総合格闘家のコナーマクレガー選手が現役引退を発表しました。
【UFC マクレガーが引退を発表】https://t.co/1YxGjQ2nGU
UFC同時2階級制覇を達成したスーパースターのコナー・マクレガーが自身のSNSで引退を発表。ただ、過去にも引退発表し、2日後に撤回したことがあり、また撤回かと注目されているという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年3月26日
UFCの大スターでしたね。強さもさることながら自己プロデュース力に長けた選手で、競技者としてというよりプロとしての才能が抜きんでていました。母国アイルランドでは知らない人がいないほどの国民的スターです。
日本でいうなら昔の長嶋茂雄みたいな感じでしょうか。ただ引退のタイミングとしては割と微妙だと思います。
というのもキャリア絶頂を区切りとするならば、メイウェザーとやった後の引退がベストで、分が悪いとみられていたマゴメドフ戦は受ける必要がなかったからです。マクレガーにとってハイリスクローリターンのマゴメドフ戦を受けたのは、総合格闘家としてのプライドがあったはずです
とするならば、まだ30歳のマクレガーは現役を続けても良かったはずです。何故引退してしまったのでしょうか。
考えられる理由は
・ウイスキー事業の成功
・婦女暴行の訴え
・UFCでの待遇の悪さ
・話題作り
このあたりでしょうか。それぞれ紹介します。
マクレガーのコメント
Hey guys quick announcement, I’ve decided to retire from the sport formally known as “Mixed Martial Art” today.
I wish all my old colleagues well going forward in competition.
I now join my former partners on this venture, already in retirement.
Proper Pina Coladas on me fellas!— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) 2019年3月26日
自身の引退に関してツイッターにてコメントを出していました。
グーグル翻訳にかけると、
ちょっと早く発表して、今日は正式に "混合格闘技"として知られているスポーツから引退することにしました。
私の古い同僚たち全員が競争の中で順調に進むことを願っています。
私は今ではすでに退職しているこのベンチャーの私の前のパートナーに参加します。
私の綱に適切なピニャコラーダ!
ってことです。まあ総合格闘技からの引退、業界の発展を願う、マクレガー自身は既に次の道に進んでいる。って内容ですかね。
マクレガーも言っている通り、既に彼はあるビジネスを手掛けています。
マクレガーのウイスキー
実はマクレガー、既に副業でそこそこ成功しています。
I make whiskey and I make movies. pic.twitter.com/h8de8PqfNM
— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) 2018年12月20日
ウイスキー事業を展開しています。イニエスタはワイン事業に失敗したことがJリーグ行きの一つの要因になったと言われています。マクレガーも大失敗すれば新日本辺りでプロレスしてくれるかもしれません。
ただ今のところ評判は上々のようです。
— MMA Elysium (@MMAelysium) 2019年3月26日
ちなみにお値段は30ドル。日本では販売していませんが、アメリカアマゾンや輸入業者から購入可能です。
自前の醸造所も用意して本格的にやってるみたいですね。有名人の名義貸しだった場合は、酒を仕入れて自社工場でブレンドして名ばかりの製造主を名乗っても良さそうなもんですが、さすがマクレガー、拘りのお酒のようです。
あれだけ自分に陶酔していたマクレガーのお酒なのできっと気持ちのいい酔い方をしてくれるお酒なんでしょう。
性的暴行の訴え
事業の他に引退の原因と言われているのが性的暴行疑惑です。
【引退マクレガー 性的暴行疑い】https://t.co/LFOX1TpfqP
25日に総合格闘技からの現役引退を表明したコナー・マクレガーが性的暴行の疑いで、母国アイルランドで捜査対象になっていると、米紙が報じた。マクレガーの広報担当は引退との関連性を否定しているという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年3月27日
引退のタイミングである女性から性的暴行を受けたと訴えられてしまっています。既に取り調べも受けたようですが、まだ結論は出ていません。
マクレガーの素行は滅茶苦茶でしたが、女性問題は起こしたことがないので、女性の売名行為やお金目的の虚言である可能性もあるのかもしれません。
マクレガー引退についてはいいとして、性的暴行云々はどうなんだ
わざわざ貶めるように、タイミング見計らってたとしか思えん
MMA界の大スターに対して、いくらなんでもヒドイ過ぎる— 拳(ツトム) (@sell_sun) 2019年3月27日
マクレガーの性的暴行。信じられないけど、被害者が居るなら軽はずみな事言えないよね。
昔岩国米軍基地前で働いていて、寝泊まりを軍人が集まる飲み屋の2階だった。日本と海外の方では酔っ払い方が違うんだよね。マクレガーが酔っていたかは知らんけど、大ファンだけどホンマなら援護出来んな…— クズリン💉前腕屈筋軍 (@FunnyFunnyClown) 2019年3月27日
4人の匿名情報筋の言葉を紹介しながらこの件を報道。訴追されたわけではなく、捜査が続いていることが「有罪を示唆しているわけではない」と前置きしつつ、2018年12月に1人の女性から性的暴行の告訴があったことを受け、マクレガーが今年1月に法執行機関の事情聴取を受けたと報じた。
— アキ (@aki_ssid) 2019年3月27日
お友達のロナウドも訴えられてましたし、外部と接触する機会の多いセレブは何かあると訴えられる運命にあるのかもしれません。
ただマクレガーは過去にバス襲撃で逮捕歴もあります。(マゴメドフを狙ってかパフォーマンスなのか選手達が乗ったバスを襲撃して、ある選手は目に大怪我を負ってしまいました)
パフォーマンスならウェルカムですが、本当にシャレにならない行為が目立ち始めていました。
UFCでの扱い
以下ダナホワイトのコメント
1.モラレスvsセフードでバンタム級王座決定戦
2.フォルミーガvsベナビデスでフライ級王座挑戦者決定戦
3.マクレガーvsセローニが決まらなかったのはマクレガーがセミファイナル出場を断ったから
4.(ノンタイトルファイトをメインイベントにしてもマクレガーvsネイトはPPVが売れたという指摘に)あれはマクレガーがライト級王者だったから、マクレガーはいま王者じゃない
5.マクレガーvsネイト3も多分決まらない
6.俺がUFCにいる限り165ポンド階級は絶対に創設されない
マクレガーを全く特別扱いする様子がありません。
スーパースターで客の呼べるマクレガーですが、なんでこうも扱いが悪いのかというとUFCは良くも悪くも実力主義の団体だからですかね。K1やプライドのように話題性を最優先はしてくれません。
悪く言えば正論厨です。
まあマクレガーも総合格闘技の世界で実力が飛びぬけているかと言われると実はそうではありません。
(もう少し具体的にいうと、ジョンジョーンズやメイウェザーのようにその競技を象徴するような強さは証明しておらず、凄く悪くいうと人気先行型の選手です。)
実際ネイトディアスには負けてしまい(リマッチも微妙でした)、マゴメドフには完封されてしまいました。ジョゼアルド戦は素晴らしかったですが、トップ選手とやらせると勝ったり負けたりといったところです。
とはいえあくまでプロの世界なので、人気を得たマクレガーは広い意味ではとても強かったと言っていいでしょう。
復帰の可能性
復帰の可能性も結構高いと思います。ネットでもそのような反応が目立ちました。
これは話題作りかな?
かなりの確率で撤回しそう。— nob2@iuchi (@nob2iuchi1) 2019年3月26日
性的暴行で訴えられてアイルランド警察が捜査し始めたからその結果次第かも。
— ナポリーノ・ナポリーニ (@michirok) 2019年3月27日
レスナー対マクレガーを見てみたかったので残念。メイウェザーとの試合をよく思い出します😢😢
— shohei (@soysause0508) 2019年3月26日
もう遊んで暮らせる程稼いだからなあ、無理して現役を続けて体を壊すこともないでしょう
— デンスケ🍃ケムリクサ (@4423densuke) 2019年3月26日
そもそもバス襲撃事件後
復帰させたのがナンセンス😧— トミ坂⊿土生みい推し (@th314159) 2019年3月26日
ヌルマゴはマクレガー戦に積極的ではない
どうもヌルマゴはマクレガー戦にあまり乗り気ではないようです。マクレガーは引退前ヌルマゴとのリマッチを希望したようですが、ヌルマゴが断ったらしいです。
完勝して戦う意味を見出せなかったからなのか、リスキーだと感じたからなのか、他に戦うべき選手がいると思ったからなのか理由は分かりませんが、個人的には何度やってもヌルマゴが勝ってしまうと感じました。
まして試合後に酷い乱闘もありましたし、試合前にはマクレガーのバス襲撃事件などもあったので、ヌルマゴとしてはもう関わり合いになりたくないのかもしれません。
マクレガーとしてはヌルマゴ戦の消滅でテンションが下がったところに、上述したようないくつかの問題に直面してモチベーションが無くなってしまったのかもしれないですね。とりあえず現役生活お疲れ様でした。