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【検証】熊谷ハンドは誤審?なでしこジャパンオランダに敗退 フランス女子w杯2019

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コパアメリカと同時期に開催されている、フランス女子ワールドカップでなでしこジャパンが欧州選手権優勝のオランダ代表に1-2で敗退し、ベスト8に進出することが叶いませんでした。グループリーグを通じて今大会は1勝止まりと惨敗です。

決勝点となったオランダに与えられたPKは熊谷のハンドだったのですが、それが誤審であるという声もかなり多かったので、動画と画像にて確認してみました。またなでしこジャパンの現状と今後、高倉監督の去就について考えてみます。

↑ 岩渕真奈、長谷川唯、熊谷紗希の試合後のインタビュー。まずはお疲れ様でした。

8年前に澤穂希が健在の時と違ってイングランドやドイツなど欧州を中心に世界のレベルが上がっているので、ベスト16は個人的には順当な結果の範疇だと思いますが、男子と違って高い結果を期待しているファンも多いのでそのギャップは、暫くなでしこジャパンの重圧になってしまいそうです。(2011は優勝、2015年は準優勝でした)

世界ランクは日本が7位、オランダが8位でしたが、日本が勝てそうな展開だっただけに残念です。では問題となったPKを考えてみます。

 

誤審であるというファンの反応

続いて動画を見てみます。

 

熊谷紗希のPKは誤審?

これだと確かに脇腹にあたっているように見えます。

これで見ると完全にPKに見えます。

また、主審がVARで確認を取らずにPKを与えたという声もありましたが、VARルームで確認して確実にPKとという判断が主審に伝達されPKとなったんだと思います。

また熊谷紗希さんも試合後以下のように発言しています。

「あれはPK。自分の手に当たった。もちろん受け入れるのは難しい。悲しいけどこれもサッカー」

ということで悔しいですが、この場面は誤審でもなんでもなく、熊谷紗希さんが手でボールに触ってしまったと捉えています。現状のルールでは故意でなくてもPA内でのハンドにはPKが与えられるようになっているので、手を後ろで組んでシュートコースに入るのがセオリーです。

とはいえ彼女もそんなことは承知しているでしょうし、疲れもあってこうなってしまったのでしょう。またPKは妥当であるものの、得点の見込みの薄いシュートやパスであってもこのようにPKとなってしまうルールについては世界各国で異論があるようです。

オランダの選手たちは美人でやさしい

男子ではここまでの慰めはなかなかお目にかかれません。

 

ネットの反応

なでしこジャパンの今後、東京五輪の目標は

女子にとってもオリンピックよりはワールドカップのほうが価値のある大会ですが、男子よりはその差がかなり小さい印象です。なおかつ次は日本で開催の東京オリンピックですので、何とか地元の利をいかしてメダルを期待したいです。

金メダルは正直いって難しいと思います。アメリカ、ドイツ、イングランドあたりは明らかに日本より強いので、1試合だけならともかく、格上チームに連続で勝つことは現実的に期待できる確率ではありません。

↑ 2011年はよくぞ優勝できました。

選手たちは勿論男子も女子も優勝を目指していると思いますが、現実的なワールドカップの目標ラインとしては男子がベスト16~8、女子がベスト8~4ぐらいかなと考えてます。澤穂希のいた2011年には優勝できたのにと落胆する日本人も多いですが、逆に世界が強くなる前に優勝できて良かったと考えることもできます。

 

高倉麻子が田中美南を招集しなかった理由

高倉麻子監督に対する懐疑的な声も少なくありませんでした。前任の佐々木則夫監督が結果を残しただけに高倉麻子さんには酷ですがこれは宿命です。

高倉麻子監督は今回、田中美南というベレーザに所属するなでしこ1部で3年連続得点王のFWを招集すらしなかったことがちょっとした論争になっていました。一部では田中美南が交代時に高倉監督に反論したからという説や、旦那の竹本一彦氏が読売ヴェルディのスーパーバイザーであることから、ライバルチームのエースを招集しなかった説など、憶測をよんでいます。(日テレベレーザからは多く招集されているので後者は関係ないかなと思います)

無論戦術上の理由であるのかもしれませんが、10人監督がいたら8人は招集していたであろうFWの選手を外して、得点力不足で負けてしまいました。個人的にはその責任は取るべきなのかなと思います。なんとか東京オリンピックまでにベスト4以上を狙えるチーム作りをしてほしいところです。










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