メイウェザーと試合をすることになった那須川天心ですが、試合のルールはまだ決まっていません。
キックボクシングは無理にしても、肘有りなど変則ルールであれば那須川にも勝算が出てきますがどう交渉されているのでしょうか。
試合のルール
榊原さん囲み。「天心×メイウェザーはエキシビションマッチじゃ無い。ルールはボクシング、MMAにはならない。でもバックハンドブロー1つあるだけでもボクシングじゃなくなる。ルールはあくまで設定にすぎず、とにかく『果し合い』にしたい。メイウェザー側から先にRIZIN参戦のアプローチがあった」
— BOUTREVIEW/バウトレビュー (@boutreview) 2018年11月5日
まずエキシビジョンではないようです。そこは感謝ですね。エキシビジョンならやらない方がいいです。
そしてバックハンドブローで含みを持たせてますが、主導権はメイウェザー側にあるでしょうから、最終的にはいつものボクシングルールに落ち着くんじゃないですかね。
あとは体重も懸念されます。
一応キャッチウエイト(両陣営の話し合いで体重設定)になると思いますが、そこでもメイウェザーに有利な契約になる予感がします。
まあ有利不利の話以前に、そもそもボクシングではお話にならないので、どうでもいいといえばどうでもいい些細な事かもしれません。
那須川のボクシング技術
以前ボクシング世界王者の尾川堅一(剥奪されてしまいましたが)とスパーリングしており、高画質で動画も残っています。
オフの体格は尾川選手の方が大きいですし、色々条件が厳しかったとはいえ、やはりボクサー那須川は「キックボクサーにしてはボクシングが上手い」レベルなのかなという印象です。
ただ多くのボクサーがどんなに努力してもメイウェザーと戦う事すらできないわけですから、試合を実現させた那須川はやはり持っているんでしょうね。
RIZINで勝ち続け商品価値を上げてきた事は、彼の実力だと思います。
勝敗予想
まあ予想する次元の試合でもないですよね。
限りなく100%に近い確率でメイウェザーが勝利すると誰もが思っているでしょう。多分那須川も勝てるとは思ってないです。
多少のアクシデント程度ではどうにもならない実力差があるので、お互い気が楽かもしれません。
ただとにかく試合を実現させただけで那須川は大勝利です。棚から牡丹餅的にメイウェザーがやってきましたが、この豪運を生かしてステップアップして欲しいです。
今や那須川は世界中のボクサーや格闘家から嫉妬されていると思います。
那須川がやるべきこと
ヘタに逃げ腰になって判定負け狙いだけは勘弁して欲しいです。
この試合は予定調和の展開でも楽しめる半ばお祭りの試合でもあるので、個人的には那須川には正面からぶつかってもらって興行を盛り上げて散ってもらいたいです。
今回ばかりは負けても全く価値は下がりませんし、低視聴率が続くRIZINにとってもカンフル剤を狙った興行でしょうから、ここは一つ「おもてなし」の精神でメイと戦うべきかなと思います。
総合格闘技とキックボクシング
この2競技のゴールはトップボクサーとボクシングルールで戦う事みたいになってるのはちょっと悲しいですね。
ジョンジョーンズもミオシッチもボクシングでのビッグマッチを要求してましたし、総合とキックの存在意義って一体・・・状態になってます。
UFCに限っていえば市場規模でボクシングを凌ぐ勢いですが、メイウェザーという個体が凄すぎるんですかね。
マクレガーは帰ってきてくれましたが、那須川も出稼ぎが終わったら本来の競技に戻ってきて欲しいところです。我々お待ちしています。