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サッカーにおける才能とは。宮市亮の怪我から考える。日本代表復帰は?

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元日本代表の宮市亮選手がまた怪我をして、長期戦線離脱とのニュースを知りました。

怪我もさることながら、ドイツ2部でプレーしていた現状にショックを受けた方も多いんじゃないでしょうか。純粋なサッカーの素質だけを考えれば、今頃もっと上のステージでプレーして日本代表にもコンスタントに選ばれるようなポテンシャルはあったはずだったのですが無念でなりません。

 

所属クラブの公式発表

交代したときは軽い怪我であってくれと願っていたんですが、最悪の結果となってしまいました。以下所属クラブであるザンクトパウリの発表です。

前十字じん帯は再生しないので、また他の器官を利用して再建するのでしょうか。サッカーは接触もあるので、想定外の負担がかかることがあるんですよね。

野球の投手もよくじん帯を怪我しますけど、負荷や動きはある程度自分でコントロールできるんですが、サッカーの場合そうはいきません。それをうまく管理するのも能力ではあるんですが、私の定義では純粋な能力とは違う要素なので無念です。

 

このようなファンの悲痛な声も。私もアーセナルに行ったころはワクワクしていました。

とはいえ年齢が若いという救いがまだありますので、復活の芽がないわけじゃありません。私はまだ期待しています。

 

才能とは

一般的にフィジカルや技術、あとは視野の広さや想像力に優れた選手が、才能、素質に恵まれていると考えられることが多いと思います。

そして意見が分かれるのが、怪我耐性、つまり頑丈さです。

万事塞翁が馬って言葉が示す通り、結果的に大きな実績を残すには必須の能力で、いくらフィジカルや技術に優れていても短い期間で引退してしまっては、コアなファンに語られるだけの選手で終わってしまいます。

サッカーは興行

確かに頑丈さも才能ではあるんですが、現代のサッカー界にも問題があって、競技であると同時に興行でもあるので、とにかくハードスケジュールです。そしてそこで体を酷使している面も大いにあるはずです。

興行サイドの都合で選手を無理させておいて、怪我したら才能がなかったからっていうのはちょっと乱暴すぎます。本来ならサッカー(テニスとかもそうです)はもう少し余裕を持ったスケジュールで日程を組んでもいいわけで、宮市選手は興行サッカーの犠牲者なのかなとも感じてしまいます。

純粋なサッカーの素質において宮市選手は間違いなく恵まれた選手でした。

 

宮市の怪我

宮市選手がこれまでに負った全怪我です。

多いとは知っていましたけど、いざ改めて列挙してみると、ちょっと多すぎます。

本当だったらこんな怪我じゃなくてサッカーのタイトルがここに並べられるべきだったんですが、宮市選手はどこで間違ってしまったんでしょうか。

 

キャリアの選択は大切

宮市選手の場合、いきなりアーセナルへ行ってしまったのでそれが悪かったのかなと今になると思えてしまいます。

体は大きかったですけど、接触の仕方や危機回避能力みたいな部分が欠落していたので、いきなり一番荒く強いリーグにいってしまって、対応する前に取り返しのつかない怪我を負ってしまいました。

結果論といえばそれまでですが、頑丈な方ではなかったので、ゆっくりとステップアップしていった方が良かったかもしれません。ベンゲルさんにはちょっと反省してもらいたいです。

 

日本代表復帰は?

難しいけど不可能じゃないと思います。森本選手だって大怪我から一時は持ち直しましたし、宮市選手も100%の状態には戻らないかもしれませんが、90の状態ぐらいまでもっていければやれるだけのポテンシャルはあるはずです。

このように、ベンゲル氏がもしかすると将来的に日本の監督になるかもしれませんし、ウイングサッカーを好む監督が、日本代表を率いることになれば、宮市選手にもまだチャンスはあるはずです。

まだ若いので、ポジションを一列下げるなどやれることは多いですし、私はまだ信じて宮市選手を応援し続けたいと思います。










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