M1グランプリ2019決勝戦がテレビ朝日で放送され、吉本興業のミルクボーイが過去最高得点を1回目のネタで叩き出すなど存在感を見せつけ優勝しました。ミルクボーイの漫才の面白さ、今後彼らが売れる可能性や芸人仲間からのコメントなど紹介します。
【ミルクボーイ 苦節12年で優勝】https://t.co/AljkRi7PB5
M-1王者ミルクボーイの駒場孝と内海崇が、「苦節12年」を語った。「(M-1が一旦終了し、)それで目標を見失ったというか。4年くらいサボりまして。趣味のギャンブルに明け暮れていまして」。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年12月22日
M1グランプリ2019決勝の出場者と順位は以下
1位 ミルクボーイ
2位 かまいたち
3位 ぺこぱ
4位 和牛
5位 見取り図
6位 からし蓮根
7位 オズワルド
8位 すゑひろがりず
9位 インディアンス
10位 ニューヨーク
審査員はいつものメンバーでした。
オール巨人 ナイツ・塙宣之 立川志らく サンドウィッチマン・富澤たけし 中川家・礼二 松本人志 上沼恵美子
とろサーモン久保田とスーパーマラドーナ武智に暴言を吐かれるなど、ひと悶着あった上沼恵美子さんも松本人志さんの計らいもあって参加されました。尚オール巨人さんは来年は審査しないと宣言されています。かなり的確な採点者だっただけに残念です。
松本人志の総評コメント
「過去最高と言ってもいいのでは。数年前に出てたたら誰か優勝してたんじゃないかなというくらいのレベルでした」
決勝ラウンドに進出したのは上位3組、ぺこぱ0票、松本人志のみがかまいたちに投票、残りは全審査員がミルクボーイに票を入れ優勝となりました。絶大な影響力を持つ松本人志の1票が無かったのは残念ですが、昔と違ってラジオで「絶対こっちが優勝」みたいなことは言わなくなっているので、以前ほど参加者も拘っていないと思います。ミルクボーイの駒場孝さん内海崇さん、おめでとうございます。
【動画】ミルクボーイの漫才
ファーストラウンド
決勝ラウンド
12年目という中堅漫才師ならではの上手さと、展開の斬新さがうまくブレンドしていました。
ミルクボーイに限らずネタやボケは感性によって好みがあるので置いておくとして、彼ら独特の型には唸らせられました。個性的なフォーマットを持っていたのはM1優勝者ではブラックマヨネーズ、チュートリアル、笑い飯などがいました。
コーンフレークと最中という1つのテーマを引っ張っていくのは、チュートリアルのチリンチリンと冷蔵庫を彷彿とさせますが、ミルクボーイの漫才の方が変則的な展開で、その展開のさせ方そのものもちょっとしたボケになっている節がありました。ここは初見ならではの強みです。
ミルクボーイは売れるのか
いくら漫才が上手くても、今のテレビ界はフリートークができないと売れっ子にはなれません。フリートークにもMCとひな壇と2種ありますが、彼らは華はないのでまずはひな壇で試されることになるでしょう。そこで力があることを証明すれば道は開かれていきます。
コントではなく、彼らのようなしゃべくり漫才師はフリートークへの適応力が高い傾向にあるので、売れる可能性はそれなりにあるはずです。
漫才についてですが、個性的なフォーマットだけにこれだけを長くやっていくと飽きられます。飽きられるまでにテレビに適応するか、漫才を続けるなら型を変えつつやっていくことになるでしょう。ポイズンガールバンドなどは今は普通に漫才をやっています。
彼らぐらいの実力があればある程度のスタイルチェンジは造作もないことだと思います。
ミルクボーイというコンビ名のセンスは?
ミルクボーイがトレンド入りしていましたが、実はミルクボーイという服のブランドもあるため、ちょっとした混乱を生んでいました。
MILKBOYという服のブランドが原宿にはありまして、Perfumeのかしゆかこと樫野有香の彼氏と言われている元モデル坪井泰一郎さんが店員として働いていたブランドでもあります。
つい数時間前までは「ミルクボーイ」で検索するとzozotownのMILKBOYが検索1番目に上がってきていたので、服のMILKBOYとしてはブランドイメージとしても検索エンジン上の戦略においてもダメージを受けることになってしまいました。
通常ある程度知られた固有名詞ワードは、芸名としてはあまり相応しくないのですが、一夜にして検索インデックスの序列が入れ替わった感があります。今回の被りは誰が悪いとかでは一切ないですが、ワードも飽和状態なので、例えばMILKBOYはカタカナのミルクボーイでも商標登録するなど今後は防衛策が必要になるかもしれません。
芸人仲間からも祝福
M-1グランプリはどこまでも最高の大会でした!
終わった瞬間悔しすぎましたがよく考えたら全然勝てて無かった!ミルクボーイさんすごすぎ!カッコよすぎ!
来年必ず!
写真は笑神籤と笑神籤置きです! pic.twitter.com/tY9hHy1Zry— オズワルド 畠中悠 (@hatanakayuuuuu) 2019年12月22日
今日は泣ける。
後輩みなん頑張った。
泣けるよなー。ミルクボーイ。
おめでとう。— 兵動大樹 (@hyodo1313) 2019年12月22日
応援してくれた皆さん、ありがとうございましたー🔥
負けましたが見てほしいネタはできました🛁
ミルクボーイ優勝おめでとうー🎉
かまいたちに勝った事を子々孫々まで誇り語り継ぎなさい🏆🏆🏆#かまいったーTV #M1グランプリ2019 #かまいたち#ミルクボーイおめでとう
— 山内健司 (@yamauchi0117) 2019年12月22日
歴史的なMー1をテレビ朝日の横の敗者復活戦の地下の控え室で。
みんな最高だった!ミルクボーイさんおめでとうございます!
俺はこの人たちの漫才を決勝でみたかった!この仇は俺たちが必ずや!
ラストイヤーおつかれっした!!
国民投票最下位だったのは黙っときます! pic.twitter.com/xV11YlzTp5— ダイタク大(兄) (@daitakudai) 2019年12月22日
ネットの反応まとめ
概ね好評でした。
【千田の来年のM1優勝者予想】
2016 銀シャリ →米
2017 とろサーモン→魚
2018 霜降り明星 →肉
2019 ミルクボーイ→牛乳となると「緑の栄養素」が明らかに不足していることが分かる。
このことから来年優勝するコンビは間違いなく和牛ではなく、
「キャベツ確認中」 pic.twitter.com/KaBwDsAXJg— Повторить Сенда(千田) (@senda_official) 2019年12月22日
今年のM1グランプリは「ミルクボーイ」でしたね。おめでとうございます!漫才という型としてみると「かまいたち」「ミルクボーイ」は間違いなく漫才の王道ですね。でも僕は「ペコパ」の、今まで誰もやっていない、ノリ突っ込まないボケが好きでした。彼らは間違いなく、僕の中ではグランプリでした。
— 越前屋俵太 (@echizenya_hyota) 2019年12月22日
ミルクボーイの最後のネタのもなか関係図を描いてみた pic.twitter.com/5HA8b98sJM
— 宮崎 温 (@miyazakion) 2019年12月22日
ミルクボーイさんのMー1、笑いながらもつい涙流さずには観れませんでした。
もう13年位前、高校生のとき観に行った学祭の舞台から、基本の変わっていないスタイル。ミルクボーイさんとななまがりさんからの影響は今も変わりません。おもろい落研でした。本当におめでとうございます。 pic.twitter.com/FooCFgaeVq— 笑福亭智丸 (@chimaru_s) 2019年12月22日
ニュース - Curated tweets by honjitukaisetu
去年はM1の後の騒動の方が話題になってしまったので今年はこのまま年を越して欲しいところです。M1出場者の皆様お疲れ様でした。ミルクボーイおめでとうございます。