爆笑問題の太田光さんとぜんじろうさんが、「どっちが先輩か」論争で揉めています。そこに至るまでには薬物問題など他のお話もありましたが、結局人間というのは「自分が舐められたら一番むかつく」生き物なのかもしれません。
おい!太田くん、さん? 総理!「水掛け論」って当事者が言うか!? 僕は、あの時の会話の記憶が鮮明にある。ハナから話が噛み合わないって宣言されたら、いくら僕みたいな『厄介な芸人』でも、返しづらいわ。でもラジオで決着つける(笑)https://t.co/31GIfnyhGF
— ぜんじろう (@zenzenjiro) 2019年4月14日
ラジオで決着付けることになるんでしょうか。どうしてこうなったかというと、
ピエール瀧逮捕を受けてテレビ局がバッシング
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ぜんじろうが物申す
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爆笑問題の太田光が番組でぜんじろうに物申す
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ぜんじろう、太田光が番組で自分を呼び捨てで呼んだ事に引っかかる
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太田光がいつもの発狂芸で噛みつく
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ぜんじろう噛みつき返す
というような流れですね。
最初はピエール瀧の逮捕や芸能界の薬物汚染、作品に罪はない論争などの話だったはずなんですが、いつの間にかぜんじろう氏と太田光氏の小競り合いになってしまいました。個人的には結構面白いと思ってます。
ただ悲しいかな、ぜんじろうはテレビもラジオもレギュラーがなく、ツイッターで発信するしかないという状態です。今のところお茶の間の視聴者は「ぜんじろうって誰?」みたいになってる気もします。ただツイッターやってて良かったですね。10年前ならこのプロレスは成立していませんでした。
どっちが先輩なのか
ぜんじろう・・・1968年1月生まれの51歳
太田光・・・1965年5月生まれの53歳
年齢では太田光が先輩ですが、彼は日本大学芸術学部を中退し1988年にコンビ結成する形で芸能界入りし、芸歴スタートしています。
(相方の田中裕二さんは太田先輩説を支持しています)
これに対しぜんじろうは、大学を2日で中退した後に上岡龍太郎さんに弟子入りしています。大学中退の年に弟子入りしたとすれば、18歳、つまり1986年度に弟子入りしています。
しかしぜんじろうが芸能事務所(吉本興業)に所属したのは、上岡龍太郎の下で修業を積んだ後なので、これが恐らくお二人の認識が食い違ってしまった一因かなと思います。
弟子入りからのカウントならばぜんじろうが先輩ですし、事務所入りを芸歴スタートとするならば太田光の方が先輩になります。※爆笑問題ファンの方から頂いた情報によりますと、コンビ結成以前に舞台などで活動されていたようです。それを芸歴にカウントするのか否かも焦点になりそう。
関東と関西の違い
あとはそもそも論として、関西が芸歴絶対主義なのに対し、関東は年齢主義なので、太田光の方が単純に年上なんだから呼び捨てで問題なしという考えはあったかもしれません。
(千原ジュニアなんかは中卒からの芸歴スタートなので、かなり年上の芸人に対しても何の抵抗もなく先輩として接していたそうですが、加藤浩次などはそれを良しとせず、かつては険悪なムードであったそうです。)
どっちが先輩なのか
ぜんじろうが先輩だと思います。
ぜんじろうは活躍の場を求めて海外にいっていた期間も長いので、犯罪の時効のように、海外にいっていた期間は芸歴が進行しないルールがあれば逆転するかもしれませんが、そんなのあるわけありません。
で芸歴スタートに関しては、事務所に所属していなくても、恐らくは弟子入りしていれば、「お笑い芸人」としての生活は開始されていますので、日ごろ「お笑い芸人」を自負している太田光さんにとっては、無視できない期間のはずです。
お二人はどうやらじきに爆笑問題のラジオで共演するようなので、楽しみですね。まあ80%プロレスなので「頭売ったのか?」「それはお前だろ」みたいな言い合いで終わると思います。
ナイナイの岡村隆史さんはぜんじろう先輩を支持。
第三者も応援
ぜんじろうに“強力援軍”高須院長が爆問・太田呼び捨て問題参戦「先輩の意地を見せて」にヤル気満々(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース https://t.co/JvOgLQCbhm @YahooNewsTopics
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2019年4月15日
太田さんに呼び捨てにされて怒るぜんじろうさんは器が小さいだと?あのね、人間の殆どは器が小さいの。だから大きい人は尊敬されるの。女優なんて名前のクレジットの順番だけで出演するのしないのと騒ぐ。役者もギャラがあいつより安いのなんのと騒ぐ。スーパーで10円釣りが少なくても怒るでしょ。
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月9日
ぜんじろう氏の件その1。彼の発言を非難するのは自由。だが売れていないくせに、三流芸人は間違い(太田さんのは愛情)。確かにテレビでは売れていない(でも若い頃ゴールデンのメインを張っていた)。でもテレビに出ていなくても凄い芸を持ってファンに支持されている芸人は沢山いる。続く
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ぜんじろう氏の件その2。落語家でも歌舞伎役者でも演劇人でもテレビ以外で活躍している人は沢山いるのだ。テレビに出ていないから売れていないと罵声を浴びせるのは己の無知をさらけ出していることになる。人を非難する場合はきちんと調べるのが礼儀です。続く
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ぜんじろう氏の件その3。彼にスタンダップ喜劇を勧めたのは談志だ。レニーブルースになれ!という言葉を彼にあげたのだ。それから外国語を猛勉強して単独で世界に渡り数々の舞台を踏み今では引っ張りだこ。日本のマスコミは知らないだけ。そりゃ知らないよ志らくの芸術祭受賞も知らないんだから。続く
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ぜんじろう氏の件その4。現在彼は私の年に一回の演劇に出演している。太田さん曰く厄介な奴という噂ではあったが世界を周り私がいうのも変だが大人になり真摯に演劇に取り組んでくれている。舞台にかける姿勢は一流芸人だ。厄介な落語ファン相手に笑いもきちんと取っている。続く。
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ぜんじろう氏の件その5。去年の芝居ではブゥドー教の呪いの踊りを踊る場面で彼は歯をカタカタならすプランを持ってきた。それが狂気に見えて客は震えたのだが、千秋楽に彼は言った。差し歯が二本折れてしまったと。そのくらい役に打ち込む役者なのだ。続く。
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ぜんじろう氏の件最後。彼は私にとって大切な仲間です。
— 志らく (@shiraku666) 2019年4月11日
ラジオはいつなのか
爆笑問題のラジオ「爆笑問題カーボーイ」は現在毎週火曜日の25時からです。そう本日ですね。ぜんじろうさんもスケジュールを空けて待機しているはずです。
吉本興業がどうのこうのいってたので、もしかしたら来週かもしれません。ぜんじろうさんも一度は売れかけた芸人さんなのでテレビへの未練も多分まだあるんでしょうね。先輩の意地に期待しています。