クロアチアに敗れ、絶体絶命状態のアルゼンチンですがサッカーだけでなく人間関係も綻び始めているようです。
ワールドカップグループリーグD組で2試合終了時点で最下位となってしまったわけですが、どうもクロアチアとの試合の後に、アルゼンチンの選手達がサンパオリ監督の解任をアルゼンチンサッカー協会に要求したらしいと地元メディアが報道しています。
(ソース元はhttps://article.auone.jp/detail/1/6/11/8_11_r_20180622_1529668522355669)
ただすぐに解任してしまうと、違約金が25億円かかってしまうので、協会としてはナイジェリア戦もサンパオリ監督で戦う意向で、ワールドカップ終了後に退任となる運びのようです。
一応まだ勝ち上がりの可能性は残っているのに何ということでしょうか。協会もそうですが、仮にこれが本当だとしたら、選手達は惨敗の責任を監督のせいにしていることになるので、ちょっとダサいですね。
ここまできたら一丸となって戦ってほしかったです。
事情通のアルゼンチン人
どこに住んでるのか不明ですが、かなり詳しそうなアルゼンチンの方が色々ツイッターで情報を発してしました。
レポーターから「さっきの会見でサンパオリが『選手たちがプロジェクトに順応できなかった』と言っていたが」(注:サンパオリはそんなこと言ってません)と聞かされて、アグエロは「好きなように言わせておけば?」と吐き捨て。結構ショッキングなシーンでした。
— 藤坂ガルシア千鶴 (@chizurufgarcia) 2018年6月22日
マスコミはどこの国でも同じなんでしょうか。
只今のアルゼンチンの状況
*一番叩かれているのはサンパオリとカバジェーロ
*メッシを責めているのはお馴染みのアンチ・メッシ派のみ
*シメオネを次期代表監督に求める人多し(ツイッターでもトレンド入り)
*選手たちがナイジェリア戦でのサンパオリの采配を拒否しているという噂あり— 藤坂ガルシア千鶴 (@chizurufgarcia) 2018年6月22日
監督サンパオリとキーパーカバジェロが一番叩かれているとのこと。
アルゼンチン時期監督
シメオネを監督にって声が多いみたいですけど、既にシメオネはクラブで成功しちゃってるのでね…まあだからこそアルゼンチンを率いて欲しいんでしょうけど。
一般的にトップクラスになるとクラブチームの方が報酬良くて、シメオネは既にアトレティコマドリードで7億円前後の年俸であるのに対して、サンパオリ監督は確か100万ポンド前後(1億円5千万ぐらい)ということで、アルゼンチンサッカー協会の経済的な事情でシメオネ監督は難しいんじゃないでしょうか。
シメオネ監督が誕生するには、名誉や愛国心など、金銭面以外の事で情に訴えかけるしかなさそうです。
アイマールとかバティストゥータとかビッグネームで暇そうな人もいるんですけど、バティストゥータクラスでも現アルゼンチン代表のロッカールームで素っ気ない対応されるらしいので、元々そういう国民性なのかもしれません。
そういえばテベスも今の代表選手は年上を敬う気持ちが足りないと嘆いていました。
多分誰もやりがらない
確かに優勝した時の見返りは大きいですけど、戦力が前線のFWに偏ってて、全体のバランスとしては最悪で、イメージほど強くないですし、ちょっと割に合わないです。
何より前回のブラジル大会で準優勝ですら叩かれてしまったらしいので、そうすると優勝でやっと合格点ってことですよね…
今のアルゼンチン代表でそんな条件だと、一流監督は誰も引き受けないと思います。少し話は変わりますけど、メッシはスペイン代表を選んでたほうが良かったかもわからないですね。全てが丸く収まった気がします。
ただ実はまだアルゼンチン突破の可能性あるんですよね。近いうち突破条件などについて記事にする予定です。