不祥事、事件

プライベートジェットは荷物検査無し?ゴーン逃亡 関係者とホリエモンの見解相違

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逮捕し保釈中の身であったカルロスゴーン氏が日本から出国しレバノンへ逃亡した事件で、徐々にではありますがその経緯が明らかになっています。

楽器隊に擬態した警備会社の手引きのもと、楽器用の箱に入ってプライベートジェットに搭乗し出国したと見られているのですが、ここで物議を醸しているのがプライベートジェットに対する荷物検査の有無です。箱に入っているわけですから一手間かけてチェックするだけでカルロスゴーンの日本脱出を阻止できたはずでした。これについて様々な方が見解を発信されています。

↑ ホリエモン氏。プライベートジェットを所有(6人で共同購入)されているので説得力があります。彼によると

・プライベートジェットのターミナル国内線は荷物チェック無し

・大きな荷物であっても基本的に検査しない

・国際線で羽田などちゃんとした空港から乗るとき手荷物検査はするが、楽器など荷物が大きくなると恐らく検査しない。(検査用の機械がないのではとの見解)

・日本の出入国在留管理庁のミス。

一方プライベートジェットの荷物検査については、検査するという航空関係者もいます。

NHKニュースで、プライベートジェットであっても通常の定期便と同じく乗客全員の出国審査や機内に持ち込む荷物の検査が必要であるという航空関係者の見解が紹介されていました。(ただしX線による検査は状況に応じてとの注釈も)

吉本興業闇営業事件で躍動していた猫組長氏も検査があるはずと言っています。

これらのことから推察するに、規則上はプライベートジェットの乗客であっても荷物検査することになっているものの、実際のところは荷物検査の省略が常態化していたのかもしれません。

そこのところの穴をゴーン氏逃亡を手引きしたレバノンあるいは何らかの関係者にうまく突かれてしまったというところでしょうか。この辺の不備は今回の逃亡事件を機にルール整備される可能性が高そうです。似たような構造の事件が20年前ですかね羽田空港でありました。

 

空港にはまだまだ穴がありそう

20年前の「全日空61便ハイジャック事件」では到着した後に出発口を後戻りできてしまう空港セキュリティの不備をついて犯人が刃物を機内に持ち込んでいました。

現在は到着後荷物を受け取った後はゲートに戻れなくなっています。

ゴーン氏逃亡もプライベートジェットでの搭乗ルールに一石を投じることになりそうです。今回は人は死んでいませんので、ある意味で良かったと言える日がくるかもしれません。

(ただしカルロスゴーンは日本に相当腹を立てているようなので、8日の暴露会見が成功すれば、これから日本が世界から袋叩きにされてしまう可能性もありそう。日本はうまく対応して欲しいところです)

しかし空港にこんな穴があるとは想像もしていませんでした。

空港には色々な穴がまだあるような気がします。このような不備を利用して武器や麻薬の輸入や犯罪者の逃亡などが行われていた可能性があることを考えると、恐ろしくなってしまいます。

 

ネットの反応まとめ

荷物検査の有無については見解が分かれているのが現状ですが、先述したように本当はしなければいけないけど、各種事情で検査無しが常態化していたと考えれば一応辻褄はあります。

起訴しても有罪にできないのだから日本政府が協力あるいは黙認していたのでは、弁護士もグルだった等いろいろな憶測話も飛び交っていました。事態が明らかになる日はくるのでしょうか。まずは8日のカルロスゴーン会見を待ちましょう。










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