千葉県市川市にある青果店「たじま屋」で有毒なスイセンをニラとして販売したことが明らかになっています。既に食した消費者が体調を崩したことから保健所に連絡が入り発覚したとのことです。
千葉県の回収命令、「たじま屋」の場所、ネットの反応やニラとスイセンの違い等今回の事件について紹介します。
千葉県の八百屋がスイセンをニラと間違え販売 3人が嘔吐の症状を訴えたと共同通信公式(@kyodo_official)などが報じました https://t.co/PfmmarSTh6
— Twitter モーメント (@MomentsJapan) 2019年11月26日
スイセンはヘタすると死亡してしまうので販売側は気を付けて欲しいところです。何でも「たじま屋」が近所の雑木林で収穫したとのことで、青果店が畑で栽培した野菜以外の商品を販売していたことにも驚きが広がっています。
以下千葉県HPによるこの件についての周知です。
回収対象食品
ニラとして販売された有毒植物(スイセン属)
包装形態:無包装の束(青いテープに白字で「新鮮やさい Fresh Vegetables」と記載あり)
販売日:令和元年11月11日(月曜日)から11月14日(木曜日)頃まで
販売量:9束(うち4束は既に回収又は消費済)
採取地:近隣の雑木林
販売者も「食品衛生法第6条第2号違反」として公表されています。
販売者:田島 宏
施設名:たじま屋
所在地:千葉県市川市東菅野4丁目34番9号
業種:野菜販売業
https://www.pref.chiba.lg.jp/eishi/press/2019/kaisyuumeirei/r011125.html
販売者は「田島宏」さん、住所は「千葉県市川市東菅野4丁目34番9号」です。市川市内に「たじま」なる八百屋が複数あるようなので、風評被害も発生しているようでした。
スイセンの毒はかなり強く最悪死に至ってしまいます。幸いにもスイセンを既に食べてしまった家族3人は嘔吐などの症状に苦しんだものの、現在は快方に向かっているとのことです。
過去のニラ事件史
ニラをスイセン、あるいは他の植物と間違ってしまう事例は定期的に発生しています。
今年千葉県で、ヒガンバナとニラを間違えて味噌汁に入れて食中毒になった件もある
スイセンよりヒガンバナの方が葉の形がニラに近いから、わからない時は匂いで区別するしかない
ニラは特有の匂いがするが、ヒガンバナやスイセンにはニラほどの匂いがないようだ pic.twitter.com/GsFOqL3BvZ
— 土曜の夜はパラダイス (@Dr3uPGGUnHVxIew) 2019年11月26日
生産者がニラとスイセンを間違えて出荷し、購入し食べた女性が食中毒となりました。https://t.co/JvUdnXZBXu
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年4月4日
山形県で、ネズミよけの畑のスイセン、ニラと間違えて食中毒に:朝日新聞デジタル https://t.co/f3TEmBnAnk #ニラ #スイセン
— 朝日新聞和歌山総局 (@asahi_wakayama) 2019年4月15日
ニラさんは美味しいのでこんな事件が多発しても食べるのを辞められません。消費者側でも気を付けたいところですが、販売されているものは安心という先入観があるので、調理の段階で気付くのはかなり難度が高いと思います。
ネットの反応まとめ
水仙「ニラです」
食道「よし通れ」
素人が分からずに食べるのは毎年のようにあるけど、
今回のこれは雑木林から取ってきたのを店に陳列出来るのが信じられんわ。
普通、ニラは農家が栽培したものを売るだろ。
今までどうしてたんだよ。— 死にかけ🧟♂️ゾンビ (@42kakeZombie) 2019年11月25日
売ったら分からんわな。毒キノコ然り販売物には安全が約束されている筈だという先入観があるからな
— alicia wolf🏰🕛/🍹 (@rezerbit1212) 2019年11月26日
天候の影響で、育成状況がよくないニラは、細くて柔いから、穂先もスイセンの写真みたいにバラける。
本当に分かりにくいよ、育ち具合でいくらでも姿は変わるから。
でも、八百屋がやったらアウトだよね。— tweetmeme🌐時生由仁 (@EugeneTokio) 2019年11月26日
近所の雑木林で刈り取ったものが何故青果店に…
— 𝙆-𝙏𝘼 (@Kta_Z) 2019年11月25日
青果店と生花店間違えたかな…
— 海江田オヤム (@cptkaieda) 2019年11月25日
その辺で自分で刈って来た物売るなよ。店を営業する意識も責任もなさすぎるわ。
— ダブるA (@DCN4884) 2019年11月25日
何年か1回は必ず起きるあるある案件😀✴
スイセンとニラの区別が出来ないようでは。。。
青果業失格😂😂😂
— たべべと (@tabebeto3tabi) 2019年11月25日
ニラとスイセンを見間違える八百屋なんて…それに採取したその雑木林は他人の持ち物じゃないのかい、持ち主に許可は得てるのかい。
— 太郎 (@ARIAKE1405) 2019年11月25日
客「お前らのせいか(青果)!」
店員「スイ(マ)セン」
— がっしー(かリンゴか和菓子)🍎@ご飯炊けましたbot (@you_gashi) 2019年11月26日
毎年あるよね、この事件…😑
— mika (@oliviamika) 2019年11月25日
この手のニュース多いけどニラは匂いで気付かんもんかなぁ…
— 青い流れ星 (@yubaridake) 2019年11月25日
スイセンなんかは葉の部分撫でただけで接触性皮膚炎を起こしかねないのに……
10g命の危機ですし何より体内接種からの発病までが早すぎるんですよねリコリン等のアルカロイド類、シュウ酸カルシウム……怖いです……
スーパーの方もそうですがしっかりと特有の匂い、鱗茎、葉先等で見分けましょう😔— U-Chihaya🌿 (@chihayamore) 2019年11月26日
畑で作った物でなく雑木林から刈り取ってきたとか…よくそんな品を仕入れて売りに出せましたね…
しかし…ホントに間違えたのかはたまた意図的か…🦉
— nekoren96 (@nekoren96) 2019年11月25日
これマジ死ぬから。
— 鈴菌地球人 (@znmax) 2019年11月25日
ニラとスイセンの違い
ニラとスイセン、葉の写真だけ見たらめっちゃ似てるのがお判りいただけると思います。ニラなのにニラの匂いがしないやつはやばいやつです。両方栽培する場合、可能な限り離して植えましょう。 / 千葉県市川市の八百屋でニラと間違えスイセン販売 客3人が嘔吐 #ldnews https://t.co/anMtMTGjw0 pic.twitter.com/gZRqQAIvtw
— (株)国華園【公式】🍊RT達成記念・熊本みかん特価キャンペン中! (@KOKKAEN_PR) 2019年11月26日
葉が大きく根本に大きな球根があるのがスイセン、断面図が丸いのがニラ、あとは食べて体調が悪くなるのがスイセンです。
ニラは匂いが強いので意識すれば一般人でも気付くはずですが、ニラと思い込んでいるスイセンの違和感を警戒心0の状況で察知するのはまず不可能ですかね。販売者には気を付けて頂きたいです。