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大谷翔平は松井秀喜を全く超えてない MLBを甘く見るメディアへ喝だ!

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大谷翔平と松井秀喜の比較について

最近よく日本のメディアや掲示板などで、「大谷がもしフル出場していたら」という仮定の話で松井越えされてしまってるんですが、さすがに松井秀喜が甘く見らすぎて若干歯がゆかったのでこの記事を書くに至りました。

こういうやつ

大谷にはロマンがあるのでそれをやりたくなる気持ちは分かります。ただこの比較は最低限の注釈を入れて欲しい事もあります。

 

大谷が全打席にたったら

これから改善されると期待はしていますが、現段階では左投手を全く打てていません。

今シーズンは60打数と分母は少ないですが、10安打で0本塁打2打点、打率.167で基本的に左投手の時はお休みなので、大谷が全打席打席に立ったらという仮定は、ほぼ全員が右投手と対戦するというあり得ない仮定になってしまってます。

なのでこの仮定は、「左打者は弱点」である事をしょっぴいて考えるか、せめてその注釈を入れるかしないと成立しないです。

もっと言うと、全打席に立てばその分疲労も蓄積していくでしょうし、何より大谷の場合怪我なくフルシーズン稼働できるのかという大きな課題も抱えています。

(二刀流は確かに負担が大きいでしょうが、単純な稼働量でいうと現状は一刀流のレギュラー選手に全く及びません。)

 

フライボール革命

あと近年はフライボール革命がおこり、去年は6105本と史上最多のホームランが飛び出す等、MLB全体の本塁打数は増え続けています。当然大谷もその恩恵に肖っているでしょうから、全体数というよりも突出率で考えた方がより公平です。

(更に松井秀喜の時代はステロイド全盛期でした。)

そして現実的な話をすると、大谷は守備をしないDH限定野手であり、そこにはプホルスという当面使わざる得ない選手もいるので、仮定というより実は妄想に近い話でもあります。

 

大谷は松井秀喜以上です

と、散々言ってきましたが、そうはいっても私も大谷は松井以上のポテンシャルを持った打者だと思っています。

松井と同時代にいたホームランバッターのAロッドやラミレスらとは明らかにパワーに差がありましたが、大谷とトラウト、ハーパーを比べてもパワーだけなら負けているように見えないです。

(あくまでホームランバッターとしての比較です。松井は率もある程度残せましたので、打者として考えるとまだ分からないです。ただスケールは大谷のほうが大きいです。)

まだ規定打席に1度も到達していない大谷なので、現時点で松井を超えたとか言ってるのがただのニワカファンですが、超える可能性が高い、期待してもいい、という評価であればすごくしっくりきます。

 

松井秀喜は舐められすぎ

どうも松井秀喜って日本人に舐められている気がします。

長嶋茂雄とセットで受賞した国民栄誉賞でもやたら叩かれていましたけど、あれは長嶋に賞を上げるタイミングに使われた側面が大きいですし、そもそも国民栄誉賞は元々今の国民が思っているような格式高い賞ではないです。

そしてメジャーリーグでの実績も「打撃」だけに限定するならイチローと遜色のない「能力」だったとセイバーが物語っています。

(ただし蓄積系の数字では打撃限定でも遥かに劣るので、どこまでを能力と考えるかは人によるかもしれません。多くの打席に立ち続けるのも能力の一つです。ただ松井とイチローの打席数の差は守備走塁の差だと思っているので、私は打撃能力に置いては同格だと分析)

ケガがなければ2割9分、本塁打25本ぐらいを期待できるの良打者でした。(怪我がなければというのはたらればですが、大谷が全打席にたったらも同様)

 

野球ファンの反応

 

まとめ

松井はライト方向に引っ張るホームランを、大谷はセンターからややレフトよりに叩きこむホームランを得意としています。

(というかお互いほぼそれだけ)

両方できるに越したことはないですが、急激にアジャストしようとすると長所も消えてしまうので難しいところですね。ただどちらが難しいかといえば多分大谷の流し打ちホームランのほうが難しいですし、なにより彼には若さというこれ以上ない武器もあるので、これからメジャーリーグでのホームラン王のタイトル獲得に期待したいです。










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