エンゼルス大谷翔平選手は果たして新人王を取れるのか。日本ではそんな話がチラホラされるようになりました。
大谷翔平の新人王争いに注目 15号で有力候補に https://t.co/cNyUJDwC94 pic.twitter.com/gZr2LjHgHZ
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2018年8月29日
ながら観戦ではあるものの、長い事メジャーリーグを見てきた私がここに断言します。大谷翔平は新人王ほぼ当確です。
大谷選手が新人王を取れなかったら、おケツに「ショウヘイ」とタトゥーを入れてパンツ一枚で渋谷のスクランブル交差点を横断しても良いです。それぐらい大谷新人王には自信があります。
その理由や、現段階で新人王レースのライバルとなっている選手を紹介したいと思います。
新人王レースのライバル
現時点でほぼ3人に絞られています。
トーレス(ヤンキース)、アンドゥハー(ヤンキース)、大谷翔平(エンゼルス)の3人の中から選ばれます。これは確実です。
他にもデビルレイズのヤーブロー投手などが好成績ですが、上記3人にはセイバーで劣っているので、ないでしょう。
そしてトーレスもアンドゥハーも素晴らしい選手ですが、現段階で8割~9割で大谷選手が選ばれると踏んでいます。
まず打撃成績ですが、
トーレス 329打数 打率.271 20本塁打 OPS.838 5盗塁 (遊撃手)
アンドゥハー 466打数 打率.300 22本塁打 OPS.861 2盗塁 (三塁手)
大谷翔平 233打数 打率.275 15本塁打 OPS.897 6盗塁 (DH)
これだけ見ると明らかにアンドゥハーかトーレスですが、大谷は投手でも加点があります。
投手大谷はほとんど投げてないとはいえ、防御率3.10 49イニング 4勝1敗とそこそこの成績なので、合算して新人王に近づくはずです。投手と打者はwarで比較することができますので、ざっくり見てきます。
war
warはそれぞれ、トーレスが2.4、大谷が2.9、アンドゥハーが3.9。
アンドゥハーとトーレスは守備をしていますが、大谷はDHなのでそこはネックです。結局大谷選手の場合投手としてほとんど投げていないので、二刀流と言いながら現状は違う刀を使い分けている一刀流に過ぎません。
しかしそれでも私は大谷が新人王をとると思っています。それは何故か。
イチローのMVP
イチローが初めてMLBに行った2001年ですが、イチローは新人王だけでなくリーグMVPも受賞できました。
リーグMVPは優勝チームから選ばれるのが慣例だったので、その年地区優勝したマリナーズ(その時だけ強かったんです><)からイチローが選ばれたわけですが、実はチームメイトのブーンのほうが成績では上で、MVPもブーンが相応しいのでは?という意見もありました。
ただそれでもイチローがMVPに選ばれました。
何故かというと、メジャーリーグはこういった類の選出をするとき、思いの外インパクトを重要視しますし、何より外国人にとても寛容です。2009年のワールドシリーズでも松井秀喜をMVPに選びましたし、公平どころかやや大目に見てくれてる節まであります。
2001年のイチローは数字もそうですが、とにかくインパクトがありました。
そして我らが大谷翔平も、二刀流で物凄いインパクトを与えているはずなので、数字では拮抗していても、新人王には選んでもらえると思います。
もう投げさせるな
ただ懸念材料もありまして、エンゼルスのソーシア監督が、投手として大谷を起用してきたら危ないです。
怪我もそうですし、そこで炎上しようものなら相当印象が悪くなってしまいますので、今季投げてもエンゼルスはもうワイルドカードも厳しいですし大谷も万全ではないので良い事はありません。
新人王に近づくことはなくても、遠ざかってしまう可能性はあるので、これはソーシア監督辞めて頂きたいです。
対左投手での起用法
対左投手の成績は、現時点で60打数10安打0本塁打2打点、打率.167
右投手相手と比べると信じられないぐらい低迷しています。ただソーシア監督は左投手相手だとあまり使う気が無いようなので、新人王レースに関してはそれほど心配する必要はないのかなと思ってます。
ただ来期以降の事を考えると、本当は新人王なんて通過点は無視して、積極的に起用して欲しいんですけどね。チームは終戦しているはずなので、なぜ頑なに大谷を引っ込めるのか、そこはちょっと理解不能です。
(大谷の成長は来期以降のエンゼルスにとって大きいでしょうし)
まあソーシア監督は今年で退任の危機でもあるので、大谷の起用どころじゃないのかもしれないですね。開幕前は優勝も狙える戦力だったはずなんですが、先発ローテの一角が計算できなくなったり、フタを空けてみれば弱小チームになってしまいました。
ポストシーズンは本当に面白いので、チーム成績は来年以降に期待したいと思います。
大谷ファンの期待
大谷は打率280 18本
投手で5勝なんとか達成してくれれば新人王いける— マーベリック11⊿ (@maverick1146) 2018年8月26日
大谷翔平が新人王最有力!? 米データサイトが賞レース予想で断トツ本命推し https://t.co/XmVQ4rLzxB
— むっつ (@tsandisma1jb) 2018年8月20日
アメリカのファンに「大谷新人王だろ」みたいなこと言われてて嬉しいですね
— やきゅせん@G党 (@yakyu_sen) 2018年8月26日
話題性だと大谷君だけど、
今のペースで行ったらア・リーグ新人王は、アンドゥハーかヤーブローかな
野手面は現状維持でいいとして、大谷君が9月から投手面で盛り返したら十分チャンスある
でも今後のキャリア考えたら出来れば投げて欲しくない
— Cliff Reyes (@CliffReyes7) 2018年8月22日
まとめ
アメリカでは野球が不人気です。
放映権バブル(実際に見ている人は少ないですが、海外ドラマなどのおかけでMLBチャンネルも渋々契約しているだけ)で年俸こそ高いですが、視聴率はワールドシリーズでも一桁ってことがザラなので、日本人が思っている以上に人気はないです。
ただ大谷翔平のインパクトは本当に凄くて、全米が注目は完全にウソですけども、二刀流やアジア人ということで野球ファン以外にも注目されるような要素を持っていて、MLB側も新人王をあげて箔を尽かせるぐらいのことはしてくれるんじゃないかなと思ってます。
新人王レースどうなるのでしょうか。ヤンキースとエンゼルスの動向に注目しましょう。