたかもしれません。

この教師の給食持ち帰りは、『地方公務員法』の第32条と第33条に抵触すると弁護士ドットコムニュースの取材で明らかになっています。

第32条では「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」、第33条では「信用失墜行為の禁止」が定められているそうです。持ち帰った給食で食中毒になった際などの衛生面のリスクもありますが、その件は問われていませんでした。

とういことで法的には減給3か月の懲戒処分は妥当のようです。それでも道義的な面で彼を庇う声が過半数でしたが、個人的には道義的にも批判されて然るべきだと思います。

 

他にも持ち帰りたい生徒や先生がいたかもしれない

どのような経緯で持ち帰っていたのか詳しいことは明らかになっていませんが、全ての先生や生徒たちと話し合い、皆が納得した上で持ち帰っていた可能性は0に近いでしょう。

とするとこの教師の給食持ち帰りに対し「私も持ち帰って食費浮かせたい」と考える生徒や教師がいたとしても不思議ではありません。

処分された教師は、もしかするとよかれと思って持ち帰っていたのかもしれませんが、今や給食費を払わない親もいるわけですから、人の感情をもう少し計算すべきでした。(個人的には単に食費を浮かせようとしていただけなのかなと踏んでいます)

 

ロンブー田村亮やほっしゃんは教師を擁護

この教師が給食費分を寄付や募金なりしていれば私も擁護のスタンスでした。

 

衛生面のリスクも懸念

給食調理員の方々はよろしくない行為と考えている方が多かったです。

ネットの反応まとめ

教師擁護派の意見を紹介します。

依願退職の真相は

依願退職というのは、例えば「やめてくれたら警察を介してこれ以上の追求をしない」という実質的なクビ宣告みたいなケースもあるので、詳しい経緯は外部には分からないですね。解釈によっては横領ですし、余罪がないとも言い切れないです。

といっても減俸処分は止む無しにしても、退職は厳しいという感覚の方が多いんですかね。世知辛い世の中ですがちょっとやりすぎたのかもしれません。以上給食持ち帰り教師騒動でした。










-社会

Copyright© 本日の解説クラブ , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.